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クルクマの育て方

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学名…Curcuma petiolata
和名…キョウオウ
別名…ハナウコン
科名…ショウガ科
属名…ウコン属(クルクマ属)
原産国…マレー半島
花色…ピンク、白
草丈…30㎝~100㎝
日照…日なた
難易度…星星星
USDA Hardiness Zone:8 to 10

クルクマの特徴

クルクマ

クルクマの仲間は、マレー半島を中心に約50種が分布する球根植物で多年草です。
薬用植物として有名な「ウコン」もこのクルクマ属に属する植物です。
観賞用として栽培されるのは、主にクルクマ・ペティオラータ種(Curcuma petiolata)とクルクマ・シャローム(C. alismatifolia)種です。
切り花としての需要がほとんどでしたが、近年では花壇に植えたり、鉢花として流通するようになっています。

日本への渡来は18世紀初頭で、沖縄や九州で栽培されていたようです。
観賞用として広く知られるようになったのは1990年の大阪花博がきっかけです。

花期は6月~10月。
花弁のように見える色づいた部分は、苞(ほう)と呼ばれる蕾を包んでいた特殊な葉です。
花はその苞の下に隠れるように小さく咲いています。
重なった苞がトーチのような独特の形状で、印象的な植物です。
花は一週間ほどで咲き終わりますが、苞は一か月ほど色づいたまま美しい姿を保ちます。
花色はピンクの他、白。

▼クルクマの花

クルクマ

葉は先の尖った長楕円形で、カンナに似ています。

▼クルクマの葉

クルクマ

熱帯植物のため耐暑性は抜群ですが寒さには弱く、冬場は室内で管理するか球根を掘り上げて冬越しします。
冬の寒さにだけ気を付ければ、病害虫の心配もほとんどなく、美しい花を咲かせてくれます。

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クルクマの育て方

クルクマ(ハルウコン)の育て方

栽培環境

日当たりが良く水はけの良い、肥沃な土壌が適しています。
半日蔭程度の日照でも育ちますが、日照時間が足りないと花付きが悪くなります。
出来るだけよく日の当たる場所で育てて下さい。

冬越し

寒さには弱く、気温が10℃を下回ると枯死する危険性があります。
暖地であっても冬場は室内に取り込むか、球根を掘り上げて保管した方が安全です。

球根の掘り上げ

秋になって葉が枯れ始めたら水やりを止め、霜が降る前に球根を掘り上げて下さい。

クルクマの球根は少し変わった形をしていて、丸い球根の下から根のようなもので小さな球根がいくつかぶら下がっています。
この小さな球根は水球(ミルクタンク)と呼ばれるもので、クルクマの生育に必要な養分を蓄えています。
切り離さずにそのまま保管して下さい。

掘り上げた球根は水洗いをして日陰で乾かし、バーミキュライトなどに埋めて箱や袋に入れて保管します。
最低でも5℃以上が保てる場所で、時々カビが発生していないかチェックしてみて下さい。

水遣り

生育期間中は乾燥を嫌います。

庭植えの場合は、夏場に乾燥が続くようなら水やりをして下さい。
鉢植えの場合は、用土の表面が乾いたらたっぷりと。
鉢を夏に日なたで管理している場合は、特に水切れに注意して下さい。

肥料

庭植えの場合は、用土に腐葉土や堆肥を混ぜ込んでおきます。
さらに元肥として、緩効性肥料も混ぜておきます。
追肥は芽が伸び始めてから秋までの間、緩効性化成肥料を定期的に施して下さい。

鉢植えの場合も同様で、春から秋までの間に緩効性化成肥料の置き肥をし、花がよく開花している時期は液体肥料も併用します。

植え付け・植え替え

適期は4月下旬~5月ですが、植え付け時に気温が低いと発芽が遅れてしまうので、しっかりと暖かくなってから植え付けて下さい。
球根の上下は、丸い球根が発芽する球根で上、伸びた根の先についたミルクタンクが下です。

植え付け

庭植えの場合は、用土に腐葉土や堆肥、緩効性肥料を混ぜ込んでおきます。
株間は15㎝以上で、覆土は球根の頭から5㎝程度です。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使うか、赤玉土(小粒)7・腐葉土3などの配合土に緩効性肥料を混ぜ込んで土を作ります。
5~6号鉢に1球が目安で、覆土は3㎝程度です。

芽が出る前は、多湿、多肥にすると球根が腐ってしまう場合があります。
水やりは土が湿る程度にして下さい。

植え替え

室内で冬越しをした株は春に植え替えを行います。
球根についた土を落とし、新しい用土で植え付けて下さい。

増やし方(分球)

分球で増やすことが出来ます。

分球

生育状態が良ければ、秋に掘り上げる頃には3~4球に増えています。
伸びた根の先についたミルクタンクを取らないように注意して分け、植え付けて下さい。
ちなみに、ミルクタンクだけを植えても芽はでません。

病気・害虫

病害虫の発生はほとんどありません。

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