ガーデニングの図鑑

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葉牡丹(ハボタン)の育て方

更新日:

学名…Brassica oleracea var. acephala
和名…葉牡丹(ハボタン)
科名…アブラナ科
属名…アブラナ属(ブラシカ属)
原産国…ヨーロッパ
葉色…紫、白、クリーム色、ピンク
草丈…20㎝~80㎝
日照…日なた
難易度…星
USDA Hardiness Zone:

葉牡丹(ハボタン)の特徴

葉牡丹(ハボタン)

ハボタンは、地中海沿岸に野生するブラッシカ・オレラケア種(chou commun, Brassica oleracea)の変種で多年草です。
このブラッシカ・オレラケアの変種にはキャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、ケールなどがあります。
日本へは食用としてケールまたはキャベツが、鎌倉時代中期~江戸時代初期の間に渡来し、その後、江戸時代中期になってから葉色を楽しむ現在の「ハボタン」の作出、品種改良が行われてきたとされています。

観賞期は11月~3月。
幾重にも重なる色づいた葉が大輪の花のように美しい植物です。
外側は緑、中心は白、クリーム色、紫、ピンク。
春になると茎が伸びて菜の花のような黄色い花を咲かせます。
草姿が乱れてしまうので、多くはその前に処分されてしまいますが、多年草として育てれば、伸びた枝が分枝し、それぞれの先端にハボタンが付いた「踊りハボタン」になります。
※高性種は1年目から踊りハボタンに仕立てることも可能です。

葉牡丹(ハボタン)の主な園芸品種

東京丸葉系(江戸葉牡丹)

江戸時代から東京で品種改良が行われてきた、最も古い歴史のある系統。
やや草丈が高く、キャベツのように葉が丸いのが特徴です。
江戸葉牡丹とも呼ばれています。

名古屋ちりめん系

縮葉ケールとの交配によって明治時代に名古屋で作出された系統。
葉の縁がフリルのように細かく波打ち、華やかです。

大阪丸葉系

戦後に大阪で作出された系統。
葉の縁が緩やかに波打ち、色彩が鮮やかです。
「東京丸葉系」と「名古屋ちりめん系」の中間型。

さんご系

葉牡丹(ハボタン)

1977年に発表された、切葉ケールと丸葉系を交配したものに、さらに丸葉系を掛け合わせた品種。
深い切れ込みのある葉と、長い観賞期間が特徴です。

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葉牡丹(ハボタン)の育て方

葉牡丹(ハボタン)の育て方

栽培環境

日当たりの良い場所が適しています。
寒さに当たることで美しい色が発色します。
室内や温室では葉が綺麗に色づかないので注意して下さい。

冬越し

耐寒性は強く、対策なしで冬越し可能です。
ちりめん系はやや耐寒性に劣るので、強い霜や凍結に注意して下さい。

水遣り

庭植えの場合は、根付けばほぼ降雨のみで大丈夫です。
ひどく乾燥が続くようなら水やりを。

鉢植えの場合は、用土の表面が乾いたらたっぷりと。

肥料

窒素分の多い肥料を与えると発色が悪くなるので、肥料は三要素がバランス良く含まれたものを使用します。
また、色づき始める10月下旬以降に土に肥料分が多く残っていると、綺麗に色づきません。
10月以降は肥料を与えないようにして下さい。

庭植えの場合は、植え付け時に緩効性化成肥料を置き肥します。
追肥の必要はありません。
鉢植えの場合も同様です。

植え付け、植え替え

植え付け

適期は9月下旬~11月です。

庭植えの場合は、あらかじめ用土に苦土石灰、腐葉土、緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。
鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使うか、赤玉土(小粒)6・腐葉土3などの配合土に緩効性化成肥料を混ぜ込んで土を作ります。

植え替え

鉢植えで踊りハボタンに仕立てる場合は、花後に植え替えを行います。
根鉢を軽く崩して、新しい用土に植え付けて下さい。

踊りハボタンの仕立て方

花が終わったら、鞘が膨らみ始める前に花茎を切り取ります。
切り口が濡れると腐りやすいので、アルミホイルなどで覆って雨に濡れるのを防ぎます。
新しく芽が出て来たら、小さな芽は取り除いて下さい。
5月~9月頃まで緩効性化成肥料を定期的に置き肥して、生育を促します。
枝を整えて、好みの形に仕立てて下さい。

増やし方(種まき)

種まきで増やすことが出来ますが、多くの場合、自家採取した種では親株と同じ草姿には育ちません。
これは、流通している苗や種の多くが、一代交配種のためです。

種を採取する場合

花後に鞘が出来ます。
種が熟すと鞘が黄色く変色してきます。
放置しておくと鞘が弾けて種が落ちてしまうので、鞘が乾燥し始めたら花茎ごと採取して下さい。
紙袋などに入れて乾燥させると、袋に種がたまります。
採取した種は、紙袋などに入れて、さらに乾燥剤を入れた密閉容器に入れて冷蔵庫などで保管して下さい。

種まき

適期は7月~8月です。

暑い時期に種を蒔くので、種まき用土は新しいものを使って下さい。
箱まきで、覆土は3㎜程度。
水やりをしたら、発芽までは明るい日陰で管理します。
発芽がそろったら速やかに日なたに移動して下さい。

本葉が2~3枚程度になったらポット上げし、根が回ったら定植します。

病気・害虫

アオムシが葉を食害することがあります。
見つけ次第捕殺して下さい。
防虫ネットやオルトラン粒剤などで、あらかじめ予防しておくのも効果的です。

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