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クフェアの育て方

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学名…Cuphea
科名…ミソハギ科
属名…タバコソウ属(クフェア属)
原産国…熱帯~亜熱帯アメリカ
花色…ピンク、白、赤、オレンジ
樹高…30㎝~100㎝
日照…日なた~半日蔭
難易度…星星
USDA Hardiness Zone:品種の項目参照

クフェアの特徴

クフェア

クフェアは、熱帯アメリカから亜熱帯アメリカにかけて約260種が分布するミソハギ科タバコソウ属(クフェア属)の植物です。
その形態は一年草から多年草、低木まで多岐に渡りますが、花の美しい幾つかの種が観賞用として栽培されています。
栽培される種は大きくなっても100㎝程度で、低木であっても、多年草または一年草のように扱うことが出来ます。

主に栽培されるのは、メキシコ原産のクフェア・ヒッソピフォリア種(Cuphea hyssopifolia)、イグネア種(C. ignea)、ミクロペタラ種(C. micropetala)などです。
日本へは明治から大正時代にかけて渡来しています。

クフェアの花期は5月~10月。
気温さえあれば周年開花します。
花姿は品種によって異なり、小さな6弁花や個性的な筒状花を咲かせる品種があります。

熱帯植物のため、耐寒性は高くありません。
品種によっては、暖地であれば霜除けを設置して戸外で冬越しすることもありますが、確実な方法ではありません。

クフェアの主な品種

クフェア・ヒッソピフォリア(Cuphea hyssopifolia)

クフェア

USDA Hardiness Zone:9 to 11

メキシコ、グァテマラ、ホンジュラスに分布する常緑性低木です。
メキシコハナヤナギの和名を持ち、ヒソピフォリアの名前で流通することもあります。
クフェアの中で最も親しまれている品種で、樹高90㎝程度に成長します。
小さな照り葉が美しく、株は横に広がります。
花色は濃いピンク、薄桃、白。
寄せ植えにもよく利用されています。

管理人宅(中国地方平野部、最低気温-3℃、積雪無し)では、霜除けを設置して戸外で冬越ししています。

クフェア・イグネア(C. ignea)

クフェア・イグネア

USDA Hardiness Zone:10 to 12

メキシコ、西インド諸島に分布するクフェアで、ベニチョウジの和名を持ちます。
花に見える部分は筒状のガクで、花弁は退化しています。
ガクの長さは3㎝前後。
ユニークな花姿が印象的な品種です。

本来は常緑性の低木ですが、園芸的には一年草として扱われることもあります。

クフェア・ミクロペタラ(C. micropetala)

クフェア・ミクロペタラ

USDA Hardiness Zone:8b to 11

メキシコに分布するクフェアでハナヤナギの和名を持ちます。
オレンジと黄色のツートンカラーになる筒状のガクが個性的です。
ガクの長さは3㎝前後。

クフェア ‘タイニーマイス’ (Cuphea × purpurea 'Tiny Mice')

クフェア ‘タイニーマイス’

USDA Hardiness Zone:Not Applicable

中南米原産のクフェアの種間交雑による園芸品種です。
「クフェア・プルプレア」の名前でも流通します。
筒状のガクの先端が反り返り、赤と濃い紫のビビットなコントラストが美しい品種です。
品種名の「タイニーマイス」とは「小さなネズミたち」という意味で、このガクの形に由来します。

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クフェアの育て方

クフェアの育て方

栽培環境

日当たりを好みますが、半日蔭の場所にも適応します。
よく日の当たる場所の方が花付きが良いので、可能であればよく日の当たる場所で育てて下さい。

冬の管理を考えれば、鉢植えの方が適しています。
庭植えにする場合は、秋に掘り上げて鉢上げをし、室内で管理して下さい。

冬越し

耐寒温度は品種によってやや異なりますが、概ね寒さに弱い性質です。
ヒッソピフォリア種やミクロペタラ種は暖地であれば戸外で冬越しすることもあります。
最低気温-3℃程度の管理人宅では、ヒッソピフォリアが霜除けを設置した戸外で冬越しをしていますが、確実な方法ではありません。
秋になったら室内に取り込んだ方が安全です。

庭植えの場合は、秋になったら株を掘り上げて鉢上げをするか、挿し木株を作って冬越しをさせます。
室内ではよく日の当たる明るい場所に置き、やや乾燥気味に管理して下さい。
気温があれば冬の間も花を咲かせます。

水やり

庭植えの場合は、ほぼ降雨のみで大丈夫ですが、夏場に酷く乾燥するようなら水やりをして下さい。
鉢植えの場合は、用土の表面が乾いてからたっぷりと。

肥料

庭植え、鉢植え共に、5月~9月の生育期に、緩効性化成肥料、または液体肥料を定期的に施します。

植え付け、植え替え

適期は4月~6月です。

植え付け

庭植えの場合は、用土に腐葉土を混ぜ込んで水はけの良い環境を作って下さい。
さらに元肥として、牛糞堆肥などを混ぜ込んでおきます。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使うか、赤玉土(小粒)7・腐葉土3などの配合土に緩効性化成肥料を混ぜ込んで土を作ります。

植え替え

鉢植えの場合は、根詰まりをすると生育に影響するので、1~2年に一度、植え替えを行います。
根鉢を軽く崩して傷んだ根があれば取り除き、一回り大きな鉢に植え替えて下さい。

庭植えの場合は、特に植え替えの必要はありません。
冬越しで株を掘り上げる場合は、遅くとも10月中には掘り上げて下さい。

切り戻し、剪定

枯れた枝や不要な枝があれば切り戻して下さい。
伸びすぎているようであれば、剪定を行います。
春から秋の生育期間中であれば、いつでも可能なので、好みの高さで剪定して下さい。

増やし方(挿し木)

挿し木で増やすことが出来ます。

挿し木

気温が高ければいつでも可能です。
枝を5~7㎝程度の長さに切り取って挿し穂にします。
下部の葉を取り除き、水揚げをしてから挿し木用土に挿して下さい。
明るい日陰で水を切らさないように管理して発根を待ちます。
発根までには1か月ほどかかります。

病気・害虫

病害虫の心配はほとんどありません。
風通しの悪い場所で育てていると、アブラムシが発生することがあるので、風通しの良い環境で育てて下さい。

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