宿根草・多年草、一年草・二年草の草花、庭木などガーデニング植物の特徴、育て方、増やし方などについて紹介しています。

ガーデニングの図鑑

ベロニカの育て方

学名…Veronica
和名…ルリトラノオ
別名…スピードウェル
科名…オオバコ科
属名…クワガタソウ属(ベロニカ属)
原産国…ヨーロッパ、アジア
花色…青、紫、ピンク、白
草丈…10㎝~100㎝
日照…日なた~半日蔭
難易度…星
USDA Hardiness Zone:4 to 8(品種によりやや異なります)

ベロニカとは

ベロニカ

ベロニカは、ヨーロッパ、アジアを中心に約250種が分布するオオバコ科クワガタソウ属(ベロニカ属)の一年草、または多年草です。
花の美しい幾つかの種が観賞用として栽培されており、「ベロニカ」として流通しています。
多数の園芸品種がありますが、大別すると立ち性で穂状に花を咲かせる品種と、ほふく性で小さな花をポツポツと咲かせる品種に分かれます。

花期も品種によって春咲き、夏咲き、秋咲きとあります。
多くの品種は花期が長く、寒さ暑さに強いのが特徴です。
花色は青、紫、ピンク、白。

涼しげな花色と整った草姿が魅力の植物です。
育てやすい品種が多いのも人気の理由で、ボーダーガーデンなどに多用されます。
※流通する品種のほとんどは多年草です。

ベロニカの主な品種

ベロニカ・ロンギフォリア(Veronica longifolia)

ベロニカ・ロンギフォリア

USDA Hardiness Zone:4 to 8

セイヨウルリトラノオの和名を持つベロニカです。
分布域はカザフスタン、キルギスタン、中国、ロシア、ヨーロッパにあり、牧草地や針葉樹林の中などに自生しています。

花期は7月~9月で、茎の上部に穂状の花序を出し、小さな花を多数咲かせます。
基本種の花色は藤紫ですが、濃い紫や白花の品種もあります。

大型種で草丈は50~120㎝程度に成長します。

ベロニカ・スピカータ(Veronica spicata)

ベロニカ・スピカータ

USDA Hardiness Zone:3 to 8

ヨーロッパ北部からアジアに分布するベロニカです。

花期は7月~9月で、穂状の花序に小さな花を多数咲かせます。
中型種で、草丈60㎝程度に成長します。
多くの園芸品種があり、矮性種も流通しています。

ベロニカ・オーストリアカ(Veronica austriaca)

ベロニカ・オーストリアカ

USDA Hardiness Zone:4 to 8

ヨーロッパの温帯地域、東アジアに分布するベロニカです。

花期は6月~7月で、穂状の花序に星形の花を多数咲かせます。
中型種で草丈50~80㎝程度に成長します。
花付きが良く、株はこんもりと茂ります。

ベロニカ ‘ロイヤルキャンドル’ (Veronica ‘Royal Candle’)

ベロニカ ロイヤルキャンドル

USDA Hardiness Zone:3 to 8

穂状に花を咲かせる矮性種です。
花期は5月~9月で、草丈は30~40㎝程度に成長します。
鮮やかな青紫の花穂と締まった草姿が魅力です。

ベロニカ ‘オックスフォードブルー’ (Veronica peduncularis ‘Oxford Blue’)

ベロニカ・オックスフォードブルー

USDA Hardiness Zone:6 to 9

ほふく性のペドゥンクラリスの園芸品種です。
地面を這うように横に広がるので、グランドカバーとしてもよく利用されます。
鮮やかな青紫の小花を咲かせ、冬には葉色がブロンズ色になる美しい品種です。

⇒オックスフォードブルーの詳しい育て方はこちら

これらの他にも数多くの園芸品種が流通しています。

クワガタソウ属とルリトラノオ属

クワガタソウ属(ベロニカ属)の中で密生した穂状の花序を付けるものをルリトラノオ属として分離する説もあります。
その分類に従うと、青い花穂を立ち上げるロンギフォリアやスピカータはルリトラノオ属、オーストリアカやオックスフォードブルーはクワガタソウ属ということになります。

ベロニカの育て方

ベロニカの育て方

栽培環境

日当たりが良く、水はけの良い場所が適しています。
明るい半日蔭でも育ちます。

夏越し、冬越し

夏越し

概ね暑さには強い性質です。

品種によっては高温多湿が苦手なものもあるので、その場合は夏の間は半日蔭に移動するか遮光します。
暑さが苦手な品種で庭植えの場合は、暖地では明るい半日蔭(午後からの西日が当たらないような場所)に植えて下さい。

冬越し

寒さには強い性質です。
特に対策無しで冬越し可能です。
休眠に入るころに茎が枯れて株元に新しい芽が出て来るので、枯れた茎を切り取って下さい。
地面が凍るような寒冷地では、腐葉土などでマルチングして凍結対策をして下さい。

※寒さに弱い品種もあります。

水やり

庭植えの場合は、一度根付けばほぼ降雨のみで大丈夫です。

鉢植えの場合は、用土が乾き始めたらたっぷりと。
夏場は乾燥に気を付けて管理して下さい。
水切れすると下葉が枯れ込んでしまいます。

肥料

鉢植え、庭植え共に春と秋に緩効性化成肥料を置き肥して下さい。

植え付け、植え替え

適期は3月~4月、9月下旬~11月上旬です。

植え付け

庭植えの場合は、用土に堆肥や腐葉土を混ぜて込んでおきます。
鉢植えの場合は、市販の草花用培養土か、赤玉土7・腐葉土3などの一般的な配合土に植え付けて下さい。

根付くまでは乾燥に注意して下さい。

植え替え

成長が早いので、鉢植えの場合は毎年植え替えを行います。
根鉢を崩して一回り大きな鉢に植え替えるか、株分けを行います。

庭植えの場合は、株が込み合って来たら株分けを兼ねて植え替えを行って下さい。

花がら摘み

花穂の花が終わったら、花茎の付け根から切り取ります。

増やし方(株分け、挿し芽)

株分け、挿し芽で増やすことが出来ます。

株分け

株が大きくなったら株分けで増やすことが出来ます。
適期は3月~4月、9月下旬~11月上旬です。
あまり小さく分けず、どの株にも芽が付くように分けて植え付けて下さい。

挿し芽

適期は5月~6月と9月~10月です。
挿し穂には、花芽でない若い芽か、1節ずつ切り分けたものを使います。
挿し木用土に挿して、発根までは明るい日陰で水を切らさないように管理して下さい。

病気・害虫

アブラムシ

生育中はアブラムシが付きやすいので、見付け次第駆除して下さい。

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