ガーデニングの図鑑

宿根草・多年草、一年草・二年草の草花、庭木などガーデニング植物の特徴、育て方、増やし方などについて紹介しています。

一年草・二年草

ジニア(ヒャクニチソウ)の育て方

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学名…Zinnia
和名…百日草(ヒャクニチソウ)
科名…キク科
属名…ヒャクニチソウ属(ジニア属)
原産国…南北アメリカ
花色…黄、赤、ピンク、白、オレンジ、緑、複色
草丈…15㎝~100㎝
日照…日なた
難易度…星
USDA Hardiness Zone:2 to 11

ジニア(ヒャクニチソウ)の特徴

ジニア(ヒャクニチソウ)

ジニアの仲間は、南北アメリカに約20種が分布するキク科の植物です。
多くの種はメキシコを中心とした中米、または北米に分布する一年草で、南米にも数種の分布が見られます。

ジニアとして最も普及しているのは、ヒャクニチソウの和名を持つ、ジニア・エレガンス種(Zinnia violacea syn. Z. elegans)です。
日本へは江戸時代末期の1862年に渡来し、昔はお盆などの仏壇花として使われていました。
他にもホソバヒャクニチソウの和名を持つジニア・リネアリス種(Z. angustifolia)や、メキシコヒャクニチソウの和名を持つジニア・ハーゲアナ(Z. haageana)の他、種間交雑種であるジニア・プロフュージョン(Z. Profusion)などが流通しています。
近年では品種改良が盛んに行われ、多様な品種が流通すると共に、夏花壇の定番植物として定着しています。

ジニアの花期は5月~10月。
花期になると、分枝した茎に頂部に、花径3~10㎝程度の頭花を咲かせます。
頭花は、中心部分の筒状花と周囲の舌状花から成り、長い花期の間、次々と開花します。
和名のヒャクニチソウの名は、開花期間の長いこの花の性質に由来しています。
花色は黄、赤、ピンク、白、オレンジ、緑、複色など、非常に豊富です。
一重咲きの他、ダリア咲き、ポンポン咲きなど、花の形もバラエティーに富んでいます。

▼ポンポン咲きのジニアの花

ジニア ポンポン咲き

葉は長卵形や紡錘形などのものがあり、茎に対生します。
茎はよく分枝し、草丈15㎝程度の矮性種から100㎝程度に成長する品種など様々です。

耐暑性があり、真夏の直射日光の下でも次々と花を咲かせます。
うどん粉病にかかりやすい傾向がありますが、最近では耐性のある品種も流通するようになっています。
春に種をまいて夏から秋に花を楽しむ、春まき一年草です。

ジニアの主な品種

ジニア・エレガンス(ヒャクニチソウ:Zinnia violacea syn. Z. elegans)

ジニア・エレガンス

古くから親しまれているジニアの代名詞とも言える品種です。
メキシコ原産ですが、栽培を逸失したものがアメリカやオーストラリア、イタリアなど多くの地域で帰化しています。

花弁が多く重なるダリア咲きやポンポン咲きなどの品種があります。
非常に多くの品種があり、草丈15㎝程度の矮性種から100㎝近くに成長する高性種まで揃います。
花色、花形ともにバラエティーに富んでいます。
うどんこ病が発生しやすいので、あらかじめ殺菌剤などで予防した方が無難です。

ジニア・リネアリス(ホソバヒャクニチソウ:Z. angustifolia)

ジニア・リネアリス

メキシコの北部、および西部に分布するジニアです。
ホソバヒャクニチソウの名前の通り、葉は長楕円形で細く、茎はよく分枝して花を咲かせながら草丈30㎝前後に成長してこんもりとまとまります。
花はやや小輪ですが、花付きが非常に良いのが特徴です。

⇒ジニア・リネアリスの詳しい育て方はこちら

ジニア・プロフュージョン(Z. Profusion)

ジニア・プロフュージョン

リネアリスとエレガンスの種間交雑種です。
矮性品種でコンパクトにこんもりとまとまり、花付きが良いのが特徴です。
うどんこ病に対する耐性があり、近年人気の園芸品種です。

ジニア・ハーゲアナ(メキシコヒャクニチソウ:Z. haageana)

オレンジと赤の蛇の目模様の花弁が特徴の品種です。
一重咲きの他、八重咲き品種もあります。
病害虫に強く強健な性質で、花期がやや遅く霜が降りる頃まで花を咲かせます。

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ジニア(ヒャクニチソウ)の育て方

ジニア(ヒャクニチソウ)の育て方

栽培環境

日当たりが良く、風通しの良い場所が適しています。
日照時間が足りないと徒長し、花付きが悪くなってしまいます。
よく日の当たる場所で育てて下さい。

夏越し

エレガンスは梅雨の時期に病気が発生しやすいので、鉢植えの場合は軒下に移動します。
庭植えの場合は、株元をマルチングして泥はねを防ぐと病気の予防効果が期待できます。

水遣り

庭植えの場合は、夏場に乾燥が続くようなら水やりをして下さい。

鉢植えの場合は、用土の表面が乾いたらたっぷりと。
水を与える場合は、葉や花に水をかけないようにすると病気の予防になります。

肥料

庭植えの場合は、元肥として緩効性化成肥料を用土に混ぜ込んでおきます。
鉢植え、庭植えともに追肥は、5月~9月の生育期間中、緩効性化成肥料を月に1回程度株元に施すか、液体肥料を月に3回程度施して下さい。

花期が長いので肥料は切らさないようにします。

植え付け

庭植えの場合は、腐葉土や堆肥を用土に混ぜ込んでおきます。
株間は高性品種で30㎝、中~矮性品種で25㎝、小輪品種(リネアリス)で20㎝程度です。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使うか、赤玉土(小粒)7・腐葉土3などの配合土に緩効性化成肥料を混ぜ込んで土を作ります。

※連作障害が出やすいので、庭植えの場合は少なくとも1年以上の期間をあけて植えるか、用土をごっそりと入れ替えて植え付けて下さい。

花柄摘み、切り戻し

花柄摘み

エレガンスは花後に花柄を摘みます。
花が咲き進んで来たら、一番上の芽から数節下で切り戻して下さい。
脇芽が育ち再び花を咲かせます。

切り戻し

リネアリスとプロフュージョンは、7月下旬~8月中旬頃に切り戻しを行うと、美しい草姿で秋の花を楽しむことが出来ます。
草丈の1/3位の位置で、必ず葉を残した状態で切り戻して下さい。
葉を残しておかないと生育が遅れたり、枯れてしまったりするので注意して下さい。

増やし方(挿し芽、種まき)

挿し芽(挿し木)と種まきで増やすことが出来ます。
種まきについては下記「種まき」の項目を参照下さい。

挿し芽(挿し木)

適期は5月下旬~7月上旬です。
茎を先端から6㎝程度の長さに切り取って挿し穂にします。
水揚げをして挿し木用土に挿して下さい。
明るい日陰で水を切らさないように管理して発根を待ちます。

種まき

種の採取

ジニアの花は花弁の部分(舌状花)と、花芯の部分(筒状花)がそれぞれ小さな花になっています。
それぞれに種が出来ますが、花芯の部分は不稔性の種子が多く発芽率が悪いです。
花柄が枯れたら花茎ごと切り取って乾燥させて、舌状花をそっと抜き取ると下に種が付いています。
面倒な場合は、花柄をバラバラにしてよく揉みほぐし、そっと息を吹きかけて種を採取します。
採取した種は、封筒などに入れて涼しい場所で保管して下さい。

種まき

適期は4月中旬~5月です。
発芽温度は品種によってやや異なりますが、20℃~25℃と高めなので、暖かくなってから蒔いて下さい。

種は播種箱などにまき、覆土は5㎜程度。
乾かさないように管理して発芽を待ちます。
発芽までは1週間程度かかります。
本葉が2~3枚程度になったらポット上げし、本葉が8~10枚程度になったら定植します。

病気、害虫

うどんこ病、立枯病

蒸れから発生しやすい病気です。
風通しの良い場所で育てることで病気をある程度予防することが出来ます。
水やりの際には葉茎に水をかけないようにし、株元をマルチングして泥はねを防ぎます。
エレガンスはうどんこ病に対する耐性が低く、発生すると拡大してしまいます。
発生前に薬剤などで予防しておくと安心です。

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