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サントリナの育て方

更新日:

学名…Santolina chamaecyparissus
別名…ワタスギギク(綿杉菊)、コットンラベンダー
科名…キク科
学名…ワタスギギク属
原産国…南ヨーロッパ、北アフリカ、地中海沿岸
草丈…30㎝~60㎝
花色…黄色
日照…日なた
難易度…星
USDA Hardiness Zone:6 to 9

サントリナの特徴

サントリナ

サントリナは、地中海沿岸地域を中心に分布するキク科ワタスギギク属の常緑性低木です。
サントリナが属するワタスギギク属の植物は、ヨーロッパ南部を中心に約20種が知られていますが、一般的に栽培されるのはサントリナ・カマエキパリッスス種(Santolina chamaecyparissus)です。

サントリナ・カマエキパリッスス種は、主に地中海沿岸地域の西部から中央部にかけて分布しており、海岸沿いの岩場、堤防の周辺など、日当たりが良く、乾燥した場所に自生しています。

サントリナは全草に「サントリナオイル」という芳香成分を含んでおり、香水用の香料として利用される他、防虫効果があることから、ドライフラワーやポプリとして古くから利用されてきたハーブです。
低木に分類されていますが、大きくなっても樹高60㎝程度で、多年草のように扱うことが可能です。

サントリナはシルバーリーフがユニークで美しいリーフプランツです。
葉は多肉質で細かく羽状に全裂しており、葉茎の表面には綿毛が密生しているため、全体が白銀色になっています。
枝はよく分枝し、株はこんもりと茂ります。
常緑性のシルバーリーフ、コンパクトにまとまった樹形と、年間を通じて観賞価値の高い植物です。

▼サントリナの葉の様子

サントリナ

常緑のカラーリーフとしての利用されるサントリナですが、夏には黄色い花を咲かせます。
サントリナの花期は6月~7月。
花期になると、上部の枝の葉の付け根から花柄を長く伸ばし、径2㎝程度の丸い頭状花を咲かせます。
頭状花は筒状花のみで構成されており、周囲に花弁のような舌状花はありません。
花色は基本種の黄色の他、クリーム色。

▼サントリナの花

サントリナの花

葉色は品種によってバラエティがあり、代表的な銀白色の他、緑を帯びた銀葉、青味を帯びた銀葉、緑葉などの色があります。
葉の形も写真のような多肉質のものから糸状のものまであり、品種によって雰囲気がやや異なりますが、いずれの品種も育て方に大差はありません。

▼緑葉のサントリナ(グリーンサントリナ)

グリーンサントリナ

耐寒性、耐暑性が高い植物です。
ただし、多湿な環境は苦手で、蒸れると下葉が枯れ込んで見苦しくなります。
出来るだけ水はけの良い、風通しの良い場所で管理することがポイントになります。

コットンラベンダーの別名を持ちますが、ラベンダーとは科も属も違うまったく別の植物です。

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サントリナの育て方

サントリナの育て方

栽培環境

日当たりが良く、水はけの良い場所が適しています。
蒸れに弱い性質のため、風通しの良い場所で育てて下さい。

冬越し、夏越し

冬越し

耐寒性は高く、特に対策の必要はありません。
積雪がある地域では、融雪期に多湿から枯れることがあるので、高植えにするなどの対策が必要です。

夏越し

高温多湿の環境が苦手な性質です。

鉢植えの場合は、風通しの良い場所で管理して下さい。
庭植え、鉢植え共に、株が込み合うと蒸れて下葉が枯れ込んできます。
開花期は小まめに花がらを摘み、込み合った枝を切り取って風通しを良くしてやります。
梅雨の時期までに収穫を兼ねて全体を刈り込むと、比較的容易に夏越し可能です。

水やり

乾燥気味の環境を好みます。

庭植えの場合は、ほぼ降雨のみで大丈夫です。

鉢植えの場合は、用土がしっかりと乾いてからたっぷりと。
水をやりすぎると根腐れを起こすので注意が必要です。

肥料

庭植えの場合はほとんど必要ありません。

鉢植えの場合は、春と秋に緩効性化成肥料を株元に置き肥します。
夏場は株が弱ることが多いので、肥料は与えないで下さい。

植え付け、植え替え

適期は4月~5月、9月下旬~10月です。

植え付け(用土)

庭植えの場合は、用土に腐葉土を混ぜ込んで水はけの良い環境を作っておきます。
水はけの悪い土地に植える場合は、盛り土をして高植えにすると効果的です。
株間は30~50㎝程度です。

鉢植えの場合は、赤玉土(小粒)6・腐葉土4などの一般的な配合土にパーライト1割ほど混ぜて水はけの良い土を作ります。

植え替え

鉢植えの場合で、鉢底から根が伸びて根詰まりしているようなら植え替えを行って下さい。
古い土を落として、一回り大きな鉢に植え替えます。

庭植えの場合は、特に必要ありません。

剪定、収穫

剪定、収穫は葉が茂っていればいつでも可能です。

長雨の時期に蒸れから枯れ込むことがあるので、5月~7月の時期に刈り込むと、比較的容易に夏越しをすることが出来ます。
枝が混み合った部分を透かしたり、丸く整えたりします。

強く刈り込む場合は、春先に新芽が出ていることを確認して行います。
古い枝を切り取り、新芽を伸ばすように剪定して下さい。

切り戻した枝は挿し木に利用することが出来ます。

増やし方(挿し木)

挿し木で増やすことが出来ます。

挿し木

適期は4月~5月、9月~10月です。

枝の先端を10㎝程度に切り取って挿し穂にします。
下の葉を取り除き、水揚げをしたら挿し木用に挿して下さい。
明るい日陰で水を切らさないように管理して、発根を待ちます。

病気、害虫

病害虫の発生はほとんどありません。

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