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ホワイトレースフラワーの育て方

更新日:

学名…Ammi majus、Ammi visnaga
和名…ドクゼリモドキ、イトバドクゼリモドキ
科名…セリ科
属名…ドクゼリモドキ属
原産国…地中海沿岸、西アジア
花色…白
草丈…50㎝~150㎝
日照…日なた
難易度…星
USDA Hardiness Zone:

ホワイトレースフラワーの特徴

ホワイトレースフラワー

ホワイトレースフラワーは、地中海沿岸地方から西アジアにかけて分布するセリ科ドクゼリモドキ属の一年草です。
元来は地中海沿岸部および南ヨーロッパの温暖な地域に自生する植物でしたが、美しい花を咲かせることから世界中に導入され、各地で逸出したものが野生化し、帰化状態にあります。
帰化状態にあるのは日本も同様で、神奈川県で発見されて以降、関東以西の各地で野生化しているのが確認されています。

ホワイトレースフラワーが属するドクゼリモドキ属の植物は約6種が知られていますが、観賞用として栽培されるのは、ドクゼリモドキの和名を持つアミ・マユス種(Ammi majus)と、イトバドクゼリモドキの和名を持つアミ・ビスナガ種(A. visnaga)で、両種共に「ホワイトレースフラワー」の名前で流通しています。

ホワイトレースフラワーの花期は5月~6月。
花期になると、伸びた茎の頂部に花序を出し、小さな花をまとまって咲かせます。
花序は径10~15㎝程度の散形花序です。
花は5㎜にも満たない5弁花で、10個前後の花が集まって小さな花序を作り、その花序がさらに15~60個集まって傘状になります。
小さな小花が集まった様子は、ホワイトレースフラワーの名に相応しい繊細で美しい花姿です。
花色は白のみ。

▼ホワイトレースフラワーの花

ホワイトレースフラワー

葉は複葉で糸状に細かく切れ込む品種と、切れ込みを持たない品種があります。
葉は下部でよく茂り、花期になると花茎を100㎝前後まで長く伸ばして花を咲かせます。

ポット苗が流通しますが、種まきからも比較的容易に育てることが出来ます。
耐寒性はそこそこあるので、暖地、温暖地では秋まきにして春に花を楽しみます。
環境が合えば、こぼれ種でもよく増えます。

よく似た花にオルレアがあり「ホワイトレース」という名前で流通しています。
遠目で見ると似ていますが、花の形が違います。
流通名も似通っていることから混同されますが、別属の植物です。

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ホワイトレースフラワーの主な品種

アミ・マユス(Ammi majus)

ホワイトレースフラワー

ドクゼリモドキの和名を持つホワイトレースフラワーです。
葉は3出複葉で、小葉は披針形です。

アミ・ビスナガ(Ammi visnaga)

ホワイトレースフラワー

イトバドクゼリモドキの和名を持つホワイトレースフラワーです。
名前の通り葉が糸のように細いのが特徴で、草丈は100㎝を超えます。

両種共に園芸品種や選抜品種が流通しています。

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ホワイトレースフラワーの育て方

ホワイトレースフラワーの育て方

栽培環境

日当たりが良く、水はけの良い場所が適しています。
過湿な環境がやや苦手な性質のため、水はけの良い環境で育てることがポイントになります。

冬越し

耐寒性はそこそこあるので関東以西の地域では、対策無しで冬越し可能です。
寒冷地では春まき、春植えで育てます。

水やり

庭植えの場合は、ほぼ降雨のみで大丈夫です。

鉢植えの場合は、用土が乾いたらたっぷりと。
過湿な環境が長く続くと根腐れを起こしやすいので、水の与え過ぎには注意して下さい。

肥料

やせ地でも育つ植物で、多くの肥料を必要とはしません。
肥料が多いと草丈が高くなり倒れやすくなります。

庭植えの場合は、元肥として少量の緩効性化成肥料、または堆肥を用土に混ぜ込んでおきます。
追肥の必要はありません。

鉢植えの場合は、春と秋に規定量の倍に薄めた液体肥料を施す程度で十分です。

植え付け

適期は10月~11月ですが、寒冷地の場合は春に植え付けを行います。

庭植えの場合は、用土に腐葉土を混ぜ込んで水はけの良い環境を作っておきます。
さらに元肥として、緩効性化成肥料、または堆肥を施しておきます。
株間は30~40㎝程度です。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使うか、赤玉土(小粒)7・腐葉土3などの一般的な配合土を使います。

直根性で移植を嫌うのでポット苗で入手した場合は、根鉢を崩さないように注意して植え付けて下さい。

花がら摘み

花が咲き終わったら花序の少し下の部分から切り取っておくと、二番花を咲かせます。

支柱立て

大きく育つと風で倒れやすくなります。
成長に合わせて支柱を立てて下さい。

増やし方(種まき)

種まきで増やすことが出来ますが、こぼれ種でもよく増えます。

種の採取

花が終わり、花序が茶色くなったら種が熟しています。
晴れた日を選んで、花序ごと切り取って受け皿や紙の上で採取して下さい。

種まき

適期は9月~10月ですが、寒冷地の場合は3月~4月の春まきにします。
こぼれ種でもよく増え、移植を嫌うので直まきがオススメです。
直まきしない場合はポットに蒔いて下さい。
明るい日陰で水を切らさないように管理したら、7日~10日ほどで発芽します。
ポットまきの場合は、根が回ってきたら傷つけないように注意して定植して下さい。

病気・害虫

まれにアブラムシの発生が見られます。
見付け次第駆除して下さい。

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