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セイヨウニンジンボクの育て方

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学名…Vitex agnus-castus
和名…セイヨウニンジンボク(西洋人参木)
科名…シソ科
属名…ハマゴウ属
原産国…ヨーロッパ南部、西アジア
花色…青紫、白
樹高…1m~3m
日照…日なた~半日蔭
難易度…星
USDA Hardiness Zone:6 to 9

セイヨウニンジンボクの特徴

セイヨウニンジンボク

セイヨウニンジンボクは、ヨーロッパ南部、西アジア原産の落葉低木です。
栽培が容易で、花の少なくなる夏の時期に開花することから、近年人気になりつつある花木です。
日本には明治時代に渡来しました。

花期は6月中旬~8月。
枝先や上部の葉の付け根に、花径1㎝程度の小さな花を穂状に咲かせます。
円錐状の花序の長さは15~20㎝程度で、派手さはありませんが、青紫の花が涼しげな印象を与えます。
花色は基本種の青紫の他、白。
花後には丸い果実を実らせます。

▼セイヨウニンジンボクの果実

セイヨウニンジンボク

葉は披針形の小葉が5~7枚程度集まった掌状で、枝に対生します。
大きくなると樹高3m程度に成長しますが、小さな頃から花を付けるので、寄せ植えに利用されることもあります。

▼セイヨウニンジンボクの木姿

セイヨウニンジンボク

耐寒性、耐暑性があり、病害虫の発生もほとんどありません。
成長が早く、小さな苗木を植栽してもあっという間に大きくなり花を咲かせます。
樹形は自然にまとまるので剪定の手間もあまりかからず、オススメの庭木です。

セイヨウニンジンボクの名前の由来

掌状の細い葉がチョウセンニンジンに似ていることから「ニンジンボク」、ヨーロッパ原産であることから「セイヨウ」の冠が付いています。

世界各地で古くから栽培されており、生理痛などの婦人病に効果のある薬として用いられてきた歴史があります。
近年ではホルモンに似た成分を有することが分かり、治療薬としての研究が進められています。
花後の果実にはコショウに似た風味があることから香辛料としも利用されていました。

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セイヨウニンジンボクの育て方

セイヨウニンジンボクの育て方

栽培環境

風通しが良く、日当たりの良い場所を好みますが、半日蔭でも育ちます。
生育旺盛で、短期間で大きくなります。
横に広がるので、植え場所にはそれなりの広さが必要です。
成木になると移植は難しいので、植え場所は熟考の上で決定して下さい。

冬越し・夏越し

冬越し

東北地方南部以南であれば、そのまま庭で越冬可能です。
寒さで枝先が枯れ込むことがありますが、枯死することはあまりありません。

春の芽吹きが遅い木なので、寒さで枯れたかと心配になりますが、5月頃になると新芽を芽吹きます。

夏越し

耐暑性は高いので、特に対策の必要はありません。

水遣り

乾燥気味な環境を好みます。
根付いたらほぼ降雨のみで大丈夫です。

肥料

2月~3月に寒肥として、緩効性化成肥料か油粕を施して下さい。

植え付け・植え替え

植え付け

適期は2月~3月です。

根鉢の2~3倍程度の植穴を掘り、土に腐葉土をたっぷりと混ぜて水はけの良い環境を作ります。
さらに元肥として緩効性化成肥料や油粕などを混ぜておいて下さい。
根鉢の表面を1/3程度崩して植え付けます。

植え付けた後はたっぷりと水やりをして、根と土を馴染ませます。

植え替え

根が粗く、成木になると植え替えは出来ません。

剪定

適期は2月~3月です。
自然と樹形が整うので、あまり剪定の必要はありません。

樹形を乱す徒長枝や、株の内側の乱れ枝を切り取る程度にします。
大きくなりすぎた場合は、強剪定で切り戻すこともできます。
また、暖地では花後に切り戻すと、秋に再び花を付けます。

増やし方(挿し木)

挿し木で増やすことが出来ます。

挿し木

適期は3月、9月です。
3月なら前年に伸びた枝、9月ならその年に伸びた枝を挿し穂にします。

枝を2~3節で切り取り、節の下1㎝程度のところを斜めにカットします。
付いている葉は1/2~1/3程度の大きさに切り、しっかりと水揚げをして下さい。
挿し木用土に挿して、水を切らさないように明るい日陰で管理します。
発根には2~3ヶ月程度かかります。

病気・害虫

病害虫の発生はほとんどありません。

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