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コバノズイナの育て方

更新日:

学名…Itea virginica
和名…コバノズイナ(小葉の髄菜)
別名…アメリカズイナ
科名…ユキノシタ科
属名…ズイナ属
原産国…北アメリカ
花色…白
樹高…1m~1.5m
日照…日なた~半日蔭
難易度…星
USDA Hardiness Zone:5 to 9

コバノズイナ (小葉の髄菜)の特徴

コバノズイナ

コバノズイナの仲間は、東アジアからマレーシアに約10種、北アメリカに1種が分布する落葉低木です。
栽培されるのは、北アメリカ東部原産のバージニカ種(Itea virginica)で、樹高1.2~1.5mに成長する花木です。
日本には明治時代に渡来し、庭木や盆栽、生け花の花材として利用されています。

花期は5月~6月。
枝先に小さな花を密集して咲かせ、ブラシ状の花穂を形成します。
花穂の長さは10㎝程度で、一つの花は花径5㎜程度と小さいのですが、花付きが良く、最盛期には株全体が花穂で覆われます。
花にはほのかに甘い香りがあります。
花色は白のみ。

▼コバノズイナの花

コバノズイナ

葉は先の尖った楕円形で、枝に互生します。
秋には葉が赤く染まり、美しく紅葉します。

耐寒性、耐暑性に優れており、丈夫な性質です。
樹形も自然にコンパクトにまとまり、育てやすい花木です。

名前の由来

コバノズイナという名前は、日本に自生する同属のズイナ(I. japonica)より葉が小さいことから付けられました。
漢字を当てると「小葉の髄菜」となります。

「ズイナ(髄菜)」の名前のは、枝の髄が行灯の灯心に、若葉が食用にされたことから来ています。
近年、ズイナの中に希少糖が含まれているということが発見され、研究が始まっています。
コバノズイナにも希少糖が含まれているかどうかは不明です。

コバノズイナの主な品種

ヘンリーズガーネット(Itea virginica 'Henry's Garnet')

コバノズイナ ヘンリーズガーネット

花穂が長く枝垂れる品種です。
花穂は株が充実すると20㎝ほどの長さになり、枝垂れる花姿が優雅です。
品種名の「ガーネット」は、ガーネットのようにやや暗めの赤色に紅葉する葉の様子に由来します。

▼ヘンリーズガーネットの紅葉

コバノズイナ ヘンリーズガーネット

リトルヘンリー(I. virginica 'Little Henry')

コバノズイナ リトルヘンリー

Photo credit: Elsa Spezio via Visual hunt / CC BY-SA

ヘンリーズガーネットの矮性種で、樹高は1m以内に収まります。
ヘンリーズガーネット同様、ややダークな色に紅葉します。

他にも花にやや赤みを帯びる「サライブ」などの品種が流通しています。

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コバノズイナ (小葉の髄菜)の育て方

コバノズイナ (小葉の髄菜)の育て方

栽培環境

水はけの良い、日なたから半日蔭の場所が適しています。
半日蔭でも十分育ちますが、多少花付きが悪くなります。
多くの花を楽しみたい場合は、少なくとも半日以上は日の当たる場所で育てて下さい。

夏越し、冬越し

夏越し

耐暑性は強く、特に対策無しで夏越し可能です。

冬越し

耐寒性もあります。
北海道南部以南であればそのまま庭で越冬可能です。
雪の重みで枝が折れるようなら対策を施して下さい。

水遣り

庭植えの場合は、夏場に乾燥が続くようなら水遣りをして下さい。
鉢植えの場合は、用土が乾いたらたっぷりと。
夏場は特に水切れさせないように注意して下さい。

肥料

元肥として用土に腐葉土を混ぜ込んで下さい。
追肥は、2月の寒肥、花後の6月~7月頃に緩効性の化成肥料を施します。

植え付け

適期は厳冬期を避けた落葉期の、11月~12月、2月下旬~3月です。

庭植えの場合は、用土に腐葉土を混ぜ込んで水はけの良い環境を作っておきます。
根鉢の2~3倍の植穴を掘り、苗木を植え付けて下さい。
植え付けた後はたっぷりと水やりをして、根と土を馴染ませます。

鉢植えの場合は、市販の培養土を使うか、赤玉土(小粒)7・腐葉土3などの配合土を使います。

剪定

適期は花後の6月~7月です。

自然に樹形が整うので、剪定は必須ではありません。
剪定を行う場合も、徒長枝や絡み枝、ひこばえを取り除く程度にとどめておいた方が本来の美しい樹形が保てます。

地下茎で脇から芽がよく出て来ます。
不要な芽はその都度、取り除いて下さい。

増やし方(挿し木)

挿し木で簡単に増やすことが出来ます。

挿し木

適期は6月~7月中旬です。

枝の先端を10㎝~15㎝程度に切り取り、挿し穂にします。
下葉を取り除いて水揚げをしたら、挿し木用土に挿して下さい。
発根するまでは明るい日陰で水を切らさないように管理します。
生命力旺盛な木なので、小さくても翌年には花を咲かせます。

病気・害虫

病害虫の発生はほとんどありませんが、まれにカイガラムシが発生することがあります。
見付け次第対処して下さい。

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