宿根草・多年草、一年草・二年草の草花、庭木などガーデニング植物の特徴、育て方、増やし方などについて紹介しています。

ガーデニングの図鑑

シャガの育て方

学名…Iris japonica
和名…シャガ(射干)
別名…コチョウカ(胡蝶花)
科名…アヤメ科
属名…アヤメ属
原産国…中国、ミャンマー
花色…淡紫~白色
草丈…30㎝~60㎝
日照…半日陰~日陰
難易度…星
USDA Hardiness Zone:7 to 9

シャガとは

シャガ

シャガは中国からミャンマー原産のアヤメ科アヤメ属の多年草です。
日本には古い時代に渡来した帰化植物と言われており、現在本州から九州の人里近くの森林や林の中で群生が見られます。

日本に分布するシャガは染色体の数が一組多い3倍体で、不稔性です。
不稔性とは不実性とも言われ、種子ができない性質のことです。
そのため日本に分布するシャガは同一の遺伝子を持ったクローンで、人の手によって植えられたものと考えられています。
3倍体の植物としてはヒガンバナなどが有名で、また、種子ができないという性質を利用して種無しスイカなどが作り出されています。

シャガの花期は4月~5月。
花期になると、葉の間から花茎を伸ばし、上部で分枝した先に淡い紫色の花を咲かせます。
花は花径4~5㎝程度で、外花被片3枚と内花被片3枚があり、外花被片には中央にとさか状の突起と橙色の斑点があり、その周囲を紫色の斑点が囲んでいます。
内花被片はやや細く、先端が浅く2裂しています。

▼シャガの花の構造

シャガの花の構造

中央にあるのは雌しべの柱頭の付属体で、柱頭と雄しべはその裏側にあります。

▼シャガの雌しべと雄しべ

シャガの雌しべと雄しべ

葉は長さ30~60㎝程度の光沢のある剣形で根生します。
葉は株元で茂り、花茎を伸ばして草丈30~60㎝程度に成長します。
葉に斑の入る品種もあります。

▼群生するシャガ

群生するシャガ

耐暑性があり、放任でもよく育ちよく増えます。
耐陰性があるので、日陰でも問題なく育ちます。
病害虫の発生もほとんどなく、育てやすい植物です。

シャガの近縁種

シャガが属するアヤメ属は、北半球に約280種が分布しています。
美しい花を咲かせる種が数多くあり、観賞用として栽培されています。
観賞用として栽培されるものには本種の他、以下のようなものがあります。

シャガの育て方

シャガの育て方

栽培環境

半日陰~明るい日陰で乾燥しすぎない場所が適しています。
自生地は木漏れ日が差し込むような林の中です。
庭植えの場合は、庭木の下などの強い日差しや西日が当たらない場所で育てて下さい。
耐陰性があるので、日陰でも問題なく育ちますが、暗い日陰では花付きが悪くなります。

水やり

庭植えの場合は、ほぼ降雨のみで大丈夫です。
夏場に長く乾燥が続くようなら水やりをして下さい。

鉢植えの場合は、用土の表面が乾いたらたっぷりと。
水切れをすると生育に影響するので、注意して下さい。

肥料

あまり多くの肥料を必要とする植物ではありません。

庭植えの場合はやせ地でなければ肥料を施す必要はありません。
鉢植えの場合は、春と秋に緩効性化成肥料を置き肥して下さい。

植え付け、植え替え

植え付け

適期は花後の6月頃ですが、3月、9月でも問題ありません。

庭植えの場合は、掘り上げた土に腐葉土を混ぜ込んで水はけの良い環境を作ります。
植え付けた後はしっかりと水やりをし、根付くまでは乾燥に気を付けます。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使うか、赤玉土7・腐葉土3などの一般的な配合土を使います。

植え替え

適期は花後の6月頃か秋の9月頃です。

生育旺盛で根詰まりを起こしやすいので、鉢植えの場合は一年に一度植え替えを行います。
一回り大きな鉢に植え替えるか、株分けを行って下さい。

庭植えの場合も、増えすぎているようなら株分けを行います。

増やし方(株分け)

株分け

適期は植え替え時の9月頃です。
根茎を伸ばして横に増えていくので、掘り上げて切り分け、植え付けて下さい。

病気・害虫

病害虫の発生はほとんどありません。

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