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ユリオプスデージーの育て方

更新日:

学名…Euryops pectinatus
別名…ユリオプスデイジー
科名…キク科
属名…ユリオプス属
原産国…南アフリカ
花色…黄色
草丈…60㎝~100㎝
日照…日なた
難易度…星
USDA Hardiness Zone:9b to 11

ユリオプスデージーの特徴

ユリオプスデージー

ユリオプスデージーの仲間は、アフリカ、アラビア半島を中心に約95種が分布するキク科ユリオプス属の低木です。
属の大半はアフリカ南部に分布しており、岩場などに自生しています。
その中でユリオプスデージーとして園芸的に栽培されるのは、美しい花を咲かせる常緑性低木のユリオプス・ペクチナータス種(Euryops pectinatus)です。

ペクチナータス種は、南アフリカの南西ケープ地方の岩場や砂丘の斜面に自生する南アフリカ固有の植物です。
樹高は大きくなっても100㎝程度と低く、多年草のように扱うことが可能なため、世界の広い地域で栽培されています。
日本へは1972年にアメリカ経由で渡来しました。

ユリオプスデージーの花期は11月~5月。
花期になると、分枝した茎の上部の葉の付け根、または頂部から長い花柄を伸ばし、花径3~4㎝程度の頭状花を咲かせます。
頭状花は中心部分の小さな筒状花と、花弁のように見える周囲の舌状花からなる集合花で、花姿はマーガレットに似ています。
花は長い花期の間、次々と開花します。
園芸品種が少ないため花色は黄色のみですが、一重咲きの他、八重咲き品種が流通しています。

▼八重咲きのユリオプスデージー「ティアラミキ」

ユリオプスデージー

葉は深い切れ込み持った羽状で、互生します。
葉には細かい毛が密生しているため、白みを帯びます。
繊細な銀緑色の葉は常緑性で美しく、花の無い時期にも鑑賞価値があります。
茎は分枝しながら草丈60~100㎝程度に成長します。

▼ユリオプスデージーの葉の様子

ユリオプスデージー

耐寒性はあまり高くありませんが、南関東以南の地域であれば戸外での冬越しが可能です。
経年と共に茎が木質化し低木状になります。
病害虫もほとんどなく、丈夫な性質で育てやすい植物です。

よく似た草姿の植物にマーガレットコスモスがあります。
マーガレットコスモスはユリオプスデージーと同じユリオプス属の植物で、葉の形状や花姿が酷似しています。
また、草姿はかなり異なりますが、冬の花として近年流通し始めたゴールデンクラッカーもユリオプス属の植物で、ユリオプスデージーの近縁種ということになります。

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ユリオプスデージーの育て方

ユリオプスデージーの育て方

栽培環境

日当たりが良く、水はけの良い場所が適しています。
乾燥には強い植物ですが、ジメジメした環境が苦手です。
水はけの悪い場所に植える場合は、高植えにするなどの工夫が必要です。

冬越し、夏越し

夏越し

過湿な環境が苦手です。
鉢植えの場合は、長雨の時期は雨の当たらない軒下などに移動して管理します。

冬越し

耐寒性はあまり高くありませんが、南関東以南であれば戸外での冬越しが可能です。
鉢植えの場合は、日当たりの良い軒下などの暖かい場所で管理して下さい。
庭植えで強い霜の心配がある場合は、霜よけを設置します。

その他の地域では、室内の日の当たる場所で冬越しをして下さい。

水やり

庭植えの場合は、ほぼ降雨のみで大丈夫です。

鉢植えの場合は、用土の表面が乾いたらたっぷりと。
過湿な環境が苦手ですが、乾燥しすぎると葉が萎れるので注意して下さい。

肥料

庭植えの場合は、元肥として用土に緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。
追肥の必要はありません。

鉢植えの場合は、夏場を除く生育期の4月~6月、9月~10月の期間に、緩効性化成肥料を定期的に施して下さい。
または、液体肥料を2週間に1回程度、施します。

植え付け、植え替え

適期は3月~5月、9月~10月です。

植え付け

庭植えの場合は、用土に腐葉土を混ぜ込んで水はけの良い環境を作って下さい。
さらに元肥として、緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。
ジメジメした環境を嫌うので、水はけの悪い場所に植える場合は、高植えにすると効果的です。

鉢植えの場合は、赤玉土(小粒)6・腐葉土3・パーライト1などの水はけの良い配合土に、緩効性化成肥料を混ぜ込んで土を作ります。
根がよく伸びるので、大きめの鉢に植えて下さい。

植え替え

鉢植えの場合は、根詰まりを起こしやすいので、1~2年に一度、植え替えを行って下さい。
根鉢を軽く崩し、傷んだ根があれば取り除いて、一回り大きな鉢に新しい用土で植え替えます。

庭植えの場合は、特に植え替えの必要はありません。

切り戻し・剪定

適期は花後の5月~6月頃です。
草丈の1/2程度の高さで、バッサリと切り戻して下さい。
秋になれば再び花を咲かせます。

経年と共に茎が木質化して樹木のような姿になります。
大株になると花も咲きにくくなるので、挿し木苗を作って株を更新して下さい。

増やし方(挿し木)

挿し木で増やすことが出来ます。

挿し木

適期は5月~6月、9月です。

茎を5㎝程度に切り取って挿し穂にします。
下の方の葉を少し取り除いて水揚げをし、挿し木用土に挿して下さい。
明るい日陰で水を切らさないように管理して、発根を待ちます。

初夏に挿した場合は秋になってから定植し、秋に挿した場合は春になってから定植して下さい。

病気・害虫

アブラムシ

春先からの生育期になるとアブラムシが発生することがあります。
発生した場合は、薬剤などで駆除して下さい。

風通しの悪い環境で育てていると発生しやすくなるので、風通しの良い環境で育てて発生を抑制します。

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