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ツルハナナスの育て方

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学名…Solanum laxum(Syn. Solanum jasminoides)
和名…ツルハナナス(蔓花茄子)
科名…ナス科
属名…ナス属
原産国…南アメリカ
花色…紫から白
樹高…3m(つる性植物)
日照…日なた
難易度…星
USDA Hardiness Zone:9 to 10

ツルハナナスの特徴

ツルハナナス

ツルハナナスは、南アメリカに分布するナス科ナス属のつる性常緑性低木です。
分布域はブラジルを中心に、パラグアイ、ウルグアイ、アルゼンチン、エクアドルなどにあり、森林の縁など、日当たりの良い場所に自生しています。

美しい花を咲かせることから世界で広く栽培されていますが、特にオーストラリア、ニュージーランドでは人気の植物で、垣根などによく植栽され、栽培を逸出したものが帰化植物として定着しています。
日本には明治時代に渡来しており、フェンスやトレリスに絡ませたり、あんどん仕立ての鉢物として栽培されています。

ツルハナナスの花期は6月~9月。
花期になると、分枝して伸びた茎の葉の付け根から花序を出し、花径2.5㎝前後の花を多数咲かせます。
一つの花序には10~30輪の花が付き、花は5枚の花弁が合着した星型で、花冠は平らに開きます。
雄しべは5個で葯は鮮やかな黄色をしており、葯の間から雌しべが突出します。
花は咲き進むに従って淡い紫色から白へと変化します。

▼ツルハナナスの花の様子

ツルハナナスの花

葉は長さ3~5㎝、幅1.5~2㎝の先が尖った卵形で、葉柄を持って互生します。
葉の表面には光沢があります。
葉に黄色い覆輪の入る品種もあり、こちらは花のない時期にも観賞価値があります。

▼斑入りのツルハナナス(バリエガタ:Solanum jasminoides ‘Variegata’)

斑入りツルハナナス

ツルはよく分枝して2~3m程度に伸びます。
※ナス科の植物ですが枝にトゲはありません。

▼大きく育ったツルハナナス

ツルハナナス

熱帯植物のため、耐寒性はあまり高くありませんが、暖地であれば戸外での冬越しが可能です。
生育旺盛で盛んにつるを伸ばしてよく花を咲かせるので、フェンスやトレリスに絡ませたり、あんどん仕立てにして楽しみます。

※ヤマホロシの名前で流通することがありますが誤用です。
ヤマホロシ(Solanum japonense)は日本に自生している近縁種の名前で、ツルハナナスの別名ではありません。

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ツルハナナスの育て方

ツルハナナスの育て方

栽培環境

日当たりが良く、水はけの良い場所が適しています。
日照時間が足りないと徒長し、花付きも悪くなります。
よく日の当たる場所で育てて下さい。

冬越し

耐寒温度は-5℃程度です。
熱帯植物のわりには耐寒性があるので、関東地方平野部などでは戸外での冬越しが可能です。
鉢植えの場合は、北風や霜の心配のない軒下などに移動して下さい。
※寒波の影響などで枝枯れを起こしたり、落葉することがあります。

その他の地域の場合は室内に取り込んで冬越しをさせて下さい。
冬越中の株は乾燥気味に管理します。

水やり

庭植えの場合は、ほぼ降雨のみで大丈夫です。
夏場に長く乾燥が続くようなら水やりを行って下さい。

鉢植えの場合は、用土の表面が乾いたらたっぷりと。

肥料

生育旺盛でよくツルを伸ばします。

庭植えの場合は、生育期の5月~9月の間、緩効性化成肥料を定期的に置き肥します。
肥料を施すと、ツルがよく伸びるので、2年目以降は様子を見ながら調整して下さい。

鉢植えの場合は、生育期の5月~10月の間、緩効性化成肥料を置き肥して下さい。

植え付け、植え替え

適期は春の4月~5月です。

植え付け

庭植えの場合は、根鉢の2~3倍程度の植え穴を掘り、用土にたっぷりと腐葉土を混ぜ込みます。
植え付けた後は、しっかりと水やりをし、土と根を馴染ませて下さい。
ツルが伸びているようなら誘引します。

鉢植えの場合は、赤玉土7・腐葉土3などの一般的な配合土を使います。
大きく育つので、大きめの鉢に植え付けて下さい。

植え替え

鉢植えの場合は、根詰まりを起こしやすいので、1年に一度、植替えを行います。
一回り大きな鉢に新しい用土で植え付けて下さい。

剪定・誘引

適期は春と花後です。

伸びすぎた枝を切り戻し、枯れ込んだ枝などがあれば切り取ります。
込み入った箇所があれば枝を透かし、樹形を乱す枝があれば切り詰めます。

生育旺盛で盛んに枝を伸ばすので、適宜剪定を行い、枝を誘引して下さい。

増やし方(挿し木)

挿し木で増やすことができます。

挿し木

適期は春の4月頃から秋の9月頃です。

枝を2~3節の長さに切り取って挿し穂にします。
下の節の葉を取り除き水揚げをしたら挿し木用土に挿して下さい。
明るい日陰で水を切らさないように管理して発根を待ちます。

病気・害虫

病害虫の発生はほとんどありません。

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