多年草・宿根草

ヤナギバルイラソウ

学名…Ruellia simplex
和名…ヤナギバルイラソウ
別名…ムラサキイセハナビ
科名…キツネノマゴ科
属名…ルイラソウ属
原産国…メキシコ、南アメリカ
花色…紫
草丈…50㎝~100㎝
日照…日なた
難易度…星
USDA Hardiness Zone:8 to 10

ヤナギバルイラソウとは

ヤナギバルイラソウ

ヤナギバルイラソウは、メキシコ、南アメリカに分布するキツネノマゴ科ルイラソウ属の多年草です。
分布域はメキシコの他、ブラジル南東部、ボリビア、アルゼンチン、パラグアイ、ウルグアイにあり、亜熱帯~熱帯地域の水路や河川、池などの近くに自生しています。
美しい花を咲かせることから観賞用として栽培されており、アメリカ南東部の他、オーストラリア東部などで帰化植物として定着しています。
日本では九州以南の地域で野生化したものが見られます。

ヤナギバルイラソウの花期は7月~9月。
花期になると、茎の頂部に花序を出し、花径4~5㎝程度の花を咲かせます。
花は基部が筒状になっており、花冠が深く5裂して平らに開きます。
花弁には細かいシワが入り、雄しべと雌しべは花筒の中にあります。

▼ヤナギバルイラソウの花

ヤナギバルイラソウの花

花後に実る果実は蒴果で、種が熟すと裂けて種が周囲に飛散します。

葉は互生し、長さ6~20㎝、幅0.4~6㎝のやや幅のある線形で、縁がゆるく波打ちます。
茎は直立し、頂部に花を咲かせながら草丈50~100㎝程度に成長します。

▼ヤナギバルイラソウの葉の様子

ヤナギバルイラソウの葉

亜熱帯~温帯地域では種と地下茎で繁殖しますが、日本の気候では爆発的に増えることはありません。
冬には地上部を枯らせて宿根し、春に再び芽吹きます。
放任でもよく育ち、よく花を咲かせます。
育てやすい植物です。

ヤナギバルイラソウには園芸品種が幾つかあり、矮性品種であるサザンスターなどが稀に流通することがあります。
育て方はサザンスターと大差ないので、下記を参照下さい。

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