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クロコスミア(モントブレチア・ヒメヒオウギズイセン)の育て方

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学名…Crocosmia
和名…ヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙)
別名…モントブレチア
科名…アヤメ科
属名…クロコスミア属(ヒメトウショウブ属)
原産国…南アフリカ
花色…オレンジ、赤、黄、複色
草丈…40㎝~150㎝
日照…日なた~半日蔭
難易度…星
USDA Hardiness Zone:6 to 9

クロコスミア(モントブレチア・ヒメヒオウギズイセン)の特徴

クロコスミア(モントブレチア・ヒメヒオウギズイセン)

クロコスミアは、南アフリカからスーダンまでのアフリカ南部および東部に約7種が分布するアヤメ科クロコスミア属の球根植物です。
美しい花を咲かせることから世界で広く栽培されており、400種以上の品種が作出されています。

最も一般的に普及しているのは、ヒオウギズイセン(Crocosmia aurea)とクロコスミア・ポトシー種(C. pottsii)の交配種であるクロコスミイフロラ(C. × crocosmiiflora)です。
ヒオウギズイセンは、アフリカ南部から東部にかけて広く分布するクロコスミアで、南アフリカの草原などで見られるごく一般的な植物です。
クロコスミア・ポトシー種は南アフリカに分布しており、草原や河川の流域などに自生するクロコスミアです。
日本へは明治時代中期に渡来し、ヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙)やモントブレチアの名前で広く普及しています。

クロコスミアの花期は6月~8月。
花期になると、細い花茎を長く伸ばし、上部で分枝した花茎に花序を付け、花径3~4㎝程度の花を穂状に咲かせます。
花は花冠が深く6裂した筒状花で、花茎の下から上へと咲きあがります。
花色はオレンジ、赤、黄色、複色。

▼クロコスミアの花

ヒメヒオウギズイセン

葉はアヤメ科の植物らしく、剣状に真っすぐ伸びます。

▼ヒメヒオウギズイセンの葉

ヒメヒオウギズイセンの葉

丈夫な性質で繁殖力旺盛です。
一度植えれば植えっぱなしでもよく花を咲かせます。
冬は地上部を枯らして休眠します。

クロコスミア(モントブレチア・ヒメヒオウギズイセン)の主な品種

ヒメヒオウギズイセン(Crocosmia × crocosmiiflora)

クロコスミア(モントブレチア・ヒメヒオウギズイセン)

1880年に、ヒオウギズイセン(Crocosmia aurea)とクロコスミア・ポトシー種(C. pottsii)を交配してフランスで作出されたクロコスミアの園芸品種です。
強健な性質で繁殖力も旺盛、耐寒性にも優れており、湿地から乾燥地まで様々な栽培環境に耐えます。
美しい花を咲かせることから広く普及していますが、世界各地で野生化して問題になっており、ニュージーランドなどでは侵略的外来種の指定を受けています。

日本には明治時代に導入され、同様に各地で野生化しています。
球根で増えるほか、こぼれ種でもよく発芽し、よく増えます。
佐賀県では移入規制種として指定されており、栽培が禁止されています。

交配親のヒオウギズイセン(ワトソニア)と混同されることがありますが、野生化して問題になっているのは交配種である本種です。

クロコスミア ‘ルシファー’(C. ‘Lucifer’)

クロコスミア ルシファー

草丈1m以上に成長する大型品種で、鮮やかな赤い花を咲かせます。

クロコスミア ‘コロンブス’(C. ‘Columbus’)

クロコスミア コロンブス

Photo credit: barcar via Visualhunt.com / CC BY-SA

草丈70㎝程度に成長する大型品種で、鮮やかな黄色の花を咲かせます。

他にも黄花の小型種‘ノーウィッチキャナリー’、オレンジの花に赤いリング模様が入る‘エミリー・マッケンジー’など、様々な品種が流通しています。

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クロコスミア(モントブレチア・ヒメヒオウギズイセン)の育て方

クロコスミアの育て方

栽培環境

日当たりが良く水はけの良い場所が適しています。
耐陰性があるので、全くの日陰でなければ育ちますが、日当たりが良いほど花付きが良くなります。
土質もあまり選ばず、幅広い環境に適応します。

冬越し

土が凍らない程度の寒さなら十分に耐えることが出来ます。
対策なしで冬越し可能です。
秋になって葉が枯れたら株元から刈り取って下さい。

凍結の心配がある寒冷地の場合、鉢植えは凍らない場所に移動して下さい。
庭植えの場合は、腐葉土や敷き藁で凍結対策をするか、葉が枯れてから球根を掘り上げて乾かし、凍らない場所で春まで保管しておきます。

水やり

庭植えの場合は、ほぼ降雨のみで大丈夫です。

鉢植えの場合は、用土の表面が乾いたらたっぷりと。
10月下旬~11月頃になって葉が枯れ始めたら徐々に水やりを減らし、休眠期は完全に水を断って下さい。
春は3月頃から水やりを始めます。

肥料

肥料はほとんど必要ありません。

庭植え、鉢植えともに春に少量の緩効性肥料を株元に置き肥する程度で十分です。
多肥にすると草丈が大きくなり倒れやすくなったり、葉ばかりが茂って花付きが悪くなります。

植え付け・植え替え

適期は3月中旬~5月中旬です。

植え付け

庭植えの場合は、水はけが悪いようなら腐葉土を用土に混ぜ込んでおきます。
株間は20㎝程度で深さは10㎝程度。
2~3球ずつまとめて植え付けて下さい。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使うか、赤玉土(小粒)7・腐葉土3などの一般的な配合土を使います。
株間は5㎝程度、深さは5㎝程度です。

植え替え

庭植えの場合は、数年は植えっ放しで大丈夫です。
株が混み合って花付きが悪くなってきたら、分球したり間引いたりして植え替えを行います。

鉢植えの場合は、根詰まりを起こすので2~3年に一度、植え替えを行います。
分球をしたり間引いたりして植え替えて下さい。

増やし方(分球、種まき)

分球と種まきで増やすことが出来ますが、繁殖力旺盛で放っておいてもよく増えます。

分球

適期は3月中旬~5月中旬です。
増えた球根を植え付けて下さい。
地下茎でも殖えるので、出来た球根を株分けの要領で植え付けてます。

種まき

花後に出来た種を採りまきして下さい。
開花までには3年ほどかかります。

病気・害虫

病害虫の発生はほとんどありません。

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