ガーデニングの図鑑

宿根草・多年草、一年草・二年草の草花、庭木などガーデニング植物の特徴、育て方、増やし方などについて紹介しています。

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ミモザの育て方

更新日:

学名…Acacia baileyana、Acacia dealbata
和名…ギンヨウアカシア、フサアカシア
別名…ミモザアカシア
科名…マメ科
属名…アカシア属
原産国…オーストラリア
花色…黄色
樹高…5m~10m
日照…日なた
難易度…星星星
USDA Hardiness Zone:7 to 10

ミモザアカシアの特徴

ミモザアカシア

ミモザの仲間であるアカシア属の植物は、南半球の熱帯から亜熱帯にかけて約1200種が分布しています。
日本で「ミモザ」というと「ギンヨウアカシア(A.baileyana)」や「フサアカシア(A. dealbata)」などのアカシア属の花木の総称として用いられていますが、本来は「ミモザ」とはオジギソウの学名です。
葉や花の形がオジギソウに似ていることからイギリスで誤用され、現在では日本でもミモザと言えばギンヨウアカシアやフサアカシアの総称として定着しています。主な原産地はオーストラリアで、常緑性高木の花木です。
日本へは明治時代末期に渡来し、暖地では街路樹としても植栽されています。

花期は3月~4月上旬。
やや枝垂れた枝の先に、球状の黄色い小さな花を房状に咲かせます。
花付きが非常に良く、最盛期には樹木全体が黄色く染まり、庭を明るく彩ってくれます。
小さな羽状の葉が規則並んだ小葉は常緑で、特にギンヨウアカシアは年間を通じて観賞価値の高い樹木です。

やや寒さに弱い性質ですが、南関東以南では庭植えで冬越し可能です。
日本の気候が合わないのか、元気に育っていても急に枯れこむことがあります。
オーストラリア原産の植物は全般的に難易度が高めです。

フサアカシアとギンヨウアカシア

フサアカシア

大きく育つので広いスペースを必要とし、暖地では公園樹として植栽されています。
花には甘い香りがあります。
葉は羽のような小さな葉が対になって並んだ羽状複葉で、羽片の数がギンヨウアカシアより多く、やや隙間が空いているため柔らかな印象です。

ミモザの名前はこのフサアカシアを指していましたが、近年ではギンヨウアカシアもミモザの名前で流通しています。

ギンヨウアカシア

ギンヨウアカシア

フサアカシアよりややコンパクトな樹形のため、庭木としてよく植栽されます。
羽片の数がギンヨウアカシアより少なく、隙間がありません。
花には香りがありませんが、繊細で美しい葉には年間を通じて観賞価値があります。

園芸品種のプルプレアは、若葉と新梢が紫に色づく品種で、花付きはよくないもののギンヨウアカシアよりコンパクトに育つため、近年人気の品種です。

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ミモザアカシアの育て方

ミモザの育て方

栽培環境

日当たりが良く水はけの良い場所が適しています。
強い風に当たると枝が折れてしまうので、出来れば風のあまり当たらない場所が望ましいです。

マメ科の植物で移植を嫌い、枝が横に張るのである程度のスペースが必要になります。
植え場所は熟考の上で決定して下さい。

冬越し

耐寒温度は-5℃程度と言われています。
南関東以南では庭植えで冬越し可能です。
積雪や冬の寒風で枯れることもあるので、寒い地方では植栽できません。

風に対する対策

幹の細い苗木や、長く伸びた枝が強風で折れやすい樹木です。
苗木の場合は必ず支柱を立てて下さい。
長く伸びすぎた枝は短く切り詰めて下さい。

水遣り

庭植えの場合は、根付いてしまえばほぼ降雨のみで大丈夫です。
極度に乾燥が続くようであれば水やりをして下さい。
植え付け1年未満の苗木は、乾燥に注意して育てます。

鉢植えの場合は、用土の表面が乾いたらたっぷりと。

肥料

マメ科の植物は生長に必要なチッソ分を自らの体で作る事が出来るので、あまり必要ではありません。
庭植え、鉢植えともに開花後にリン酸とカリ分の多い速効性化成肥料を施して下さい。

植え付け、植え替え

適期は4月~9月です。

植え付け

庭植えの場合は、用土に腐葉土をたっぷりと混ぜ込んで水はけの良い環境を作って下さい。
根鉢の2倍程度の植穴を掘り、植え付け後は水極めをして土をなじませます。

鉢植えの場合は、市販の培養土を使うか、赤玉土(中粒)7・腐葉土3などの配合土を使います。

植え替え

鉢植えの場合は、根詰まりを起こしているようなら植え替えが必要になります。
根鉢を崩さずに、一回り大きな鉢に植え替えて下さい。

剪定

適期は花後~7月上旬です。
ミモザの花芽は夏以降に作られます。
秋以降に花芽を確認しながらの剪定することも出来ますが、手がかかる上に思うように剪定できません。

剪定

伸びすぎた枝を切り戻し、込み合った枝を間引きます。
枝は必ず、新芽か葉、小枝を残した位置で切ります。
樹高が高くなり過ぎる場合は、上へ伸びた枝を摘心して下さい。

その年に伸びた短い枝を残し、長く伸びた枝は分枝した根元で切り落として、樹形を整えます。

増やし方(種まき)

種まきで増やすことが出来ます。

種の採取

花後に種が出来るので、サヤが茶色くなったら採取して下さい。
採取した種はすぐに採りまきするか、翌年の春まで保管します。
種は乾燥に弱いため、保管する場合は湿らせた砂などを入れた密閉容器に入れて冷暗所で管理して下さい。

種まき

適期はとりまきか、3月~4月です。

発芽温度は15℃~25℃です。
種はポットに1粒ずつまき、覆土は種が隠れるように5㎜程度。
乾かさないように管理したら、1週間~3週間程度で発芽しますが、発芽率はよくありません。

吸水作業

種が硬いからに包まれているため、吸水作業をすると発芽率が上がるそうです。
70℃~75℃に熱したお湯に種を15分ほど浸します。
その後すぐに冷たい水につけ、そのまま1~2日ほど放置してから種を蒔いて下さい。

病気・害虫

イセリアカイガラムシ、ミノガ

イセリアカイガラムシは枝や葉裏に寄生し、樹液を吸汁する害虫です。
排せつ物が葉に付着するとすす病を誘発することがあるので注意が必要です。
初期であれば、ブラシで削り取ることで駆除することが出来ます。
数が多い場合は、薬剤で対処して下さい。

ミノガ(ミノムシ)は夏の時期に発生し、葉を食害する害虫です。
放置しておくとミノの中で産卵してどんどん数が増えるので、見つけ次第、捕殺して下さい。

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