ガーデニングの図鑑

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チョコレートコスモスの育て方

更新日:

学名…Cosmos atrosanguineus
科名…キク科
属名…コスモス属
原産国…メキシコ
花色…黒、赤、ピンク
草丈…30cm~60cm
日照…日なた~半日蔭
難易度…星星
USDA Hardiness Zone:7 to 9

チョコレートコスモスの特徴

チョコレートコスモス

チョコレートコスモスは、メコシコ原産の多年草です。
現地ではすでに絶滅したとされており、現在流通しているチョコレートコスモスは、たった一株を挿し木によって増やしたものです。
チョコレートコスモスは自家受粉では結実しない、あるいは結実しても正常な種子を形成しない性質のため(自家不和合性)、原種、交配種ともに種で増やすことが出来ません。
挿し芽、あるいは球根状に肥大した根を分球することによって増やされています。

流通しているのは、気難しい性質の原種チョコレートコスモス(Cosmos atrosanguineus)もありますが、最近では育てやすいキバナコスモスとの交配種が一般的です。
日本へは大正時代に渡来し、近年になって浜名湖花博で取り上げられるなど急速に人気が高まっています。

花期は5月~11月。
※春から秋まで咲く品種と、秋咲きの品種があります。
細く伸びた花茎の先に、8枚の花弁を持つ花径4㎝程度の花を咲かせます。
花にはチョコレートを思わせる芳香があります。
花色は、黒に近い茶色から、赤、最近ではピンクの花色の品種も流通しています。
チョコレートコスモスの名の通り、シックな花色と甘い香りが魅力的な植物です。

▼チョコレートコスモスの花

チョコレートコスモス

葉は下部では楕円形、上部では羽状の切り込みが入り、茎に互生します。
草丈30㎝~70㎝程度に成長します。

▼チョコレートコスモスの葉

チョコレートコスモス

原種のチョコレートコスモスは暑さ寒さに弱く、栽培の難易度は高めですが、一般的に流通している交配種は耐寒性、耐暑性ともにあり、栽培は比較的容易です。
冬には地上部を枯らせて宿根し、春に再び芽吹きます。

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チョコレートコスモスの育て方

チョコレートコスモスの育て方

栽培環境

日当たりが良く風通しが良い場所が適しています。
日照時間が足りないと、徒長し、花付きが悪くなります。

原種のチョコレートコスモスは高温多湿の環境が苦手です。
夏の間は半日蔭に移動するか、遮光するなどの対策をして下さい。

夏越し、冬越し

夏越し

原種のチョコレートコスモスは、夏の直射日光に当たると葉が傷んでしまうことがあります。
鉢植えの場合は朝か夕方の短時間だけ日が当たる場所、または木漏れ日の下などに避難をして下さい。
庭植えで日を遮るものが無い場合は、遮光が必要になります。

交配種の場合は、特に対策の必要はありませんが、葉が枯れ込むようであれば、半日蔭に移動して下さい。

冬越し

花が終わったら、地上部を5㎝ほど残して刈り取ります。
庭植えの場合は、株元を腐葉土や敷き藁でマルチングするなどして、防寒対策を施します。
鉢植えの場合は、霜や凍結の心配のない場所に移動して下さい。

水遣り

庭植えの場合は、ほぼ降雨のみで大丈夫ですが、生育期間中に乾燥が続くようなら水やりをして下さい。

鉢植えの場合は、用土の表面が乾いたらたっぷりと。
冬越し中はやや乾燥気味に管理しますが、完全に乾かしてしまわないよう注意して下さい。
チョコレートコスモスの球根は乾燥に極端に弱く、完全に乾かしてしまうと枯れてしまいます。

肥料

庭植え、鉢植えともに、5月~10月の生育期に、緩効性化成肥料を控えめに施します。
肥料が多いと花付きが悪くなるので注意して下さい。

※原種チョコレートコスモスの場合は、真夏の7月~8月の間は肥料を与えないで下さい。

植え付け、植え替え

適期は4月~5月です。

植え付け

庭植えの場合は、用土に腐葉土を混ぜ込んで水はけの良い環境を作って下さい。
さらに元肥として緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使うか、赤玉土(小粒)5・腐葉土3・ピートモス(酸度調整済)2などの配合土に緩効性化成肥料を混ぜ込んで土を作ります。

植え替え

鉢植えの場合は、1~2年に一度の植え替えを行って下さい。
一回り大きな鉢に新しい用土で植え付けます。

庭植えの場合は、特に植え替えの必要はありません。

切り戻し

8月頃に切り戻しを行います。
花期が春~秋の品種は、切り戻すことで秋にもたくさんの花を咲かせます。
秋咲き品種は、切り戻すことでコンパクトに育てることが出来ます。

切り戻しの位置は根元から10㎝~20cmの場所です。
各枝に葉が残るように注意します。

花柄摘み

花が終わったら、花茎ごと切り取ります。
こまめに花柄を摘むことで、風通しが良くなり、病気の発生を抑制することが出来ます。

増やし方(挿し芽、分球)

挿し芽と分球で増やすことが出来ます。

挿し芽

原種チョコレートコスモスは5月中旬~6月中旬、交配種は5月~8月が適期です。

芽の先端から2節ほどの長さで切り取り、挿し穂にします。
下の節の葉を取り除き、水揚げをしたら挿し木用土に挿して下さい。
明るい日陰で水を切らさないように管理して、発根を待ちます。

分球

切り口から腐りやすいので、お勧めの方法ではありません。

適期は4月です。
掘り上げた球根を、芽を確認してナイフなどで2~3芽ずつに切り分けます。
ナイフは切れ味の良いものを使い、ウイルスなどの感染を防ぐために消毒しておきます。

病気・害虫

うどんこ病

春と秋に発生しやすい病気です。
風通しが悪いと特に発生しやすくなるので、注意して下さい。

ホコリダニ

発生すると葉が委縮したようになり、新芽が展開しなくなります。
多発した場合は切り戻しが必要です。

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