宿根草・多年草、一年草・二年草の草花、庭木などガーデニング植物の特徴、育て方、増やし方などについて紹介しています。

ガーデニングの図鑑

一年草・二年草

アグロステンマの育て方

更新日:

学名…Agrostemma githago
和名…ムギセンノウ(麦仙翁)
別名…ムギナデシコ
科名…ナデシコ科
属名…ムギセンノウ属
原産国…地中海沿岸~西アジア
花色…ピンク、白
草丈…60㎝~90㎝
日照…日なた
難易度…星
USDA Hardiness Zone:Not Applicable

アグロステンマの特徴

アグロステンマ

アグロステンマは、地中海沿岸部から西アジアにかけて3種が分布するナデシコ科の一年草です。
その中で観賞用として栽培されるのは、地中海の東部を原産とするアグロステンマ・ギタゴ種(Agrostemma githago)です。
強健な性質と旺盛な繁殖力で、自生地では麦畑の雑草として認知されており、あまり栽培されることはありません。
現在ヨーロッパではやや減少傾向にありますが、世界の広い地域で帰化植物として定着しています。

学名のアグロステンマは、ラテン語の「agros(畑)」+「stemma(王冠)」から来た合成語で、「畑に美しく咲く」という意味を持っています。
日本へは明治10年に渡来しています。

アグロステンマの花期は5月~6月。
花期になると、分枝した茎の頂部に、花径3~5㎝程度の花を咲かせます。
花は軽く外側にカールした5枚の花弁を持ち、花弁は中心部が白く外側へとグラデーションになっており、濃いピンクから紫色の筋が数本入ります。

▼アグロステンマの花

アグロステンマ

花色は基本種のピンクの他、白、紫。
純白から淡いピンク、赤紫の品種などが流通しています。
大輪種は花径5~8㎝の大きな花を咲かせます。

葉は線形で茎に対生します。
葉茎には細かい毛が密生しているため、やや白味を帯びます。
茎は分枝しながら草丈60~90㎝程度に成長します。
草姿はナデシコに似ていますが、草丈がかなり高くなります。

▼アグロステンマの葉の様子

アグロステンマ

丈夫で育てやすい植物で、放任でもよく花を咲かせます。
関東以西の平地では、防寒対策無しで冬越し可能です。
こぼれ種でもよく増えます。

スポンサーリンク

アグロステンマの育て方

アグロステンマの育て方

栽培環境

日当たりが良く、水はけの良い場所が適しています。

弱アルカリ性の土壌を好みます。
庭植えの場合は、あらかじめ用土に苦土石灰を混ぜて土壌を中和しておいて下さい。

冬越し

関東以西の平地であれば、そのまま戸外で冬越し可能です。
苗が小さい場合は、霜柱で根が持ち上げられることがあります。
そのままだと株が弱ってしまうので、株元を押さえて元に戻しておいて下さい。

水やり

庭植えの場合は、ほぼ降雨のみで大丈夫です。
鉢植えの場合は、用土の表面が乾いたらたっぷりと。
やや乾燥気味の環境を好みます。
水のやりすぎには注意して下さい。

肥料

やせ地でもよく育つ植物で、多肥な環境では草姿が乱れます。

庭植えの場合は、肥料は必要ありません。
鉢植えの場合は、植え付け時と春先に少量の緩効性化成肥料を置き肥して下さい。

植え付け

適期は10月~12月、3月~4月です。

弱アルカリ性の土壌を好みます。
庭植えの場合は、あらかじめ用土に苦土石灰を混ぜて土壌を中和しておきます。
水はけが悪い場所では、用土に腐葉土を混ぜ込んで水はけの良い環境を整えて下さい。
株間は30㎝程度です。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使うか、赤玉土(小粒)6・腐葉土4などの配合土を使います。

種まき

適期は9月~10月です。
寒冷地では春の3月~4月に蒔きます。

発芽率が高いので、種は花壇や鉢に直まきがオススメです。
20~30㎝の間隔に4~5粒ずつまいて下さい。
発芽温度は20℃前後で、覆土は種が隠れる程度。
発芽後に間引きます。

支柱立て

気温が上がり始めると急激に大きくなります。
必要な場合は、早めに支柱を立てて下さい。

増やし方(種まき)

種まきで増やすことが出来ます。

種の採取

花後に種が出来きます。
膨らんだ子房が茶色く変色してカラカラに乾いたら、中の種が熟しているので採取して下さい。
採取した種は、封筒などに入れて冷暗所で保管します。

種まきについては上記「種まき」の項目を参照下さい。

病気・害虫

新芽や蕾にアブラムシが発生することがあります。
見つけ次第、駆除して下さい。

-一年草・二年草
-, , ,

Copyright© ガーデニングの図鑑 , 2017 All Rights Reserved.