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リンドウの育て方

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学名…Gentiana scabra var. buergeri
和名…リンドウ(竜胆)
科名…リンドウ科
属名…リンドウ属
原産国…日本、アジア、ヨーロッパ
花色…青、紫、ピンク、白
草丈…15㎝~80㎝
日照…日なた(夏は半日陰)
難易度…星星
USDA Hardiness Zone:4 to 8

リンドウの特徴

リンドウ

リンドウの仲間は、世界に約400種が分布する多年草で、日本にはその内13種が分布しています。
自生地は本州から四国、九州の明るい林や草原、人里近い野山などで、秋を代表する山野草として古くから親しまれています。
自生地の環境や地域によって変異の多い植物としても知られており、変種、亜変種を含めるとほぼ日本全国に自生している植物です。
群生せず一本ずつ咲く性質から、「あなたの悲しみに寄り添う」という花言葉を持っています。
品種改良は世界に先駆けて日本で行われ、鉢花用から切り花用の品種まで、数多くの園芸品種が流通しています。

花期は9月中旬~11月上旬。
葉の付け根や先端に、長さ4㎝~5㎝の釣鐘形の美しい花を咲かせます。
筒状花の先端は五裂し、鮮やかなブルーが印象的な植物です。
花色は青、紫、ピンク、白。
笹のような葉が茎に対生します。
草丈30㎝程度でこんもりとまとまる品種から、80㎝にもなる高性種まで数多くの品種が流通しています。

品種によって栽培難易度は異なりますが、一般的に園芸店で売られている品種は、夏の暑さに気をつければ比較的容易に栽培することが可能です。
耐寒性があり、強い凍結の心配がなければ戸外での冬越しが可能です。

リンドウの主な品種

エゾリンドウ(Gentiana triflora var. japonica)

エゾリンドウ

北海道から近畿地方に分布する高性種。
山地の湿地帯などに自生し、草丈30㎝~80㎝に育ちます。
切り花として流通するリンドウは、エゾリンドウの栽培種や交雑種が多いです。

エゾオヤマリンドウ(G. triflora var. japonica ssp. montana)

エゾオヤマリンドウ

エゾリンドウの変種で、北海道、東北地方の高山帯に分布します。
草丈20㎝~40㎝で、花は茎の先端のみに付きます。

オヤマリンドウ(G. makinoi)

オヤマリンドウ

関東地方から四国に分布します。
エゾリンドウに似ていますが、葉が幅広で草丈60㎝程度とやや小型です。
長さ2㎝~3㎝の花は、花弁が少し開くのみで大きく開きません。

他にも数多くの変種があり、園芸品種も流通しています。

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リンドウの育て方

リンドウの育て方

栽培環境

日当たりが良く、水はけの良い場所が適しています。
真夏の強い日差しに当たると葉焼けを起こすので、夏場は明るい日陰で管理して下さい。

冬越し、夏越し

夏越し

梅雨明けから秋の彼岸頃までは、風通しの良い明るい日陰で管理します。
庭植えで直射日光に晒される環境の場合は、遮光して下さい。
遮光率は50%程度です。

冬越し

耐寒性はあるので、暖地の場合は戸外でそのまま冬越し可能です。
その他の地域で、強い凍結や霜の心配がある場合は、腐葉土や敷き藁でマルチングしたり、棚下などで霜や雪を避けて冬越しさせて下さい。

水遣り

水切れに弱く、乾燥すると葉が傷み回復しません。
葉のある間は水切れに注意して管理します。

庭植えの場合は、乾燥が続くようなら水やりをして下さい。
鉢植えの場合は、用土の表面が乾いてきたらたっぷりと。
冬越し中の株は、用土の表面が乾いてから水やりをして下さい。

肥料

元肥として、用土に少量の緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。
追肥は、目出しから梅雨前までと、秋の彼岸~11月上旬頃までの間、緩効性化成肥料の置き肥をするか、液体肥料を定期的に施して下さい。

植え付け、植え替え

適期は3月中旬~4月です。

植え付け

庭植えの場合は、用土に腐葉土を混ぜ込んで水はけの良い環境を作っておきます。
さらに元肥として、少量の緩効性化成肥料を混ぜ込んでおいて下さい。

鉢植えの場合は、市販の山野草の培養土を使うか、赤玉土(小粒)5・鹿沼土(小粒)3・腐葉土2などの配合土に少量の緩効性化成肥料を混ぜ込んで土を作ります。

植え替え

鉢植えの場合は、一年に一度、植え替えを行います。
根鉢を軽く崩して古い土を取り除き、一回り大きな鉢に植え替えるか、株分けを行って下さい。

庭植えの場合は、増えすぎて生育が悪くなるようなら、株分けを兼ねて植え替えを行って下さい。

花柄摘み

種を採取しない場合は、花柄を摘んで下さい。

摘心

摘心すると脇芽が伸びて花数が増えますが、エゾリンドウやオヤマリンドウは脇芽が出にくい品種です。
摘心すると花が咲かなくなる場合があるので注意して下さい。

摘心の時期は、5月頃です。
時期が遅れると花が咲かなくなるので、少なくとも6月上旬までには摘心を済ませてしまいます。
株の下部を2~3節残して、切り落とします。
脇芽が伸びたらさらに摘心すると、草丈が抑えられ花数が増えます。

増やし方(挿し芽、株分け、種まき)

挿し芽、株分け、種まきで増やすことが出来ます。
種まきについては下記「種まき」の項目を参照下さい。

挿し芽

適期は5月~6月上旬です。
摘心した芽を挿し芽として利用することが出来ます。

茎を2~3節分の長さに切り取って挿し穂にします。
下の節の葉を取り除き、水揚げをしてから挿し木用土に挿して下さい。
明るい日陰で水を切らさないように管理して、発根を待ちます。

株分け

適期は3月中旬~4月です。

植え替え時に掘り上げた株を、3~4芽以上の芽が付くように手で分けます。
小さく分けすぎないように注意して下さい。

種まき

開花までには2年ほどかかります。
発芽率はあまりよくありません。

種の採取

花後にサヤが出来ます。
サヤが黄変して割れると中の種が零れ落ちます。
サヤが割れ始めたらサヤごと採取して下さい。
採取したサヤは乾燥させて、中から種を取り出します。

種まき

適期は3月~4月です。

種が非常に細かいので、種まき用土は粒が細かいものを使用して下さい。
播種箱やピートバンに種が重ならないように注意して蒔き、覆土はしません。
種まき後にシャワーで水やりをすると種が自然に沈みます。
水を切らさないように管理して発芽を待ちます。

発芽後、本葉が4~6枚程度になったらポット上げし、ポットに根が回ったら定植して下さい。

病気・害虫

ウイルス病

葉に不規則な縞模様が入ったり、萎縮したりします。
発病すると完治することはないので、株は処分して下さい。

アブラムシ

新芽や蕾に寄生して吸汁します。
発生した場合は薬剤で駆除して下さい。

ナメクジ、ヨトウムシ

葉や茎を食害します。
どちらも夜行性の害虫です。
ヨトウムシは日中は株元の土の中に潜んでいることが多いので、株元の土を軽く掘って探してみて下さい。
ナメクジは夜間に見回って捕殺するか、専用の薬剤で駆除します。

ネコブセンチュウ

根に寄生して養分を吸い取ります。
発生すると根に小さなコブが出来ます。
植え替え時にコブを発見したら、病変のある根を切り詰めて新しい用土で植え替えて下さい。

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