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ツワブキの育て方

更新日:

学名…Farfugium japonicum
和名…ツワブキ(石蕗)
別名…ツワ、ツヤブキ、イシブキ、
科名…キク科
属名…ツワブキ属
原産国…日本、朝鮮半島、中国
花色…黄、白、オレンジ
草丈…20㎝~70㎝
日照…半日蔭~日陰
難易度…星
USDA Hardiness Zone:7 to 10

ツワブキの特徴

ツワブキ

ツワブキは、日本、朝鮮半島、中国に分布するキク科ツワブキ属の常緑性多年草です。
日本では、本州の東北南部以南の地域、四国、九州、南西諸島に自生しています。
自生地の多くは海にごく近い海岸沿いで、一部は低地や山地の日陰の場所にも分布してます。
「ツワブキ」の名前はツヤのあるフキという意味ですが、このツヤによって潮風から自身を守っています。

ツワブキの花期は10月~12月。
花期になると、株の中心から花茎を長く伸ばし、花径5㎝前後の頭花を多数咲かせます。
頭花は花弁のように見える舌状花と、中心部分の筒状花から形成された集合花です。
多くは黄色の一重咲きですが、園芸品種の中には八重咲きや丁字咲きの品種もあります。
花色は基本種の黄色の他、白、オレンジ色。

▼ツワブキの花

ツワブキ

葉はフキに似ていますが、厚みがある照葉で大きなものでは径30㎝前後になります。
常緑でツヤのある葉の観賞価値は高く、古くから栽培されている植物の一つです。
※寒冷地では冬になると地上部を枯らせて宿根します。
葉に斑の入る品種もあり、カラーリーフとしても利用されます。

鹿児島県や沖縄県などでは、葉柄をフキのように食用として利用します。
灰汁が強いのでフキよりも下処理に手間がかかるようです。

▼ツワブキの株姿

ツワブキ

日本に自生する植物なので、耐寒性、耐暑性に優れており、日本の気候によく合っています。
半日蔭から日陰の環境に対応し、丈夫な性質です。
晩秋の花の少ない時期に咲く花は愛らしく、美しい葉と共に年間を通じて観賞価値があります。

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ツワブキの主な品種

天星(Farfugium japonicum ‘Tensei’)

ツワブキ

葉に入る黄色い金紋が美しい品種です。
斑の入り方には個体差があり、また季節によって変化します。
星を散りばめたような斑は星斑とも呼ばれます。
斑の部分が葉焼けしやすいので、明るい日陰での栽培に向いています。

浮雲錦(F. japonicum ‘Ukigumo nishiki’)

ツワブキ

江戸時代からある白覆輪の品種です。
葉の縁から不規則に入る白い斑が美しく、庭を明るい彩ります。
環境適応力が高く、慣れれば直射日光下でも美しく育ちます。

金環(F. japonicum ‘Kinkan’)

葉の縁に入る黄色い縁取りが美しい品種です。

シシバ(獅子葉)

葉の縁が細かく縮れる品種で、‘牡丹獅子’や‘大獅子’、黄色い斑が入る‘鏡獅子’などの品種があります。
葉姿が大きく異なるので、かなり印象の異なった品種です。

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ツワブキの育て方

ツワブキの育て方

栽培環境

半日蔭から明るい日陰の場所で、水はけの良い環境が適しています。
日なたでも育ちますが、葉の周りが枯れこんだり、生育が悪くなることがあります。
特に斑入り品種は葉焼けを起こしやすいので、明るい日陰から半日蔭の場所で育てて下さい。

ある程度は日照があった方が花付きは良くなります。
まったくの日陰では徒長して花もあまり咲きません。

水やり

庭植えの場合は、ほぼ降雨のみで大丈夫です。
鉢植えの場合は、用土の表面が乾いたらたっぷりと。

肥料

庭植えの場合は、元肥を施しておけば追肥の必要はありません。
やせ地で生育が悪い場合は、春に骨粉入りの固形油粕などを株元に施して下さい。

鉢植えの場合は、6月と10月頃に、緩効性化成肥料または骨粉入りの固形油粕を施します。

植え付け、植え替え

適期は3月~4月です。

植え付け

庭植えの場合は、用土に腐葉土をたっぷりと混ぜ込んで水はけの良い土壌を作って下さい。
さらに元肥として、堆肥などを混ぜ込んでおきます。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使うか、赤玉土(小粒)6・腐葉土4などの一般的な配合土に緩効性化成肥料を混ぜ込んで土を作ります。

植え替え

鉢植えの場合は、1~2年に一度、植え替えを行って下さい。
一回り大きな鉢に植え替えるか、株分けを行います。

庭植えの場合は、特に植え替えの必要はありませんが、増えすぎているようなら株分けを行って下さい。

日常の管理

種を採取しない場合は、花が終わったら花茎を切り取ります。
枯れた葉があれば地際から取り除いて下さい。

増やし方(株分け、種まき)

株分けと種まきで増やすことが出来ます。

株分け

適期は植え替え時の3月~4月です。
掘り上げた株を、手で分けて植え付けて下さい。

種まき

▼ツワブキの種

ツワブキ

花後にタンポポの綿毛のような種が出来ます。
採取して種をまきますが、開花までには2~3年かかります。

種まきの適期は2月~3月です。
種はポットや播種箱にまくか、花壇や鉢に直まきします。
覆土は綿毛が隠れる程度にごく薄く。
水を切らさないように管理すれば、桜の咲く頃には発芽します。

病気・害虫

病害虫はほとんど発生しませんが、時々ナメクジによる食害があります。
ナメクジは夜行性なので、夜間に見回って捕殺するか、専用の薬剤で駆除して下さい。

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