ルドベキア・ヒルタ

  • 学名…Rudbeckia hirta L.
  • 和名…アラゲハンゴンソウ(粗毛反魂草)
  • 科名…キク科
  • 属名…オオハンゴンソウ属
  • 原産国…北アメリカ
  • 花色…黄色
  • 草丈…100㎝まで
  • 日照…日なた
  • 難易度…星
  • USDA Hardiness Zone:3 to 7

ルドベキア・ヒルタとは

ルドベキア・ヒルタ

ルドベキア・ヒルタは、北アメリカに分布するキク科オオハンゴンソウ属の一年草、二年草、または多年草です。
分布域はカナダ南部およびアメリカ合衆国(モンタナ州、ネバダ州、アリゾナ州を除く)にあり、開けた森や草原、野原、道端や荒れ地に自生しています。
英名は black-eyed Susan 、和名はアラゲハンゴンソウ。

4種の変種があり観賞用にも栽培されています。
日本ではオオハンゴンソウ属の園芸品種を「ルドベキア」と呼びますが、その大半が本種から作出されています。

※一年草として栽培されます。


ルドベキア・ヒルタの花期は7月~9月。
花期になると、伸びた茎の頂部に頭花(とうか)を咲かせます。

頭花(トウカ)…主にキク科の植物に見られる花序の形で、頭状花(トウジョウカ)とも呼ばれます。
一輪の花に見える部分は、外周の花弁のような舌状花(ゼツジョウカ)と、中心部分の小さな管状花(カンジョウカ)から作られた集合花です。

▼ルドベキア・ヒルタの頭花

舌状花は8~16個で、通常は黄色、時に黄橙色で、基部に濃茶の斑点が入ることがあり、稀に舌状花の大部分が濃茶になることがあります。

▼舌状花の基部に斑点のあるルドベキア・ヒルタ

舌状花の基部に斑点のあるルドベキア・ヒルタ

管状花は250~500個以上あり、黒褐色~暗紫褐色、または淡緑色~淡黄緑色。

▼管状花が淡緑色のルドベキア・ヒルタ

管状花が淡緑色のルドベキア・ヒルタ

管状花は外側から内側へと咲き進みます。

▼ルドベキア・ヒルタの管状花

ルドベキア・ヒルタの管状花

雄性先熟で、先に雄しべ成熟した後、雌しべが伸びてきます。
雌しべの柱頭は2裂しています。

▼管状花の雄しべと雌しべ

ルドベキア・ヒルタの管状花の雄しべと雌しべ

総苞片(そうほうへん)には、粗い毛が生えています。

※総苞片(そうほうへん)…花序を保護する苞葉のこと。キク科やセリ科などに見られる。

▼ルドベキア・ヒルタの総苞片の粗毛

ルドベキア・ヒルタの総苞片の粗毛

花は花期の間、次々と開花します。


葉は楕円形~披針形、または卵形で先が尖ります。
鋸歯はあるものと無いものがあります。

基部の葉は長さ8~30㎝、幅0.5~7㎝、茎葉は長さ3~20㎝、幅0.4~4㎝の大きさです。
通常葉柄がありますが、茎葉ではないこともあります。
葉の表面には粗い毛が生えています。

▼ルドベキア・ヒルタの葉の様子

ルドベキア・ヒルタの葉の様子

茎には粗い毛が生えており、草丈100㎝程度まで成長します。
※品種により異なります。

種小名である「ヒルタ(hirta)」は毛深いという意味で、茎葉に生える粗い毛に由来しています。

▼ルドベキア・ヒルタの茎の様子

ルドベキア・ヒルタの茎の様子

暑さに強く丈夫な性質で、病害虫の発生もほとんどありません。
育てやすい植物です。

ルドベキア・ヒルタの主な品種

プレーリー・サン(Rudbeckia hirta ‘Prairie Sun’)

ルドベキア・ヒルタ・プレーリー・サン

花径10㎝以上の大輪で、草丈60~80㎝程度に成長します。
鮮やかな黄色の舌状花と、淡いグリーンの筒状花が美しい人気品種です。

チェリーブランデー(Rudbeckia hirta ‘Cherry Brandy’)

ルドベキア・ヒルタ・チェリー・ブランデー

えんじ色から赤銅色、くすんだオレンジ色などが混ざりあった花がランダムに咲く品種です。
草丈40~50㎝程度に成長します。

カプチーノ(Rudbeckia hirta 'Cappuccino')

ルドベキア・ヒルタ・カプチーノ

花径10㎝~15㎝の大輪で、草丈30~70㎝程度に成長します。
舌状花の基部付近が赤褐色に染まります。

他にも数多くの品種が流通しています。

関連図鑑

ルドベキア・ヒルタの育て方

ルドベキア・ヒルタの育て方

栽培環境

日当たりが良く、水はけの良い場所が適しています。
夏の直射日光にも負けない強さがあるので、夏場に西日が当たるような場所で育てることも可能です。

冬越し

秋に種を蒔いた場合は、強く凍らせないように防寒対策を施して下さい。

水やり

庭植えの場合は、ほぼ降雨のみで大丈夫です。
鉢植えの場合は、用土の表面が乾いたらたっぷりと。

肥料

庭植えの場合は、元肥として緩効性化成肥料を混ぜ込んでおけば、特に追肥の必要はありません。

鉢植えの場合は、生育期の4月~10月の間に、緩効性化成肥料か液体肥料を定期的に施します。
あまり多くの肥料を必要とする植物ではありません。
肥料は控え目を心がけて下さい。

植え付け

適期は4月~5月です。

庭植えの場合は、用土に腐葉土を混ぜ込んで水はけの良い環境を作っておきます。
さらに元肥として、緩効性化成肥料を混ぜ込んで下さい。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使うか、赤玉土(小粒)6・腐葉土4などの配合土に緩効性化成肥料を混ぜ込んで土を作ります。

種まき

適期は9月~10月、3月です。
暖地の場合は秋まきの方が、花期が遅れず長く花を楽しむことが出来ます。
発芽温度は20℃です。

種は播種箱やポットに蒔き、覆土は種が隠れる程度。
播種箱にまいた場合は、発芽後に間引き、本葉が2~3枚程度でポット上げします。
ポットに根が回ったら定植して下さい。
霜よけを設置すると安心です。

強い霜や凍結の心配がある場合は、ポット苗のまま冬越しをし、春になってから定植します。
または春に種をまいて下さい。

増やし方

種まきで増やすことが出来ます。
※親株と同じ花が咲くとは限りません。

花が枯れ、ある程度乾いたら切り取って、さらに乾燥させると黒い小さな種が採取できます。

種まきについては上記「種まき」の項目を参照下さい。

病気・害虫

ハモグリバエによる食害が時々発生します。
葉に白っぽく色が抜けた線のような模様が出来ます。
模様の端に幼虫が潜んでいることが多いので、摘まんでつぶして下さい。

-一年草・二年草