プリムラ・マラコイデスの育て方 - ガーデニングの図鑑

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一年草・二年草

プリムラ・マラコイデスの育て方

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学名…Primula malacoides
和名…ケショウザクラ(化粧桜)
別名…オトメザクラ(乙女桜)
科名…サクラソウ科
属名…サクラソウ属(プリムラ属)
原産国…中国
花色…赤、ピンク、紫、白、複色
草丈…20㎝~50㎝
日照…日なた
難易度…星
USDA Hardiness Zone:8 to 10

プリムラ・マラコイデスの特徴

プリムラ・マラコイデス

プリムラ・マラコイデスは、中国に分布するサクラソウ科サクラソウ属(プリムラ属)の二年草です。
分布域は中国南部の広西チワン族自治区、貴州省、雲南省にあり、標高1800~3000mの高原、森林の開けた場所、小川沿いなどに自生しています。
美しい花を咲かせることから観賞用として広く栽培されているプリムラの一種で、数多くの園芸品種が作出され、流通しています。

プリムラ・マラコイデスの花期は1月~4月。
花期になると、株の中心から花茎を伸ばして花序を出し、花径2~3㎝程度の小さな花を多数咲かせます。
花は基部が筒状で花冠が5裂して平らに開き、花冠の裂片は浅く2裂しています。
筒の中には雌しべ1個と5個の雄しべがあり、花冠の中心は黄色くなっています。
基本種の花色は淡いピンク~紫色ですが、園芸品種では赤、ピンク、紫、白、複色など多彩な色が揃います。

▼白い花を咲かせるプリムラ・マラコイデス

プリムラ・マラコイデス

葉は楕円形~長卵形で縁に鋸歯があります。
葉は葉柄を持ってロゼット状に広がってこんもりと茂り、花を咲かせて草丈20~50㎝程度に成長します。
花序や葉裏には白い粉がふいており、和名である「ケショウザクラ(化粧桜)」の由来となっています。

▼プリムラ・マラコイデスの株の様子

プリムラ・マラコイデス

耐寒性は品種により異なりますがプリムラの中では比較的耐寒性があります。
暖地では霜の避けられる場所であれば戸外での冬越しが可能です。
寒さにだけ注意すれば丈夫な性質で、種からも育てることが可能です。

プリムラ・マラコイデスが属するサクラソウ属は、世界に広く500種以上が分布する巨大な植物群です。
美しい花を咲かせる種が数多くあることから、園芸植物として数百年前から栽培されており、本種プリムラ・マラコイデスの他、プリムラ・ポリアンサプリムラ・オブコニカなどが早春を彩る花として流通しています。

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プリムラ・マラコイデスの育て方

プリムラ・マラコイデスの育て方

栽培環境

日当たりが良く、水はけ、水もちの良い場所が適しています。
日当たりの悪い場所では花付き、生育共に悪くなるので、よく日の当たる場所で育てて下さい。

強い霜に当たると葉や花が傷んでしまうことがあるので、極力霜の避けられる場所で管理します。

冬越し

プリムラ・マラコイデスは、プリムラの中では比較的耐寒性のある品種です。
耐寒温度は-8℃程度で、霜の避けられる軒下などの日当たりの良い場所であれば、戸外での冬越しが可能です。
ただし、購入した鉢花の開花株は、寒さに慣れていないことが多いので、いきなり外には出さないで下さい。

※大輪系品種では耐寒性の低いものもあるので注意して下さい。

水やり

自生地はやや湿り気のある水場の近くで、強い乾燥が苦手な性質です。

庭植えの場合は、根付けばほぼ降雨のみで大丈夫です。
鉢植えの場合は、用土の表面が乾いたらたっぷりと。

肥料

花期の間は次々と花を咲かせるので、肥料を切らさないようにします。

庭植え、鉢植え共に、植え付け時に元肥として緩効性化成肥料を用土に混ぜ込んでおきます。
庭植えの場合は、10月~4月の間、定期的に緩効性化成肥料を置き肥して下さい。
鉢植えの場合は、さらに液体肥料も併用します。

夏越し中の苗には薄めの液体肥料を施して下さい。

植え付け

適期は秋の10月~11月です。

庭植えの場合は、用土に腐葉土をたっぷりと混ぜ込んで水はけの良い環境を作っておきます。
さらに元肥として緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使うか、赤玉土5・腐葉土3・ピートモス(酸度調整済)2などの配合土に緩効性化成肥料を混ぜ込んで土を作ります。

種まき

種まきの適期は5月~6月、9月中旬~10月中旬です。
発芽温度は15~20℃程度です。
初夏に種をまく場合は、気温が25℃以上になると発芽率、生育共に悪くなるので早めに種をまき、夏までに苗をある程度育てておきます。

種が細かいので種はピートバン、または平鉢などに重ならないように注意して蒔きます。
好光性種子のため、覆土は必要ありません。
水やりは底面給水で行い、明るい日陰で水を切らさないように管理して発芽を待ちます。
本葉が3~4枚程度になったらポット上げして下さい。
初夏に種をまいた場合は、ポットのまま夏越しをさせます。
できるだけ風通しの良い涼しい場所で育苗し、秋になってから定植します。

花がら摘み

種を採取しない場合は、花序の花が終わりかけたら花茎を元から切り取って下さい。
また、枯れた葉も取り除きます。
花がらや枯葉を放置していると、灰色かび病の原因にもなるので、こまめに取り除いて下さい。

増やし方(種まき)

種まきで増やすことが出来ます。

種の採取

花後に花がらを放置しておくと、種が出来ます。
花茎ごと切り取って、種を取り出して下さい。
採取した種は種まきまで、封筒などに入れて涼しい場所で保管しておきます。

種まきについては上記「種まき」の項目を参照ください。

病気・害虫

灰色かび病

低温多湿の環境で発生しやすい病気です。
発生すると葉に褐色の斑点を生じ、やがて灰色のカビに覆われます。
発病した葉は早めに取り除いて下さい。
花がらや枯れた葉を放置していると発生の原因になることがあるので、こまめに取り除いて株を常に清潔な状態に保ち、病気の発生を抑制します。

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