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ニューギニア・インパチェンスの育て方

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学名…Impatiens hawkeri (group)
科名…ツリフネソウ科
属名…ツリフネソウ属(インパチェンス属)
原産国…ニューギニア
花色…赤、オレンジ、黄、ピンク、白、紫、複色
草丈…20㎝~50㎝
日照…半日蔭~日陰
難易度…星
USDA Hardiness Zone:10 to 12

ニューギニア・インパチェンスの特徴

ニューギニア・インパチェンス

インパチェンスは、熱帯アジア、アフリカを中心に500種以上が分布する多年草です。
その中でニューギニアに分布する種を元に作出された品種群をニューギニア・インパチェンスと呼びます。
一般的にインパチェンスと呼ばれるアフリカホウセンカ(Impatiens walleriana)は、19世紀にはヨーロッパに紹介されていた歴史がありますが、ニューギニア・インパチェンスは1970年にアメリカの探検隊によって発見された新しいインパチェンス属の植物です。
自生地はニューギニアの亜熱帯高地で、インパチェンスより大株に育ち、葉や花が大きいのが特徴です。
本来は多年草ですが、耐寒性が低く日本では冬の寒さで枯れてしまうため、春まき一年草として扱います。

花期は5月~11月上旬。
長い花期の間、インパチェンスに似た鮮やかな花色の花を次々と咲かせます。
花色は赤、オレンジ、黄、ピンク、白、紫、複色。

▼サーモンピンクのニューギニア・インパチェンス

ニューギニア・インパチェンス

葉は長楕円形で厚みがあり、しっかりとした印象です。
中心に黄色い斑が入る斑入り品種、銅葉の品種もあり、草姿と共に多彩です。
葉や花が大きくしっかりとしているので、インパチェンスと比べるとより華やかでエキゾチックな印象があります。

自生地が高冷地のため、耐暑性はあまり高くありません。
比較的暑さに強い品種もありますが、暖地での夏越しはやや難しい印象です。
本来は多年草なので、10℃以上の気温があれば、冬越しが可能です。

半日蔭から明るい日陰の場所でよく花を咲かせ、インパチェンスより耐陰性があります。
乾燥は苦手な性質なので、やや湿り気のある場所が適しています。
「サカタのタネ」が作出した「サンパチェンス」は、草姿からニューギニア・インパチェンスの交配による園芸品種だと思われます。
ニューギニア・インパチェンスより耐暑性に優れているので、暖地の場合はサンパチェンスの方が育てやすいです。

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ニューギニア・インパチェンスの育て方

ニューギニア・インパチェンスの育て方

栽培環境

午前中のみ日の当たる半日蔭の場所や、柔らかい木漏れ日の差し込む明るい日陰の場所が適しています。
夏の強い直射日光が当たる場所だと、葉焼けや花焼けを起こすので注意して下さい。

※連作障害が出やすい植物です。
昨年インパチェンスを植えていた場所には植えないで下さい。
どうしても同じ場所に植える場合は、用土をごっそり新しいものに替えて下さい。

夏越し、冬越し

夏越し

暖地の場合は、夏越しがやや難しい植物です。
梅雨の長雨の時期になったら、雨の避けられる場所に移動します。
夏の間は出来るだけ涼しく、風通しの良い半日蔭の場所で管理して下さい。

7月頃に草丈の1/3~1/2程度の高さで切り戻すと、秋に再び美しい花を咲かせることがあります。

冬越し

本来は多年草なので、温度を保つことが出来れば冬を越すことが出来ます。
冬越しに必要な温度は最低でも5℃以上、10℃以上あれば安心です。
15℃以上の気温があれば冬でも花を咲かせます。

霜に当たると一発で枯れてしまうので花が終わって気温が下がって来たら、草丈の半分くらいの位置で脇芽を残して切り戻して、室内に取り込みます。
庭植えの場合は、鉢上げをするか、秋に挿し木株を作って冬越しをさせます。
室内では日の当たる暖かい場所に置き、水は控えめに肥料は与えずに管理します。

無事に冬を越したら新しい用土で植え替えを行って下さい。
連作障害の出やすい植物です。
花壇に植える場合は、昨年とは違う場所に植えて下さい。

水遣り

乾燥に弱い性質です。

庭植えの場合は、乾燥が続いて葉に張りが無くなるようなら水やりをして下さい。

鉢植えの場合は、用土の表面が乾いたらたっぷりと。
夏場は朝夕の水やりが基本になります。
水切れをさせてしまった場合は、水を張ったバケツなどに鉢を沈めて吸水させると復活します。

肥料

庭植えの場合は、元肥として用土に緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。
追肥は、5月~7月、9月中旬~10月の間に、緩効性化成肥料を定期的に置き肥して下さい。

鉢植えの場合も同様で、5月~7月、9月中旬~10月の間に、緩効性化成肥料を定期的に置き肥します。

植え付け、植え替え

植え付け

適期は5月~7月上旬です。

庭植えの場合は、用土に腐葉土や堆肥をしっかりと混ぜ込んで、水はけの良い環境を作ります。
さらに元肥として、緩効性化成肥料を混ぜ込んで下さい。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土やインパチェンスの土が使えます。
自分で作る場合は、赤玉土(小粒)6・腐葉土3・堆肥1の配合土に、緩効性化成肥料を混ぜ込んで下さい。
大きく育つので、大きめの鉢に植え付けて下さい。
8号鉢に1株が目安です。

植え替え

特に植替えの必要はありません。
冬越しした株は、4月中旬以降になってから新しい鉢に植え替えを行って下さい。
植え替えの際は、根を傷めないように気を付けて下さい。

花柄摘み、切り戻し

花柄摘み

花柄は自然に落ちますが、葉に付いたままにしていると灰色かび病の原因になります。
花が終わったらこまめに花柄を摘み取って、株を常に清潔な状態に保ちます。

切り戻し

真夏の間も花が咲きますが、開花が鈍ったり、下の葉が落ちて草姿が乱れた場合は、7月中旬頃に一度切り戻しを行います。
脇目が伸びて、秋から美しい草姿で花を咲かせてくれます。
切り戻しの高さは、草丈の1/3~1/2程度の位置です。

増やし方(挿し芽)

挿し芽で増やすことが出来ます。

挿し芽

適期は5月~7月、9月~10月です。

茎を3~4節程度の長さに切り取って挿し穂にします。
先端から切っても、茎の途中の部分を使っても大丈夫です。
下の葉を取り除いて水揚げをし、葉を取り除いた部分の節が埋まるように、挿し木用土に挿して下さい。
明るい日陰で水を切らさないように管理したら、2週間前後で発根します。
発根したらポット上げして下さい。

病気・害虫

灰色かび病

葉や茎に茶色~灰色の斑点ができます。
病変を見つけたら取り除いて下さい。
多湿の環境で発生することが多く、風通しを良くすることである程度は予防できます。
また殺菌剤を散布することでも殺菌、予防ができます。

スリップス(アザミウマ)

植物の表面に付いて汁を吸う虫ですが、厄介なのはウイルス病を媒介することです。
被害を確認したら薬剤などで早目に対処して下さい。

ハダニ、アブラムシ

アブラムシもウイルス病を媒介することがあります。
見付け次第駆除して下さい。

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