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セラスチウムの育て方

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学名…Cerastium tomentosum
和名…シロミミナグサ(白耳菜草)
別名…スノーインサマー、ナツユキソウ
科名…ナデシコ科
属名…ミミナグサ属
原産国…ヨーロッパ
花色…白
草丈…10~20㎝
日照…日なた(夏場は半日蔭)
難易度…星星星
USDA Hardiness Zone:2 to 7

セラスチウムの特徴

セラスチウム

セラスチウムは、イタリア、シチリア島に分布するナデシコ科ミミナグサ属の常緑性多年草です。
分布域は山地に通じる平野部を中心に広がっており、道路脇や鉄道沿い、空地などに自生しています。
マット状に広がる性質と愛らしい花からヨーロッパでは広く栽培されており、各地で野生化したものが帰化植物として定着しています。
日本には観賞用として明治時代に渡来していますが、高温多湿の環境が苦手な性質のため、暖地では一年草として扱うことが多い植物です。

セラスチウムの花期は4月~6月。
花期になると、立ち上がった茎の上部から花序を出し、花径1.5~2㎝程度の花を咲かせます。
花は楕円形の5枚の花弁を持ち、花弁の先は2裂します。
雄しべは10本で葯は黄色く、5本の花柱があります。

▼セラスチウムの花の様子

セラスチウム

葉は長さ2㎝程度の披針形で、対生します。
葉茎には細かい毛が密生しているため、白みを帯びています。
茎は分枝しながら花を咲かせ、草丈10~20㎝程度に成長します。
株はマット状に広がるため、グランドカバーとしても利用されることがあります。

▼セラスチウムの株の様子

セラスチウム

耐寒性は非常に高く、シルバーの常緑の葉はグランドカバーとしてだけでなく、寄せ植えの素材として魅力的です。
ただし、暑さには弱い性質のため、暖地・温暖地での夏越しは難しい植物です。
適した環境で育てれば、放任でもよく育ち、良く広がります。

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セラスチウムの育て方

セラスチウムの育て方

栽培環境

日当たりが良く、水はけが良く、風通しの良い環境が適しています。
乾燥気味の環境を好み、ジメジメした場所では上手く育たないので注意して下さい。

基本的に日当たりを好みますが、夏の暑さは苦手な性質です。
冷涼地以外の場合は、夏には半日蔭になるような場所で育てて下さい。

冬越し、夏越し

冬越し

耐寒性は非常に高く、特に対策の必要はありません。

夏越し

夏の暑さが苦手な性質です。

冷涼地以外で夏越しを考えている場合は、夏場は半日蔭の場所で管理するか遮光し、風通しの良い出来るだけ涼しい場所で管理して下さい。
梅雨の時期の蒸れから株が弱ってしまうこともあるので、雨の避けられる場所だと夏越しの確立が上がります。

色々と対策をしても暖地では夏を越すのは厳しいので、一年草として扱う方が無難かも知れません。

水やり

庭植えの場合は、ほぼ降雨のみで大丈夫です。

鉢植えの場合は、用土がしっかりと乾いてからたっぷりと。
乾燥気味の環境を好むので、水のやりすぎに注意して下さい。

肥料

やせ地でも育つ植物で、多くの肥料を必要としません。

庭植えの場合は、植え付け時に元肥を施しておけば、追肥は必要ありません。

鉢植えの場合は、春と秋に少量の緩効性化成肥料を株の周辺に置き肥して下さい。

植え付け、植え替え

植え付け

適期は秋の11月~12月、春の2月~3月です。

庭植えの場合は、用土に腐葉土を混ぜ込んで水はけの良い環境を作って下さい。
水はけの悪い場所では、盛り土をして高植えにしたり、用土にパーライトを混ぜ込んで環境の改善を図ります。
株間は30㎝程度です。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土にパーライトを混ぜて水はけの良い用土を作ります。
または、赤玉土6・腐葉土3・パーライト1などの配合土を使います。

植え替え

適期は秋の10月~11月です。

生育旺盛でよく根を伸ばします。
鉢植えの場合は、根詰まりを起こすと蒸れやすいので、一年に一度、植え替えを行います。
一回り大きな鉢に植え替えるか、株分けを行います。

切り戻し

花が終わったら株を刈り込んで、株が蒸れるのを防ぎます。
また、草姿が乱れた場合は、適宜切り戻しを行って下さい。

増やし方(株分け、挿し芽)

株分けと挿し芽で増やすことが出来ます。

株分け

適期は植え替え時の10月~11月です。
掘り上げた株を分けて植え付けて下さい。

挿し芽

適期は春の5月~6月、秋の9月下旬~10月です。

伸びた芽を5~10㎝程度に切って挿し穂にします。
水揚げをしてから挿し木用土に挿して下さい。
明るい日陰で水を切らさないように管理して、発根を待ちます。

初夏に挿し芽をした場合は、涼しい場所で夏越しをさせ、秋になってから植え付けます。

病気・害虫

病害虫の発生はほとんどありません。

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