ガーデニングの図鑑

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ウスベニアオイとゼニアオイの違い

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マロウ

ウスベニアオイとゼニアオイは非常によく似た草姿をしています。
どちらもヨーロッパ西部から北アフリカを原産とする、アオイ科マロウ属(ゼニアオイ属)の多年草です。
草姿が酷似しているのは当然で、ゼニアオイはウスベイアオイの変種です。
※亜種とされることもあります。

ゼニアオイと言えば江戸時代に渡来して、本州以南の地域で野生化している帰化植物です。
多くは市街地に自生しており、道端で見かけるマロウの花は、大抵の場合ゼニアオイです。
しかしながら、ウスベニアオイも野生化いるのが各地で確認されており、道端に生えているからと言ってゼニアオイとは限りません。

また、流通名も混乱していることが多く、コモンマロウと言えば通常ウスベニアオイを指しますが、ゼニアオイもコモンマロウの名前で呼ばれていることがあります。
現在では日本でコモンマロウとして流通している苗の多くがゼニアオイのようです。

庭で育てているコモンマロウはウスベニアオイですか?それとも変種のゼニアオイですか?
ここではそんな二種の違いを解説していきます。

ウスベニアオイとゼニアオイの違い

酷似した草姿の両種ですが、よく見ると違いがあります。

ウスベニアオイとゼニアオイの違い

▼ウスベニアオイの花
花色は白色から薄紅色です。

▼ゼニアオイの花
花色は赤紫色です。
ただし、薄い花色の場合もあるので花色だけで判断することは出来ません。

ウスベニアオイとゼニアオイの違い

▼ウスベニアオイの葉
葉は掌状で5~7裂しますが、切れ込みが深いのが特徴です。

▼ゼニアオイの葉
葉は同じく掌状で5~7裂しますが、切れ込みが浅いのが特徴です。
上の写真のものより、円形に近いものも多いです。

ウスベニアオイとゼニアオイの違い

▼ウスベニアオイの茎
全体に荒い毛が生えています。

▼ウスベニアオイの茎
茎は一般的に無毛です。

まとめ

ウスベニアオイとゼニアオイの違いをまとめると、

ウスベニアオイ ゼニアオイ
白から薄紅色 赤紫色
※薄い色の場合もある
切れ込みが深い 切れ込みが浅く円形に近い
毛が生えている 一般的に無毛

…となります。
ただし、薄紅色の花で茎に毛があるのに葉が丸い…なんていう両種の中間のような草姿のものもあり、正確な同定は難しいのかも知れません。

ちなみにページトップの写真は管理人宅のマロウですが、どうやらゼニアオイのようです。
花色は薄いのですが、葉の切れ込みが浅く、茎は無毛です。
何となく残念な気分になるのは気のせいでしょうか(笑)

どちらにせよ、ハーブティーで楽しむ分には問題ありません。
乾燥した花で入れたハーブティーは美しいブルーを発色し、レモンを加えるとパッとピンクに染まります。
夜明けのハーブティーと呼ばれる所以です。

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