ガーデニングの図鑑

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グレコマの育て方

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学名…Glechoma hederacea
和名…セイヨウカキドオシ(西洋垣通し)
別名…グランドアイビー
科名…シソ科
属名…グレコマ属(カキドオシ属)
原産国…ヨーロッパ、南西アジア
花色…紫
草丈…5㎝~10㎝(ツルは1m以上)
日照…半日蔭
難易度…星
USDA Hardiness Zone:4 to 9

グレコマの特徴

グレコマ

グレコマ(Glechoma hederacea)は、ヨーロッパ、南西アジアに分布する常緑性の多年草です。
元来はヨーロッパやアジアに分布する植物でしたが、現在では北米に導入したものが野生化しており、北米ではロッキー山脈以外のほとんどの地域で普通に見られる草花の一種となっています。

グレコマの仲間は日本にも自生しています。
道端などでよく見かけるカキドオシ(G. hederacea ssp. grandis)は、同じグレコマ属(カキドオシ属)に分類されている近縁種で、草姿も酷似しています。
「カキドオシ(垣通し)」の名前は、垣根を通して侵入してくるという性質に由来しており、グレコマはセイヨウカキドオシの和名を持ちます。

グレコマは、白い斑の入った葉が美しいリーフプランツです。
葉は腎円形で縁に鈍い鋸歯があり、茎に対生します。
茎は地面を這うように横に伸び、2m以上に伸びて地面を覆います。
このためグランドカバーとしてもよく利用されています。
基本種の葉色は緑ですが、流通している品種のほとんどは白い斑入りのグレコマ・バリエガタ(G. hederacea ‘Variegata’)です。
明るい緑の葉色に入る白い斑が美しく、グレコマの代名詞のような品種で広く普及しています。

▼グレコマの葉

グレコマ

葉茎には短い毛が生えており、爽やかな芳香があるためハーブとしても利用されます。
ビールの製造にホップが使われるようになる16世紀までは、グレコマが利用されていたそうです。

葉の美しいグレコマですが、春になると小さな花を咲かせます。
グレコマの花期は4月~5月。
花期になると茎の先端部分を立ち上げ、葉の付け根にシソ科やゴマノハグサ科の植物に多く見られる唇形花を咲かせます。
花は淡い紫で、花径1㎝未満と小さく、目立つものではありませんが、明るい葉色と相まって美しい草姿を見せてくれます。

▼グレコマの花

グレコマ

耐寒性、耐暑性ともに高く、丈夫な性質で育てやすい植物です。
放任でもよく増えて広がります。
常緑で冬を越し、寒くなると葉茎がほんのり紫に色づきます。

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グレコマの育て方

グレコマの育て方

栽培環境

日なたから半日蔭まで対応しますが、夏の強い日差しが苦手です。
乾燥から葉焼けを起こしたり、枯れてしまうこともあります。
夏場は強い西日が当たらない場所で育てて下さい。

庭植えの場合は、強い西日が避けられる半日蔭の場所が適しています。
一日中強い日差しが当たるような場所では乾燥しやすく、葉焼けを起こして生育が悪くなり枯死することもあります。

冬越し

耐寒温度は-10℃程度です。
寒さに非常に強い性質で、そのまま戸外で冬越し可能です。
ただ、強い霜に何度も当たると地上部は枯れてしまうこともあります。
その場合でも根が生きていれば、春になると再び芽吹きます。

土まで凍ってしまうような寒冷地では、凍結対策を施して下さい。

水遣り

乾燥がやや苦手な性質です。
鉢植えの場合は用土が乾き始めたらたっぷりと。
庭植えの場合は、乾燥が長く続くようなら水やりをして下さい。

肥料

庭植えの場合は、肥料はほとんど必要ありません。
鉢植えの場合は、葉色や生育が悪くなったら緩効性化成肥料や液体肥料を施して下さい。

植え付け、植え替え

適期は3月~6月、10月~6月ですが、真夏と真冬を除けばいつでも植え付け可能です。

植え付け

土質は特に選びません。
鉢植えの場合は、市販の草花用培養土や、赤玉土(小粒)7・腐葉土3などの一般的な配合土が使えます。

植え替え

鉢植えの場合は、鉢の底から根がのぞいて根詰まりを起こしているようなら植替えを行って下さい。

庭植えの場合は、数年に一度植え直しを行った方が美しい草姿を保てます。
放置していると、伸びたツルの中心部分の生育が悪くなって来ます。
腐葉土を混ぜて土壌改良を行い、元気なツルを植え直して下さい。

先祖返り

斑入り品種は、先祖返りで斑の入らないツルが出ることがあります。
緑葉だけのツルは繁殖力が非常に強いので、早目に切り取って下さい。

増やし方(株分け、挿し芽)

株分け、挿し芽で簡単に増やせます。
伸びたツルの節から自然に発根するので、切り分けて植え付けます。

病気・害虫

病気はほとんどありませんが、アブラムシ、ヨトウムシなどの被害が時々あります。
見つけ次第駆除して下さい。
ヨトウムシは植え付け直後の軟らかい土に寄って来るので、植え付け直後は注意が必要です。

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