和名…ホタルカズラ
科名…ムラサキ科
属名…ムラサキ属(イヌムラサキ属)
原産国…日本、中国、朝鮮半島、台湾
花色…紫~青
草丈…5~25㎝(匍匐茎は30㎝)
日照…日なた~半日蔭
難易度…
USDA Hardiness Zone:Not Applicable
ホタルカズラとは
ホタルカズラ(Buglossoides zollingeri)は、日本、中国、朝鮮半島、台湾に分布するムラサキ科ムラサキ属の多年草です。
※イヌムラサキ属で分類されることもあります(Lithospermum zollingeri)。
日本では、北海道から九州、沖縄に分布しており、山の斜面や茂み、草原などの日当たりの良い場所に自生しています。
ホタルカズラの花期は4月~6月。
花期になると、地面を這う茎の葉の付け根から茎を立ち上げ、頂部、または上部の葉の付け根に、小さな花を咲かせます。
花は花径1.5~1.8㎝程度で花冠が深く5裂しており、それぞれの破片には特徴的な隆起する白い線が入ります。
花は咲き始めは淡い紫色ですが、咲き進んでいくと美しい青へと変化していきます。
※花色の変化には個体差があるようです。
▼ホタルカズラの花
葉は披針形から幅の狭い楕円形で互生します。
茎葉には荒い毛が生えています。
地上を這う茎は30㎝程度まで成長し、葉の腋から花を咲かせる茎を立ち上げて草丈5~25㎝程度に成長します。
花後はランナーを出し、その先に翌年の株を作ります。
▼ホタルカズラの葉の様子
写真のホタルカズラは子株を知人に頂いたもので、昨年から育てています。
どの程度の繁殖力なのか、見守りたいと思います。
ミヤマホタルカズラ(Lithospermum diffusum,Lithodora diffusa)
ミヤマホタルカズラはヨーロッパ原産の常緑性低木です。
本種ホタルカズラとは別種ですが、ミヤマを省いた「ホタルカズラ」の名前で流通することがあります。
こちらは園芸店でもよく流通しており、園芸品種もあります。
ホタルカズラに似た愛らしい花を咲かせますが、耐暑性が低く、暖地での夏越しは難易度が高めです。