一年草・二年草

フウセンカズラ

  • 学名…Cardiospermum halicacabum L.
  • 和名…フウセンカズラ(風船葛)
  • 科名…ムクロジ科
  • 属名…フウセンカズラ属
  • 原産国…熱帯アメリカ、アフリカ、熱帯アジア、中国
  • 花色…白
  • 草丈…つる性(1~1.5m)
  • 日照…日なた
  • 難易度…星
  • USDA Hardiness Zone:8 to 11

フウセンカズラとは

フウセンカズラ

フウセンカズラは、熱帯アメリカ、アフリカ、熱帯アジア、中国、オーストラリアに広く分布するムクロジ科フウセンカズラ属の一年草です。
自生地では林縁や低木林、草原や耕作地、道端や河川の脇などで普通に見られる草花です。

ユニークな果実を実らせることから観賞用として広く栽培されています。
日本への渡来時期は不詳。


フウセンカズラの花期は7月~9月。
花期になると、葉の付け根から花序を出し、小さな花を咲かせます。
花序柄は4~8㎝の長さで、巻きひげ持っています。

▼フウセンカズラの花序

フウセンカズラの花序

花は直径8~10㎜の4弁花です。

▼フウセンカズラの花

フウセンカズラの花

4個の花弁の内側にある小さな花弁状のものは、花弁の基部から派生している付属物です。

雄しべ、雌しべはこの付属物の内側にあります。
雄しべは8個、雌しべは1個。
雌しべの柱頭は3裂しています。

花は通常両性花ですが、雄花、または雌花の単性花が付くこともあります。

▼フウセンカズラの花

フウセンカズラの花

果実は長さ1.5~3㎝、幅2~4㎝の風船形です。

▼フウセンカズラの果実

フウセンカズラの果実

果実の内部は3室に分かれており、中に一つずつ種子が入っています。
種子は直径5~6㎜の球形で黒く、ハート形の白い模様が入っています。

▼フウセンカズラの種

フウセンカズラの果実

葉は互生し、2~3回三出複葉です。

三出複葉(さんしゅつふくよう)…葉軸から3個の小葉が出ている葉の形、いわゆる三つ葉のこと。

※2回三出複葉とは、3つに分かれた葉軸の先が三出複葉となっているもので、さらにそれが3つに分かれているものを3回三出複葉という。

▼フウセンカズラの葉

フウセンカズラの葉の様子

小葉は長さ3~8㎝、幅1.5~2.5㎝の披針形~卵形で縁に粗い鋸歯があります。

▼フウセンカズラの葉

フウセンカズラの葉

葉に対生する巻きひげで他の物に絡み付いて成長します。
つるは1~1.5m程度に伸びます。

▼大きく成長したフウセンカズラ

大きく成長したフウセンカズラ

明るい葉色と細いツル、ユニークな形の果実が風に揺れる様子が涼やかな植物です。
緑のカーテンとしても利用されますが、ゴーヤに比べると繊細な印象で遮光率は低めです。

暑さに強く、生育旺盛で育てやすい植物です。
こぼれ種でもよく増えます。

フウセンカズラの育て方

フウセンカズラの育て方

栽培環境

日当たりが良く、水はけの良い場所が適しています。

水やり

水を好む植物です。
鉢植え、庭植え共に、土が乾いたらたっぷりと水やりをして下さい。
鉢植えの場合は乾きやすいので、夏場は朝夕の水やりが必要になります。

肥料

庭植えの場合は、元肥として緩効性化成肥料を用土に混ぜておきます。
追肥は、生育期の9月までの間、緩効性化成肥料を定期的に置き肥します。

鉢植えの場合も同様で、追肥は緩効性化成肥料を定期的に置き肥するか、液体肥料を施します。

窒素分が多いと葉ばかりが茂って花付きが悪くなります。
肥料はリン酸、カリ分が多く含まれているものを使用して下さい。

植え付け(用土)

庭植えの場合は、用土に腐葉土を混ぜ込んで水はけの良い環境を作っておきます。
さらに元肥として、緩効性化成肥料を混ぜておきます。
株間は30㎝程度です。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使うか、赤玉土(小粒)6・腐葉土4などの配合土に緩効性化成肥料を混ぜ込んで土を作ります。
65㎝深型プランターに3株が目安です。

種まき

適期は4月下旬~5月です。
霜にあたると枯れてしまうので、遅霜の心配がなくなってから種を蒔いて下さい。
発芽温度は20℃~25℃です。

フウセンカズラの種は固く、そのままでは吸水しにくく発芽率が下がります。
蒔く前に一晩水につけておくか、種子の表面に傷を付けて吸水しやすい状態にしておいて下さい。

フウセンカズラは直根性で移植を嫌います。
種は花壇やプランターに直接まくか、ポットにまきます。
覆土は種が隠れるように1㎝程度。
発芽後に間引き、ポットまきの場合は本葉が4~5枚程度になったら定植して下さい。

緑のカーテン

ゴーヤより遮光率が低く、日の差し込む明るいカーテンになります。

緑のカーテンに利用する場合には、本葉が5~7枚ほど出たところで摘心します。
枝の数が増えて隙間のないカーテンにすることが出来ます。
摘心後に伸びた枝は横に誘引して下さい。
各節から脇芽が伸びて、茂ります。
その後も隙間を埋めるように適宜誘引していくと、密に茂った美しい緑のカーテンになります。

増やし方(種まき)

種まきで増やすことが出来ますが、こぼれ種でもよく増えます。

種の採取

花後に実った果実が茶色く変色して、カラカラになったら種が熟しているので、採取して下さい。
採取した種は、封筒などに入れ、冷暗所で乾燥保存します。

種まきについては上記「種まき」の項目を参照ください。

病気、害虫

ハダニが発生することがあります。
ハダニは水が苦手な性質なので、乾燥時に葉裏に水をかけると予防に効果的です。
発生した場合は、薬剤で対処して下さい。

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