宿根草・多年草、一年草・二年草の草花、庭木などガーデニング植物の特徴、育て方、増やし方などについて紹介しています。

ガーデニングの図鑑

多年草・宿根草 グランドカバー

ガザニアの育て方

更新日:

学名…Gazania
別名…クンショウギク(勲章菊)
科名…キク科
属名…クンショウギク属(ガザニア属)
原産国…南アフリカ
花色…白、黄、赤、ピンク、オレンジ、複色
草丈…15㎝~40cm
日照…日なた
難易度…星星
USDA Hardiness Zone:9 to 11

ガザニアの特徴

ガザニア

ガザニアは、アフリカに約18種が分布するキク科クンショウギク属(ガザニア属)の多年草、または一年草です。
分布域はアフリカ大陸東部のタンザニア、モザンビーク、スワジランド、南アフリカと南西部のアンゴラにありますが、分布の中心は南アフリカで、低地の砂地から高山の牧草地まで幅広い場所で自生種を見ることが出来ます。

一般的に流通しているのは、ガザニア・リゲンス種(Gazania rigens)、ガザニア・リネアリス種(G. linearis)などのいくつかの原種を元に作出された園芸品種です。

リゲンス種はジャノメクンショウギクの和名を持つガザニアで、南アフリカ、モザンビークに分布しており、最も多くの園芸品種の親となっている原種です。
リネアリス種はクンショウギクの和名を持つガザニアで、南アフリカを中心にアフリカ大陸南部に分布しており、こちらも園芸品種の親となっています。
両種共に観賞用として世界で広く栽培されており、オーストラリアやニュージーランドの他、ヨーロッパやアメリカなどの一部の地域で帰化植物として定着しています。

ガザニアの花期は5月~10月。
花期になると株の中から花茎を伸ばし、花径5㎝~8㎝程度の頭状花を咲かせます。
頭状花とはキク科の花に見られる花序の形で、外周で花弁のように見える舌状花と、中心部分の筒状花から形成されている集合花です。
ガザニアの舌状花には多くの品種で、基部に特徴的な斑紋が入っています。

▼ガザニアの頭状花

ガザニア

花は日が暮れたり曇っていたりすると閉じる性質を持っています。
※園芸品種では閉じない品種も多数あります。
花色は白、黄、赤、ピンク、オレンジなど豊富で鮮やかな色彩が揃います。
長い花期の間、花は次々と咲き続けます。

▼白い舌状花にピンクの線が入ったガザニア

ガザニア

葉はへら状~羽状で、根生し、地際でロゼット状に広がり茂ります。
葉色は緑葉のものの他、シルバーリーフの品種もあります。

▼シルバーリーフのガザニアの葉

ガザニア

多湿と寒さに弱いものの性質は基本的に強健で、暖地では道路脇にグランドカバーとして植えられています。
真夏には花付きが悪くなりますが、秋には再び株一杯に花を咲かせます。

※本来は多年草ですが、梅雨の時期や冬の寒さで枯れることがあるため、一年草として扱われることもあります。

スポンサーリンク

ガザニアの育て方

ガザニアの育て方

栽培環境

日当たりが良く、水はけの良い場所が適しています。
日当たりが悪いと徒長し、花付きが悪くなります。
日陰では花が開かないので、よく日の当たる場所で育てて下さい。

夏越し、冬越し

夏越し

暑さには強い性質ですが、多湿な環境が苦手です。
鉢植えの場合は、軒下などの雨を避けることができる場所に移動して下さい。

冬越し

耐寒温度は-3℃程度です。
暖地であればそのまま対策無しで冬越し可能です。
強い霜に当たったり凍結すると枯れることがあるので、心配な場合は、株元を腐葉土でマルチングするなどの対策を施します。
寒冷地の場合は、日の当たる室内で管理して下さい。

冬越し中の株は、やや乾燥気味に管理します。

水やり

庭植えの場合は、ほぼ降雨のみで大丈夫です。
鉢植えの場合は、用土がよく乾いてからたっぷりと水やりをして下さい。

乾燥気味な環境を好み多湿を嫌う性質です。
水のやりすぎに注意して下さい。

肥料

植え付け時に、元肥として用土に緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。
追肥は、春の3月~5月、秋の9月~10月に、緩効性化成肥料、または液体肥料を定期的に施します。

花期の間には次々と花をつけるので、肥料切れさせないようにします。
真夏は開花が鈍るので、肥料を施す必要はありません。

植え付け・植え替え

適期は3月中旬~5月、9月中旬~10月です。

植え付け

庭植えの場合は、用土に腐葉土を混ぜ込み、水はけの良い環境を作ります。
さらに元肥として緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。
株間は20㎝程度です。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土にパーライトを2割ほど混ぜて水はけの良い土を作ります。
または赤玉土(小粒)5・腐葉土3・パーライト2などの配合土に緩効性化成肥料を混ぜ込んで土を作ります。

植え替え

鉢植えの場合は、根詰まりしているようなら植え替えを行います。
一回り大きな鉢に植え変えるか、株分けをして下さい。

庭植えの場合は、株が込み合って花付きが悪くなるようなら、株分けを兼ねて植え替えを行って下さい。

日常の管理

枯れた花をそのままにしておくと、種が出来て栄養を取られるので、付け根から切り取ります。
梅雨の時期に蒸れて生育が悪くなるようなら、混み合った葉を切り取って風通しを良くしてやります。

増やし方(株分け、挿し芽、種まき)

株分け、挿し芽、種まきで増やすことが出来ます。
種まきについては下記「種まき」の項目を参照下さい。

株分け

植え替え時に、1株に3~5芽が付くように分けて下さい。

挿し芽

適期は3月中旬~5月、9月~10月です。

芽の先端から7~10cmほど茎を切り取って挿し穂にします。
下の方にある葉を取り除き、水揚げをしたら挿し木用土に挿して下さい。
明るい日陰で水を切らさないように管理して、発根を待ちます。

種まき

一代交配種(F1)では種ができないことが多いです。
また出来ても発芽しなかったり、発芽しても親株と同じ性質のものは育ちません。
増やしたい場合は、挿し芽や株分けで増やします。

種の採取

花後に綿毛のついた種ができます。
花が枯れて茶色く乾いたら採取して下さい。
種は綿毛の元の部分に付いているので、しっかりと膨らんで熟した種だけ採取します。
採取した種は、封筒などに入れ、さらに密閉容器に入れて冷暗所で保管します。

種まき

適期は3月~4月、9月中旬~10月です。
暖地の場合は秋まきをします。

発芽温度は15℃~20℃です。
ポットに2~3粒ずつまき、覆土は種が隠れる程度。
発芽したら間引き、本葉が5~6枚程度になったら定植して下さい。

病気・害虫

うどんこ病

初夏や秋に発生しやすく、葉が小麦粉をまぶしたように白くなります。
日当たりと風通しの悪い環境で発生しやすい病気です。
発生した場合は、白くなった葉を取り除いて下さい。

アブラムシ

春先に発生しやすくなります。
見つけ次第、駆除して下さい。

-多年草・宿根草, グランドカバー
-, , , ,

Copyright© ガーデニングの図鑑 , 2018 All Rights Reserved.