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ディコンドラ(ダイコンドラ)の育て方

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学名…Dichondra
和名…アオイゴケ
科名…ヒルガオ科
属名…ディコンドラ属(アオイゴケ属)
原産国…北アメリカ、アジア
草丈…3~10㎝
※匍匐して横に広がる
日照…日なた~日陰(品種による)
難易度…星
USDA Hardiness Zone:10 to 12

ディコンドラ(ダイコンドラ)の特徴

ディコンドラ(ダイコンドラ)

ディコンドラ(ダイコンドラ)は、南北アメリカ、アジアを中心に10~12種が分布するヒルガオ科ディコンドラ属の多年草です。
愛らしい葉を持つことから、幾つかの種が観賞用として栽培されています。
主に栽培されるのは、日本にも分布しておりアオイゴケの和名を持つディコンドラ・ミクランサ種(Dichondra micrantha)と、北アメリカに分布するディコンドラ・アルゲンテア種(D. argentea)で、両種の園芸品種が流通しています。

両種は近縁種ですが、自生地の違いからやや性質が異なります。
ミクランサ種は緑葉で湿り気のある土壌を好み、アルゲンテア種はシルバーリーフで乾燥した環境を好みます。
両種共に常緑性で、地面を這うように広がるため、グランドカバーとしてよく利用されます。
ただし、芝生ほど踏圧に強いわけではありません。

ディコンドラは、丸い葉が愛らしいリーフプランツです。
葉は径5~20㎜程度の心形~腎形で、長い葉柄を持って、草丈3~10㎝程度に成長します。
茎は地面を這うように広がり、1m以上の長さに伸びます。
アルゲンテア種には、葉茎に細かい毛が密生しているため、美しいシルバーリーフとなります。

▼ディコンドラ(アルゲンテア種)の葉の様子

ディコンドラ(ダイコンドラ)

葉を観賞するディコンドラですが、春から初夏にかけて、淡緑色から黄色の小さな花を咲かせます。
花は花径3㎜程度で、葉柄の付け根部分から花柄を出して咲きます。
よく観察していないと気付かないことが多く、観賞価値はありません。

▼ディコンドラ(ミクランサ種)の花

ディコンドラ(ダイコンドラ)の花

耐寒性はあまり高く無く、常緑で冬を越すには-1℃以上の気温が必要になります。
最低気温が-1℃を下回るような地域では、葉が少なくなったり、地上部が枯れたりします。
ただ、根が生きていれば春に再び芽吹くので、冬の落葉や葉枯れを気にしなければ関東地方南部以南の地域で植栽可能です。

湿り気のある土壌を好み耐陰性のあるミクランサ種と、乾燥した日当たりの良い環境を好むアルゲンテア種があるので、植える場所や用途に合わせて品種を選びます。
適した環境で育てれば、放任でもよく広がり、美しい葉を見せてくれます。
グランドカバーの他、ハンギングなどにも利用されます。

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ディコンドラ(ダイコンドラ)の主な品種

ディコンドラ・ミクランサ(Dichondra micrantha)

ディコンドラ(ダイコンドラ)

アジアを中心に分布するディコンドラです。
日本では本州の関東地方以西、四国、九州、沖縄に分布しています。
湿り気のある土壌を好み、水草としても利用される植物です。
水草として使用する場合は、根だけが水に浸かり、葉の部分は水上に出るような場所で育てます。

ディコンドラ・アルゲンテア(D. argentea)

ディコンドラ シルバーフォール

アメリカ南部のテキサス州、アリゾナ州、ニューメキシコ州および、メキシコ北部の砂漠地帯に分布するディコンドラです。
日当たりが良く、乾燥した環境に自生しています。
上の写真は園芸品種のシルバーフォール(D. argentea ‘Silver Falls’)です。

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ディコンドラ(ダイコンドラ)の育て方

ディコンドラ(ダイコンドラ)の育て方

※葉は常緑性ですが、寒さで落葉することがあります。

栽培環境

栽培環境は品種により異なります。

ミクランサ種(緑葉)

基本的に日当たりを好みますが、ある程度の耐陰性があるので、半日蔭の場所でも育てることが出来ます。
自生地は湿り気のある土壌で、強く乾燥するような場所では葉枯れを起こすので注意して下さい。

アルゲンテア種(銀葉)

日当たりを好みます。
日当たりの悪い場所では美しい葉色が褪せてしまうので、注意して下さい。
メキシコの砂漠地帯にも自生地がある通り、乾燥した環境を好みます。
じめじめした場所ではうまく育たないので、よく日の当たる乾燥気味の場所で育てます。

冬越し

最低気温が-1℃以上の地域であれば、常緑で冬を越します。
-1℃を下回るような地域では葉が少なくなったり、地上部が枯れてしまったりします。
ただ、根が生きていれば春に再び芽吹きます。
冬の落葉等を気にしないのであれば、関東地方南部以南の地域で植栽可能です。

その他の地域では、冬場は室内に取り込んで管理して下さい。

水やり

ミクランサ種(緑葉)

庭植えの場合は、乾燥が続くようであれば水やりをして下さい。
鉢植えの場合は、用土の表面が乾いたらたっぷりと。

アルゲンテア種(銀葉)

庭植えの場合は、ほぼ降雨のみで大丈夫です。
鉢植えの場合は、用土がしっかりと乾いてからたっぷりと。

肥料

多くの肥料を必要とする植物ではありません。

庭植えの場合は、植え付け時に元肥を施しておけば、追肥の必要はありません。
鉢植えの場合は、春と秋に少量の緩効性化成肥料を追肥として施して下さい。

植え付け、植え替え

適期は3月下旬~4月、9月下旬~10月上旬です。

植え付け

庭植えの場合は、用土に腐葉土をたっぷりと混ぜ込んで、水はけの良い環境を作っておきます。
さらに元肥として、緩効性化成を混ぜ込んでおきます。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使うか、赤玉土(小粒)7・腐葉土3などの一般的な配合土に緩効性化成肥料を混ぜ込んで土を作ります。
アルゲンテア種(銀葉)の場合は、さらにパーライトなどを混ぜて水はけの良い土を作って下さい。

植え替え

株が込み合っているようなら、株分けを兼ねて植え替えを行って下さい。

種まき

グランドカバー用としてミクランサ種の種が流通しています。

種まきの適期は4月~6月、9月~10月です。
発芽温度20~22℃です。
秋にまく場合は、発芽直後に霜に当たると枯れることがあるので注意して下さい。

数が少ないようであれば、ポットに蒔いて育苗しますが、グランドカバーとして多数の種をまく場合は、直播きします。
直播きの場合は、種をまく場所に腐葉土をまいて土をよく耕しておきます。
種を蒔いたら軽く覆土し、発芽までは乾燥に注意して管理して下さい。
発芽後から苗がしっかりと成長するまでは、雑草が生えてくるのでこまめに抜いて下さい。

増やし方(株分け)

株分けで増やすことが出来ます。

株分け

適期は3月下旬~4月です。
掘り上げた株を分けて植え付けて下さい。

病気・害虫

病害虫の発生はほとんどありません。

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