ガーデニングの図鑑

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アリウムの育て方

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学名…Allium
科名…ネギ科
属名…ネギ属(アリウム属)
原産国…ユーラシア、北アフリカ、北アメリカ
花色…紫、白、ピンク、黄、複色
草丈…20㎝~120㎝
日照…日なた
難易度…星星
USDA Hardiness Zone:5 to 8

アリウムの特徴

アリウム

アリウムの仲間は、北半球の温暖な地域を中心に300種以上が分布する多年草で球根植物です。
ネギやニンニク、タマネギの仲間で、日本ではギョウジャニンニクやノビル、ニラやアサツキが自生種として知られています。
園芸的に栽培されるのは、いわゆるネギボウズが美しい観賞用の品種で、それらを属名の「アリウム」と呼び、数多くの品種が流通しています。
属名の「アリウム」は古いラテン語の名前で、「alere(匂い)」や「halium(ニンニク)」など匂いに関係する単語が語源になっています。

花期は4月中旬~6月。
長く真っすぐに伸びた花茎の先に、小さな花を球状に咲かせます。
花序の大きなものは15㎝にもおよび、高い草丈と相まって存在感のある植物です。
花色は紫、白、ピンク、黄、複色。
草丈20㎝程度の矮性種から1mを超える高性種まで流通しています。

寒さには強い性質ですが、暑さにはやや弱い性質です。
球根の大きな品種は腐りやすいので、夏場は球根を掘り上げます。
小さな品種は植えっぱなしでもよく育ちます。

アリウムの主な品種

アリウム・ギガンチウム(Allium giganteum)

アリウム・ギガンチウム

中央アジア原産の高性種。
花茎は1mほどに伸び、花序は10㎝~15㎝と巨大で、存在感は抜群です。
種小名の「ギガンチウム」は「巨大な」という意味です。
切り花としても利用されるアリウムを代表する品種です。

アリウム・カエルレウム(A. caeruleum)

アリウム・カエルレウム

別名アズレウム(A. azureum)
花茎は30㎝~50㎝程度で、花序は8㎝~10㎝程度。
青花の美しい品種ですが、花の時期に葉が枯れ始めて黄変するので、美観がやや損なわれます。

アリウム・ユニフォリウム(A. unifolium)

アリウム・ユニフォリウム

Photo credit: Tom Hilton via Visual Hunt / CC BY

花茎は40㎝ほど、花序は5㎝前後。
ピンクの小花が愛らしく切り花にも向いています。

アリウム・モーリー(A. moly)

アリウム・モーリー

Photo credit: andrey_zharkikh via Visual Hunt / CC BY

花茎20㎝~30㎝で、花径2㎝程度のニラによく似た花を咲かせます。
鮮やかな黄色が人目を引きつけます。

アリウム 丹頂(A. sphaerocephlum)

切り花としてよく利用される品種です。
花茎60㎝~70㎝で赤紫の球状の花を咲かせます。

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アリウムの育て方

アリウムの育て方

栽培環境

日当たりが良く、水はけの良い場所が適しています。
酸性土壌を嫌うので、庭植えの場合は、あらかじめ用土に苦土石灰を混ぜて土壌を中和しておきます。

冬越し

耐寒性は強く、特に対策の必要はありません。
土まで凍るような寒冷地では、敷き藁を敷いてマルチングしたり、凍結の心配のない場所に移動して管理して下さい。

水遣り

庭植えの場合は、乾燥が続くようなら水やりをして下さい。

鉢植えの場合は、用土の表面が乾いたらたっぷりと。
極端な乾燥を嫌うので、水切れには注意して下さい。
葉が枯れて休眠期に入ったら、水やりの必要はありません。

肥料

庭植え、鉢植え共に、元肥として緩効性化成肥料を用土に混ぜ込んでおきます。
追肥は春の3月頃、緩効性化成肥料の置き肥をして下さい。

植え付け

適期は9月中旬~10月です。

酸性土壌を嫌います。
庭植えの場合は、あらかじめ用土に苦土石灰を混ぜて土壌を中和しておきます。
さらに腐葉土を混ぜ込んで水分けの良い環境を作り、元肥として緩効性化成肥料を混ぜ込んでおいて下さい。
球根2個分くらいの深さに植え、大きな球根では株間20㎝~30㎝程度、小さな球根で15㎝程度です。

鉢植えの場合は、赤玉土(小粒)6・腐葉土3・パーライト1などの水はけの良い配合土に、緩効性化成肥料を混ぜ込んで土を作ります。
覆土は5㎝程度で、大きな球根では6号鉢に1球、小さな球根で6号鉢に3球が目安です。

花茎切り

花が枯れ始めたら、花茎の付け根から切り取って下さい。

葉は自然に枯れるまで切り取らないでおきます。
乾燥したり地温が高いと早く枯れてしまうことがありますが、緑色の状態が長いほど、翌年の球根が肥大します。
花の時期にも乾燥に注意して管理して下さい。

球根の掘り上げ

ギンガチウムなどの大きな球根の品種は腐りやすいので毎年球根を掘り上げて下さい。
モーリーは数年は植えっぱなしでもよく育ちます。

葉が完全に枯れたら、球根を掘り上げて風通しの良い日陰で、秋の植え付けまで保管します。

増やし方(分球)

分球で増やすことが出来ます。
種まきもできますが、開花までに5年ほどかかります。

分球

子球が出来ているようなら、外して植え付けて下さい。

病気・害虫

アブラムシ

春にアブラムシがよく発生します。
発生しているのを見つけたら速やかに薬剤などで駆除して下さい。
アブラムシはウイルス病を媒介することがあるので、注意が必要です。

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