- 学名…Acalypha hispida Burm.f.
- 和名…ベニヒモノキ(紅紐の木)
- 別名…ナガボアミガサノキ
- 科名…トウダイグサ科
- 属名…エノキグサ属
- 原産国…パプアニューギニア
- 花色…赤
- 樹高…1m~3m
- 日照…日なた
- 難易度…
- USDA Hardiness Zone:10 to 11
ベニヒモノキとは
ベニヒモノキは、パプアニューギニアに分布するトウダイグサ科エノキグサ属の低木です。
分布域はパプアニューギニア東沖・ビスマスク諸島にあり、標高100~1260mの二次林の中や、沿道脇などに自生しています。
熱帯植物のため、日本では主に植物園の温室などで栽培されています。
ベニヒモノキの花期は5月~11月。
※温室では冬の間も花を付けます。
花期になると、枝の葉腋から花序を出し、多数の花を付けます。
花序は長さ15~50㎝の穂状で、垂れ下がります。
※雌花のみが知られています。
▼ベニヒモノキの花序
花は花弁が退化したごく小さなもので、3~7個が束生して花序に連なります。
赤く見えるのは雌しべの花柱です。
花柱は3~7㎜の長さで赤色~赤紫色をしており、花が古くなると退色していきます。
▼ベニヒモノキの花の様子
葉は互生し、長さ8~20㎝、幅4~14㎝の先が尖った広卵形~卵形で、縁に粗い鋸歯があります。
葉柄は4~8㎝。
▼ベニヒモノキの葉の様子
樹高1~3mに成長します。
▼大きく育ったベニヒモノキ
鉢植えの苗が流通します。
気温が2℃を下回ると枯死します。
冬場は少なくとも5℃以上の気温があり、よく日の当たる場所で管理します。
可能であれば10℃以上の気温が望ましいです。
関連図鑑
ベニヒモノキと同じエノキグサ属の植物ではキャッツテールが栽培されます。
キャッツテールは、西インド諸島原産の多年草でよく似た花を咲かせます。