ガーデニングの図鑑

宿根草・多年草、一年草・二年草の草花、庭木などガーデニング植物の特徴、育て方、増やし方などについて紹介しています。

多肉植物

黒法師(サンシモン)の育て方

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学名…Aeonium arboreum cv.Atropurpureum
和名…黒法師(クロホウシ)
別名…アエオニウム
科名…ベンケイソウ科
属名…アエオニウム属
原産国…カナリア諸島、北アフリカ
花色…黄色
草丈…30㎝~100㎝
日照…日なた(夏は半日蔭)
難易度…星
USDA Hardiness Zone:9 to 11

黒法師(サンシモン)の特徴

黒法師(サンシモン)

黒法師の仲間は、地中海沿岸、北アフリカに約40種が分布する多年草で、多肉植物です。
その中で「黒法師」として流通しているものは、アルボレウム種(Aeonium arboreum)を元にした園芸品種で、「サンシモン」「アエオニウム」などとも呼ばれてます。

ツヤのある葉は多肉質のヘラ状で、茎の先に放射状に展開します。
葉は日光に当たると暗紫色に色づき、日照不足の環境では緑になります。
長く伸びた茎の先でロゼット状に展開する葉は、黒い花のようで、独特の雰囲気を持ったユニークな多肉植物です。
大きくなると茎は木の幹のような質感で長く伸び、草丈100㎝程度にも生長します。

▼黒法師の草姿

黒法師(サンシモン)

Photo credit: cyanocorax via VisualHunt.com / CC BY-SA

大きく育つと、春の3月~4月頃、小さな黄色い花を咲かせますが、花を咲かせた黒法師は枯れてしまうことがほとんどです。

多肉植物の中では比較的耐寒性があり、霜や雪の心配がない暖地であれば、戸外での冬越しも可能です。
夏の高温多湿にやや弱いところがありますが、育てやすい植物です。

黒法師(サンシモン)の花

黒法師は大きく育つと、春に黄色い花を咲かせます。
黒法師(サンシモン)が属するアエオニウム属の植物は、花が咲くと枯れてしまう性質を持っています。
蕾の段階で切り取って開花させないようにすると枯れないこともあるようですが、確実な方法ではありません。
蕾が出てきたら、植物の寿命が近いと考えて下さい。

挿し木で簡単に増やすことが出来るので、剪定した芽を使って挿し木株を作っておくと安心です。

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黒法師(サンシモン)の育て方

黒法師(サンシモン)の育て方

栽培環境

日当たりが良く、水はけの良い、乾燥気味の環境を好みます。
日照時間が足りないと美しい葉色が褪せ、徒長します。

黒法師は冬生育型の多肉植物で、生育期は冬から春の間です。
特にこの期間はよく陽の当たる場所で育てて下さい。

高温多湿の環境が苦手な性質なので、夏場は風通しの良い涼しい場所で夏越しをさせます。

季節の管理

冬~春

生育期にあたる冬から春にかけては、よく陽の当たる場所で管理します。
雪や霜の心配が無く、0℃以上の気温が保てる場所であれば、戸外でも冬越しが可能ですが、心配な場合は室内に取り込んでください。

室内では、窓辺などのよく日が当たる場所で、5℃以上の気温を保って管理します。
一日中暖房が効いているような部屋は適していません。

夏越し

夏場の高温多湿な環境が苦手な性質です。
雨が避けられ、出来るだけ涼しく、風通しの良い、半日蔭から明るい日陰の場所で育てます。
夏場は休眠期になるので、水やりの必要はほとんどありません。

日陰の場所で管理すると、葉色が緑に退色してしまいますが、日に当たるようになると美しい黒紫色に戻ります。
秋になったら再び、よく日の当たる場所で管理して下さい。

水遣り

年間を通じて、やや乾燥気味に管理します。
春と秋は、用土の表面が完全に乾いてから水やりをして下さい。
冬場は水が乾きにくいので、さらに乾燥気味にし、用土が乾いて2~3日後の水やりになります。

夏場は休眠期に入るので、水やりの必要はほとんどありません。

肥料

多肉植物全般に言えることですが、あまり多くの肥料は必要ありません。

春と秋に、少量の緩効性化成肥料を置き肥するか、液体肥料を施します。
液体肥料は濃いと根を傷めることがあるので、通常よりも薄めにして使用して下さい。

植え付け、植え替え

適期は3月~4月、9月~10月です。

植え付け(用土)

市販のサボテンの土や、多肉植物の培養土などが手軽です。

植え替え

鉢植えの場合は、1~2年に一度、植え替えを行って下さい。
小さな鉢で育てている場合は、すぐに鉢がいっぱいになります。
鉢底から根が出ているようなら、適宜植え替えを行って下さい。

切り戻し、仕立て直し

必ずしも必要な作業ではありませんが、大きくなりすぎた場合や、草姿が乱れた場合は切り戻してください。
適期は3月~4月、9月~10月です。
切り戻した部分から複数の脇芽が出て、再び美しい葉を展開します。
切り戻した先端部分は、挿し穂として使うことが出来ます。

増やし方(挿し芽)

挿し芽で増やすことが出来ます。

挿し芽

適期は3月~4月、9月~10月頃です。

先端部分を10㎝程度の長さの茎を付けて切り取り、挿し穂として使用します。
挿し穂は発根までの間、日陰に置いておきます。
この期間は土も水も必要ありません。
空のペットボトルなどに挿して置くと、乾燥中に茎が曲がってしまうことを避けられるのでお勧めです。

発根までには2~3週間程度かかります。
発根を確認したら、割りばしなどで挿し木用土に穴を開けて挿して下さい。
挿し木用土にはサボテンや多肉植物の土、または川砂を使います。

病気・害虫

病害虫の発生はほとんどありません。

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