ガーデニングの図鑑

宿根草・多年草、一年草・二年草の草花、庭木などガーデニング植物の特徴、育て方、増やし方などについて紹介しています。

中・高木 庭木

ネグンドカエデの育て方

更新日:

学名…Acer negundo
別名…西洋カエデ、トネリコバノカエデ
科名…カエデ科
属名…カエデ属
原産国…北アメリカ、ニュージーランド
樹高…3m~10m
日照…半日蔭
難易度…星星
USDA Hardiness Zone:3 to 8

ネグンドカエデの特徴

ネグンドカエデ

ネグンドカエデは、北アメリカ、ニュージーランド原産の落葉性中・高木です。
日本へは明治初期に渡来し、当初はバットの材料に使われるトリネコの葉に似ているということから「トリネコバノカエデ(トリネコ葉の楓)」という名前が使われていました。

雌雄異株で4月頃に花を咲かせますが、花弁のない花で観賞価値は高くありません。

▼ネグンドカエデの花

ネグンドカエデ

Photo credit: blumenbiene via Visualhunt.com / CC BY

ネグンドカエデの見どころは何といっても新緑です。
特に斑入り品種の芽吹きは、目の覚めるような華やかさがあり、近年庭木として非常に人気が高まっています。

カエデと言えばイロハモミジに見られるカエルの手のような葉を思い浮かべますが、ネグンドカエデの葉は羽状複葉です。
長い葉柄の左右に葉を付けた、楓らしからぬ葉の形をしています。
樹液は、メイプルシロップやメイプルシュガーとして利用されます。

耐寒性に非常に優れた樹木で、北海道でも栽培可能ですが、若木の内は寒さで枝先が枯れこむことがあります。
非常に生育旺盛なので、毎年の剪定は必須。
春~初夏にかけて剪定をすることで、新緑の美しさを再び楽しむことが出来ます。

ネグンドカエデの主な品種

ケリーズゴールド(Acer negundo 'Kelly's Gold')

ネグンドカエデ・ケリーズゴールド

黄金葉の品種で、新緑の時期には目の覚めるような鮮やかなライムグリーンの葉色を見せてくれます。
庭全体を明るい雰囲気にしてくれます。

フラミンゴ(A. negundo 'Flamingo')

ネグンドカエデ・フラミンゴ

葉の縁に白い斑が入る斑入り品種で、新芽は桃色を帯びたトリカラーです。
新緑の時期のフラミンゴには花木に負けない華やかさがあり、人目を惹きつける美しさです。

バリエガータ(A. negundo 'Variegatum')

葉の縁にクリーム色の斑が入ります。
フラミンゴのような派手さはありませんが、こちらも非常に美しい葉を見せてくれます。

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ネグンドカエデの育て方

ネグンドカエデの育て方

栽培環境

一日中陽が当たる場所だと、夏場の強い日差しで葉焼けを起こしてしまいます。
午後から日陰になるような半日蔭の場所だと最適です。
水はけの良い環境を好みます。

生育旺盛な樹木で、日本原産のカエデに比べると大きく育ちます。
小まめな剪定を行っていてもコンパクトに育てることは困難です。
最低でも樹高3m~4m、葉張り1.5mくらいに育つと考えて下さい。
植栽には十分なスペースが必要です。

冬越し

耐寒性は強いので、特に対策の必要はありません。
極寒地域では、幼苗は寒さで枝先が枯れこむことがあります。
本州で育った幼苗を道北などの寒さの厳しい地域に植える場合は、防寒対策を施して下さい。

水遣り

一旦根付けば、ほぼ降雨のみで大丈夫です。

肥料

寒肥として2月~3月に、油粕や堆肥を土にすき込んで下さい。

植え付け

適期は12月~3月の厳冬期を除いた時期です。
用土に腐葉土や堆肥を混ぜ込んで植え付けて下さい。

剪定

適期は5月中旬~7月、10月中旬~12月の落葉期です。

5月中旬~7月の剪定

この時期の剪定の目的は、切り戻しを行って新しい芽を出させることにあります。
新緑の色が落ち着いて来た頃に、込み入った枝や伸びた枝を切り取って下さい。

10月中旬~12月の剪定

この時期の剪定は、樹形を整えるための剪定です。
なるべく細い枝を残して、不要な太い枝を間引くような感じで根元から切り落とします。
絡み枝や徒長枝、樹形からはみ出しているような細い枝も剪定して下さい。

増やし方(挿し木)

挿し木で増やすことが出来ますが、発根率は高くありません。

挿し木

適期は6月中旬~7月中旬です。
挿し穂にはその年に伸びた新梢を使います。
10~15㎝程度に枝を切り取ったら、一番上の節の葉(2枚)を残して葉を落とします。
残した葉が大きいようなら半分に切り取り、挿し穂の下の部分をカッターナイフ等で斜めに切ります。
一時間ほど水揚げをして挿し木用土に挿して下さい。
この時に発根促進剤を使うと、発根率が上がります。

発根するまでは明るい日陰で水を切らさないように管理して下さい。
発根して新しい葉や枝が伸び始めたら、徐々に日光に慣らしていきます。
その後は薄めの液肥を少なめに与えながら育てて下さい。

病気・害虫

カミキリムシ

株元におがくずのようなものが落ちていたら幹の中にカミキリムシの幼虫が潜んでいます。
幹に開いている穴から薬剤を注入するか、針金などを突っ込んで補殺します。
薬剤の場合は、駆除の確認のため、新しいおがくずの発生に注意して下さい。
発見が遅れると樹木が枯れてしまうことがあります。

イラガ、アメリカシロヒトリなど

まれにイラガやアメリカシロヒトリなどの毛虫が発生することがありますが、害虫の発生はそれほど頻繁ではありません。
葉に食害が見られたら薬剤などで対処して下さい。

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