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オリヅルランの育て方

更新日:

学名…Chlorphytum comosum
和名…オリヅルラン(折鶴蘭)
科名…キジカクシ科
属名…オリヅルラン属(クロロフィツム属)
原産国…アフリカ南部
花色…白
草丈…10cm~40cm
日照…半日蔭~日陰
難易度…星
USDA Hardiness Zone:9 to 11

オリヅルランの特徴

オリヅルラン

オリヅルランは、アフリカ南部に分布するキジカクシ科オリヅルラン属の常緑性多年草です。
分布域は熱帯アフリカ~南アフリカにあり、山岳地帯を始め、森林や渓谷、崖、平野部など様々な環境において自生が見られます。

原種のオリヅルランは緑葉ですが、流通しているオリヅルランの大部分は斑入りの園芸品種です。
美しい葉を持ち、栽培が容易なことから世界で最も多く栽培されている観葉植物の一つとなっています。

日本へは明治初期に渡来し、以来不動の人気を誇ります。
鉢植えで育てられていることが多いですが、暖地では庭植えにすることも可能です。
ランと名前がついていますが、ラン科の植物ではありません。

オリヅルランは、スラッと伸びる葉と、白い斑が美しいリーフプランツです。
葉は短い茎の元に根出葉のように付き、放射状に広がります。
葉の幅は品種により異なりますが、最も一般的に流通している品種で長さ30㎝前後、幅1~2㎝程度です。

耐寒性はあまりありませんが、葉の硬いタイプであれば関東以西での冬越しが可能です。
霜に当たると地上部が枯れますが、春に再び芽吹きます。

株がある程度成長すると、春から夏にかけて花茎を伸ばし、小さな白い花を咲かせます。
花は花径1㎝程度で6枚の花弁を持ち、葯の黄色い6個の雄しべがあります。
良く見ると愛らしい花ですが、目立つものではありません。

▼オリヅルランの花

オリヅルラン

花茎はランナーとなり、先端に子株を作ります。
オリヅルランの名前は、このランナーの先に付いた子株が折り鶴をぶら下げているように見えることに由来しています。

▼オリヅルランのランナー

オリヅルラン(折鶴蘭)

寒さにさえ気を付ければ、繁殖力旺盛でしきりにランナーを伸ばし子株を作ります。
地中に太い根を持つため、乾燥にも強く、育てやすい植物です。

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オリヅルランの主な品種

ナカフオリヅルラン(Chlorophytum comosum ‘Vittatum’)

硬い葉の中心に白い斑が入る品種です。
ランナーをよく伸ばします。

ナカフヒロハオリヅルラン(C. comosum ‘Picturatum’)

ナカフヒロハオリヅルラン

「ナカフオリヅルラン」と同様に葉の中心に白い斑が入る品種です。
ナカフオリヅルランに比べると葉の幅、白い斑の面積がやや広く、葉が柔らかいのが特徴です。
明るい印象から近年主流になりつつある品種です。

ソトフオリヅルラン

白い斑が葉の外側に入ります。

シャムオリヅルラン(C. laxum ‘Bichetii’)

オリヅルランの近縁種で、葉が短くて株もコンパクトな品種です。
葉の外側に白い斑が入ります。
オリヅルランはランナーで増えていきますが、本種はランナーを出しません。
耐寒性は低く、冬越しには10℃以上の温度が必要です。

ボニー(C. comosum ‘Bonnie’)

最近流通するようになった品種で、葉先がクルクルとカールしています。

他にも数多くの園芸品種が流通しています。

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オリヅルラン(折鶴蘭)の育て方

オリヅルランの育て方

栽培環境

日当たりが良く、水はけの良い場所が適しています。
日当たりを好みますが耐陰性があるので、日陰でも育てることが出来ます。

真夏の直射日光で葉焼けを起こすことがあるので、庭植えの場合は、午後から日陰になるような半日蔭の場所や、木漏れ日が差し込む明るい日陰の場所が理想的です。

冬越し

耐寒性は品種により異なります。
シャムオリヅルランは寒さに弱く、冬越しには10℃以上の気温が必要になります。
冬は日の当たる室内で管理して下さい。

葉の硬いタイプの「ナカフオリヅルラン」などは、関東以西の平野部であれば戸外での冬越しが可能です。
霜に当たると葉が枯れるので、鉢植えの場合は、霜の当たらない軒下などに移動します。
庭植えの場合は、株元を腐葉土などでマルチングして下さい。

その他の地域では冬場は室内での管理になります。
日の当たる場所で、やや乾燥気味に管理して下さい。

水やり

多肉質の太い根を持っているので、乾燥には強い植物です。

庭植えの場合は、ほぼ降雨のみで大丈夫です。

鉢植えの場合は、用土の表面が乾いてからたっぷりと。
冬越し中の株は乾燥気味に管理します。

肥料

オリヅルランは肥料を与えると葉色やツヤが鮮やかになります。
肥料は必ず施してください。

庭植えの場合は、4月~11月の生育期に、緩効性化成肥料を2カ月に1回程度、置き肥します。

鉢植えの場合も同様に、4月~11月に緩効性化成肥料を定期的に施します。
または、液体肥料を7~10日に1回程度施して下さい。

植え付け、植え替え

適期は5月~9月です。

植え付け

庭植えの場合は、用土に腐葉土をたっぷりと混ぜ込んで水はけの良い環境を作って下さい。
鉢植えの場合は、市販の観葉植物の培養土か、赤玉土(小粒)5・腐葉土3・川砂2などの配合土を使います。

植え替え

生育旺盛で放っておくとすぐに根詰まりを起こします。

鉢植えの場合は、一年に一度、植え替えを行って下さい。
鉢土を落として一回り大きな鉢に植え替えるか、株分けを行います。

庭植えの場合は植え替えの必要はありません。

日常の管理

茶色く枯れた葉を根元から切り取ります。
葉先だけ枯れこんだ場合は、根詰まりか水不足が原因の事が多いです。
葉先が枯れこんだ葉は、枯れた部分だけ、葉の形に沿ってハサミで切ると目立たず綺麗です。

増やし方(子株、株分け)

子株

ランナーの先に出来た子株から、簡単に増やすことが出来ます。
一年を通じていつでも可能です。

生育がいい子株を選んで切り取り、植え付けて下さい。

株分け

ランナーが出ない品種は、株分けで増やします。
掘り上げた株の土を落としてから、一株に3芽以上が付くように切り分けて植え付けます。

病気・害虫

病気は特にありませんが、カイガラムシが付くことがあります。
見つけ次第、駆除して下さい。

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