多年草・宿根草

ティアレラ

  • 学名…Tiarella L.
  • 科名…ユキノシタ科
  • 属名…ズダヤクシュ属
  • 原産国…北アメリカ
  • 花色…ピンク、白
  • 草丈…20㎝~40㎝
  • 日照…半日蔭
  • 難易度…星
  • USDA Hardiness Zone:4 to 9

ティアレラとは

ティアレラは、北アメリカ原産のユキノシタ科ズダヤクシュ属の多年草です。
ズダヤクシュ属には3種の植物が分類されており、1種が日本、中国、ヒマラヤに、2種が北アメリカに分布しています。

観賞用に栽培されるのは北アメリカ原産のティアレラ・コルディフォリア(Tiarella cordifolia)、ティアレラ・ウェリー(Tiarella cordifolia var. collina Wherry)の他、両種を元に交配されたハイブリッド品種です。

日本にはズダヤクシュ(Tiarella polyphylla)が分布していますが、観賞用として栽培されることは稀です。

ここでは北アメリカ原産の二種に由来する品種をティアレラとして紹介しています。


ティアレラの花期は4月~5月。
花期になると、長く伸ばした茎の頂部に花序を出し、多数の花を咲かせます。
花序は総状で、小さな花が密に付きます。

▼ティアレラの花序

花は直径0.5~1㎝程度の大きさで、花被片は10個。

※花被片(かひへん)…萼片と花弁を合わせて花被片と呼び、その全体を花被と呼ぶ。
萼片と花弁が類似する、あるいはほとんど区別できない場合に用いられる。
内外2列になっている場合、外側にあるものを外花被(がいかひ)、内側を内花被(ないかひ)と呼ぶ。

▼ティアレラの花

雄しべは10個、雌しべの花柱は2個。

▼ティアレラの雄しべと雌しべ

花は花序の下から上へと咲き進んでいきます。
蕾はピンク色、花色は淡いピンク~白。

▼たくさんの花を咲かせるティアレラ


果実は蒴果(さくか)。
熟すと裂け、中の種子がこぼれます。

▼ティアレラの果実

種子は球形~楕円形で、黒く熟します。


葉は根生し、基部は心形で3~5裂します。

▼ティアレラの葉の様子

多くは葉脈に沿って赤紫色に色付きます。

▼赤紫色に色付くティアレラの葉

株はこんもりとまとまり、花を咲かせながら草丈20~40㎝に成長します。

▼たくさんの花を咲かせるティアレラ

耐寒性が高く丈夫な性質ですが、暑さがやや苦手です。
耐陰性があり半日蔭の場所でもよく花を咲かせるので、シェードガーデンにお勧めの植物です。

常緑で冬越ししますが、葉色がくすみ、地面に伏せるような形になります。
秋に美しく紅葉する品種もあります。

カラーリーフとして広く普及しているヒューケラとは別属ですが、密接な関係があります。
両種は性質もよく似ていますが、ティアレラの方が耐暑性が少し高いようです。
近年では、ヒューケラとティアレラを交配させた品種も「ヒューケレラ」の名前で流通しています。

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ティアレラの育て方

ティアレラの育て方

栽培環境

日向から明るい日陰まで適応しますが、夏の強い直射日光で葉焼けを起こします。
半日蔭の場所でもよく花を咲かせます。

庭植えの場合は、午後から日陰になるような半日蔭の場所や、落葉樹の下などの明るい日陰で育てて下さい。
暖地の場合は、明るい日陰の場所の方が安全です。

水はけの悪い場所では根腐れを起こしやすくなります。
水はけの良い環境で育てることも大切です。

夏越し、冬越し

夏越し

夏の暑さがやや苦手です。
鉢植えの場合は、風通しの良い明るい日陰の場所に移動して下さい。

冬越し

耐寒性は高いので、特に対策の必要はありません。
土まで凍ってしまうような寒冷地の場合は、凍結対策を施して下さい。

水やり

庭植えの場合は、ほぼ降雨のみで大丈夫です。
夏場に長く乾燥が続くようなら水やりをして下さい。

鉢植えの場合は、用土の表面が乾いたらたっぷりと。

肥料

庭植えの場合は、春に緩効性化成肥料を置き肥して下さい。
鉢植えの場合は、春と秋に、少量の緩効性化成肥料を置き肥するか、液体肥料を月に2回程度施します。

多肥な環境では、葉が大きくなりすぎて花が目立たなくなるので、肥料のやりすぎに注意して下さい。

植え付け、植え替え

適期は3月~4月、9月中旬~10月です。

植え付け

庭植えの場合は、用土に腐葉土を混ぜ込んで水はけの良い環境を作って下さい。
土地がやせている場合は、さらに元肥として、完熟堆肥を混ぜ込んでおきます。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使うか、赤玉土(小粒)4・鹿沼土(小粒)3・腐葉土3などの配合土に少量の緩効性化成肥料を混ぜ込んで土を作ります。

植え替え

鉢植えの場合は、根詰まりを起こすと生育に影響するので、2年に一度は植え替えを行って下さい。
一回り大きな鉢に植え付けるか、株分けを行います。

庭植えの場合は、数年間は植えっぱなしで問題ありません。
株が混み合って来たら、株分けを兼ねて植え替えを行って下さい。

花がら摘み

花が終わったら、花茎を付け根の部分から切り取って下さい。

増やし方(株分け)

株分けで増やすことが出来ます。

株分け

適期は3月~4月、9月中旬~10月です。
植え替え時に掘り上げた株を、1株に1~3芽が付くように切り分けて植え付けて下さい。

病気・害虫

病害虫の発生はほとんどありません。

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