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リュウノヒゲ(ジャノヒゲ)の育て方

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学名…Ophiopogon japonicus
和名…ジャノヒゲ(蛇の髭)
別名…タマリュウ、リュウノヒゲ
科名…キジカクシ科
属名…ジャノヒゲ属(オフィオポゴン属)
原産国…東南アジア
草丈…5㎝~20㎝
日照…日陰~日なた
難易度…星
USDA Hardiness Zone: 7 to 10

リュウノヒゲ(ジャノヒゲ)の特徴

リュウノヒゲ(竜の髭)

リュウノヒゲは、日本、中国、朝鮮半島など東アジアからフィリピンにかけて分布する常緑性の多年草です。
日本では北海道、本州、四国、九州に分布しており、山林の外れの林床などに自生しています。
日陰でも育ち冬も枯れない常緑性のため、シェードガーデンのグランドカバーとして定番の植物です。

葉は幅2㎜程度の線形で、表面に光沢がある根生葉です。
地際から多数の葉を放射状に出し、株はよく茂ります。
濃緑の葉色はシックな印象で、和の雰囲気を持ったリーフプランツです。
葉は常緑性で、冬の間も枯れません。

7月~8月になると、花径7㎜程度の小さな花を咲かせます。
花色は白から白紫で、よく見ると愛らしい花ですが、目立つものではなく、観賞価値はほとんどありません。

▼リュウノヒゲの花

リュウノヒゲ(ジャノヒゲ)

花後には果実が実り、熟すと美しいコバルトブルーの色を発色します。
果実の中にある白い種子は、スーパーボールのように実によく弾むので、弾み玉と呼ばれます。

▼リュウノヒゲ(ジャノヒゲ)の果実

リュウノヒゲ(ジャノヒゲ)

耐寒性・耐暑性ともに優れており、強健な性質です。
爆発的に増えることも無いので管理に手間はあまりかかりません。
踏圧にもある程度は耐えますが、毎日のように踏まれる駐車場の目地などでは、あまり繁殖しません。

日なたでも育ちますが、少し湿った環境を好むため、日なたに植えると夏場には水やりが必要になります。
水さえ欠かさなければ直射日光でも葉焼けすることもなく、グランドカバープランツとしてはとても優秀な植物です。

よく似た草姿の植物にヤブランがあります。

リュウノヒゲ(ジャノヒゲ)の主な品種

タマリュウ (玉竜:Ophiopogon japonicus ‘Tamaryu’)

リュウノヒゲ(竜の髭)

草丈10㎝程度の矮性品種で、ギョクリュウとも呼ばれます。
樹木の根締めや駐車場の目地などによく利用されています。
葉に白い斑が入る斑入り品種も流通しています。

ヒメリュウ(姫竜:O. japonicus 'Himeryu')

草丈5㎝~10㎝の矮性品種です。
タマリュウよりもさらにコンパクトです。

ハクリュウ(白竜:O. japonicus 'Hakuryu')

リュウノヒゲ(ジャノヒゲ)

葉に白い斑が入る品種です。
軽やかな印象で洋風の庭にもよく合います。

コクリュウ(黒竜:O. planiscapus 'kokuryu')

ジャノヒゲ 黒竜

ジャノヒゲの近縁種で葉長が30㎝程度になるオオバジャノヒゲの園芸品種です。
黒い葉色が特徴的で、白い花を咲かせ、黒い果実を実らせます。
シックな葉色は他の植物の引き締め役になるため、近年では寄せ植えやハンギングバスケットでも人気です。

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リュウノヒゲ(ジャノヒゲ)の育て方

リュウノヒゲ(竜の髭)の育て方

栽培環境

日なたから日陰まで場所を選ばずに育てることが出来ます。
葉が黒い品種のコクリュウ(黒竜)は日当たりが良い方が葉色が美しくなります。
また斑入り品種のハクリュウは日陰の方が斑が美しく入ります。
タマリュウ、ヒメリュウに関してはどちらでも問題なく育ちます。

冬越し・夏越し

耐寒温度は-15℃と非常に寒さに強く、霜に当たろうが雪に埋まろうが枯れることはありません。
また夏の暑さにも強く、特に対策無く夏を越すことが出来ます。

水遣り

やや湿った環境を好みます。

庭植えで、日陰から半日蔭の場所の場合は、ほぼ降雨のみで大丈夫です。
日なたに植えている場合は、乾燥が続くようなら水やりをして下さい。
夏場に水切れを起こすと、葉が枯れ込むことがあります。
増やして広げたいのであれば夏場の水切れには注意して下さい。

鉢植えの場合は、用土が乾いたらたっぷりと。

肥料

庭植えの場合は、肥料の必要は特にありません。
元肥として腐葉土や緩効性の化成肥料を用土に混ぜ込んでおくと、生育がよくなります。
生育や葉色が悪い場合は、適宜、緩効性化成肥料を施して下さい。

鉢植えの場合は、春と秋に緩効性化成肥料を施します。

植え替え・植え付け

真夏と真冬を除けば、年間を通して植え付け、植え替えが可能です。

植え付け

庭植えの場合は、水はけが悪いようなら用土に腐葉土を混ぜ込んで水はけの良い環境を作ります。
株間5㎝程度で植え付けると、1年後にはマット状に広がります。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使うか、赤玉土(小粒)7・腐葉土3などの一般的な配合土を使います。

植え替え

庭植えの場合は、特に植え替えの必要は特にありません。

鉢植えの場合は、根詰まりを起こして生育が悪くなるようなら、植え替えを行います。
増えすぎているようなら株分けを行い、新しい用土で植え付けて下さい。

増やし方(株分け)

株分けで簡単に増やすことが出来ます。

株分け

地下茎が伸びてその先に子株が出来るので、それを切り分けて植え付けます。
または、掘り上げた株を一株に3~5芽が付くようにに分けて植え付けることも出来ます。
適期は真夏と真冬を避けた春と秋です。

病気・害虫

病害虫の発生はほとんどありません。

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