ガーデニングの図鑑

宿根草・多年草、一年草・二年草の草花、庭木などガーデニング植物の特徴、育て方、増やし方などについて紹介しています。

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アサギリソウの育て方

更新日:

学名…Artemisia schmidtiana
和名…朝霧草(アサギリソウ)
科名…キク科
属名…ヨモギ属
原産国…日本、サハリン
花色…黄緑色
草丈…20cm~30cm
日照…日なた~半日蔭
難易度…星星星
USDA Hardiness Zone:3 to 9

アサギリソウの特徴

アサギリソウ

アサギリソウ(Artemisia schmidtiana)は、日本、サハリンに分布するヨモギの仲間の多年草です。
日本では北海道から東北、北陸以北の地域で、高山や海岸の岩場などに自生しています。

普通種のアサギリソウの他、全体的に小型のチシマアサギリソウも栽培されています。
チシマアサギリソウは千島産のアサギリソウで、普通種に比べると小さくまとまるため、盆栽などによく利用されます。
どちらのアサギリソウも育て方には大差ありません。

アサギリソウの主な見どころは美しいシルバーリーフです。
葉は羽状複葉で深い切れ込みを持って細裂します。
葉茎には細かい絹毛が密生しているため、全体が銀緑色に見えます。
「アサギリソウ」の名前は、この美しい草姿が朝霧が煙っているように見えることに由来します。
基本種の葉色はシルバーですが、黄金葉の品種もあります。

▼アサギリソウの葉

アサギリソウ

白銀色の美しい草姿が魅力のアサギリソウですが、夏から秋にかけてヨモギに似た小さな頭花を咲かせます。
花径5㎜程度の花は、小さな花の集合花ですが観賞価値の高いものではありません。
花を咲かせた茎は成長を止め、秋には株元に翌年茂る芽を出し、古い茎はそのまま落葉します。

▼アサギリソウの花

アサギリソウ

高温多湿が苦手な性質で、環境が合わないと草姿が乱れたり下葉が枯れてしまいます。
適した環境で育てれば、こんもりと茂り、美しい葉と草姿を楽しむことが出来ます。

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アサギリソウの育て方

アサギリソウの育て方

栽培環境

日当たりが良く、水はけの良い場所が適しています。
高温多湿の環境を嫌うので、風通しも良いと最適です。

暖地の場合は、夏場は半日蔭の場所で育てて下さい。
庭植えの場合は、強い西日を避けることができる、午後から日陰になるような場所が適しています。

冬越し、夏越し

冬越し

原産地が北海道やサハリンなので耐寒性はかなり強いです。
対策無しで冬越し可能です。

夏越し

蒸れると下葉が枯れてきます。
枯葉は小まめに取り除いて、風通しの良い状態をキープして下さい。

暖地の場合は、梅雨前に株元から10~15㎝位の高さで切り戻してやると蒸れ防止になります。
鉢植えなら、梅雨の時期は雨が避けられる場所、夏場は雨がしのげる半日蔭で管理します。
庭植えの場合は、強い日差しが直接当たるような場所なら、遮光した方が安全です。

水遣り

自生地は岩場や海岸などで、乾燥気味の環境を好みます。

庭植えの場合は、ほぼ降雨のみで大丈夫です。
鉢植えの場合は、用土の表面が白く乾いたらたっぷりと。
冬場は乾燥気味に管理します。

肥料

多くの肥料を必要とする植物ではありません。
多肥な環境で育てると、草姿が乱れたり、根が傷んで枯れることがあるので注意して下さい。

庭植え、鉢植えともに、春の3月~5月頃に緩効性化成肥料を置き肥して下さい。
追肥はあまり必要ではありませんが、生育が悪いようなら秋にも液体肥料を施します。

植え付け、植え替え

適期は3月下旬~4月です。

植え付け

庭植えの場合は、用土に腐葉土を混ぜ込んで水はけの良い環境を作って下さい。
水はけの悪い土地の場合は、さらにパーライトを混ぜ込むと効果的です。

鉢植えの場合は、市販の山野草の培養土を使うか、赤玉土(小粒)6・腐葉土2・パーライト2などの配合土を使います。

植え替え

鉢植えの場合は、2~3年に一度、植え替えを行います。
一回り大きな鉢に植え替えるか、株分けを行って下さい。

庭植えの場合は、特に植え替えの必要はありません。

切り戻し

春以降に草姿が乱れたら、株元から10~15㎝位の高さで切り戻します。
秋になって株元に翌年の芽が出てきたら、古い茎を刈り込んで下さい。

増やし方(株分け、挿し木)

株分けと挿し木で増やすことが出来ます。

株分け

適期は適期は3月下旬~4月です。

掘り上げた株を手で分けて植え付けます。
株はあまり小さく分けず、手で分けられる範囲にとどめます。

挿し木

適期は5月~6月です。

伸びた茎の先端を5~7㎝程度の長さに切って挿し穂にします。
下葉を取り除き、水揚げを十分に行ってから挿し木用土に挿して下さい。
明るい日陰で管理しますが、水切れをすると発根しないので注意して下さい。
1~2ヶ月くらいで発根します。

病気、害虫

病害虫はあまり発生しませんが、蒸れると軟腐病が発生しやすいです。
アブラムシがつくことがあるので、見つけ次第駆除して下さい。

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