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アマリリスの育て方

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学名…Hippeastrum
科名…ヒガンバナ科
属名…アマリリス属(ヒッペアストルム属)
原産国…南アメリカ
花色…白、赤、ピンク、黄色、複色
草丈…30㎝~50㎝
日照…日なた(夏は半日蔭)
難易度…星星
USDA Hardiness Zone:8 to 10

アマリリスの特徴

アマリリス

アマリリスは、ブラジルやペルーを中心として南米に約70種が分布する多年草で球根植物です。
一般的に流通しているのは様々な野生種から品種改良された園芸品種です。
主にオランダのルードヴィッヒ社によって改良されたものが多く、大輪の花がとても見事です。

花期は5月~6月。
葉と同時期に、30~50㎝にもなる長く太い花茎を真っすぐに伸ばし、頂部にラッパ形の花を横向きに咲かせます。
花茎の中は空洞で、1本の花茎に2~6輪の花が咲きます。
花径は10~25㎝と大きく、鮮やかな花色と相まって、華やかで美しい植物です。
花色は白、赤、ピンク、黄色、複色。
一重咲きの他、八重咲き品種も流通しています。
ちなみに上の写真は、花径20㎝以上になる巨大輪の八重咲き品種 ‘ダンシングクイーン’ です。

▼アマリリスの花

アマリリス

葉は厚みがある扁平な形、または線形の根生葉です。

屋外での栽培では、春になると葉と同時に花茎が出て花を咲かせ、夏には葉を長く伸ばし、冬には枯れて春にまた芽吹く、というサイクルです。

品種によって耐寒性は異なりますが、全般的に寒さにはあまり強くありません。
暖地であれば戸外での冬越しが可能です。
暖地以外では防寒対策を施すか、球根を掘り上げて冬越しします。

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アマリリスの育て方

アマリリスの育て方

栽培環境

日当たりと風通しが良く、水はけが良い場所が適しています。
夏の直射日光で球根が傷むことがあるので、夏場は半日蔭になる場所が理想的です。

夏越し、冬越し

夏越し

鉢植えの場合は、半日蔭に移動して、午後からの強い直射日光が当たらない場所で管理します。
庭植えの場合は、西側に背の高い植物を植えるなどして、西日から守って下さい。

冬越し

アマリリスは寒さに弱い植物です。
気温が10℃を切ると成長が止まり、5℃を切ると球根が腐ってしまう事があり、凍ってしまうと完全に枯れてしまいます。
特に大輪の外来種は寒さに弱い事が多いです。

心配な場合は、球根を掘り上げて保管し、春に植え付けて下さい。
球根の掘り上げについては下記「球根の掘り上げ」を参照下さい。

球根を掘り上げない場合

暖地では腐葉土や盛り土などで霜よけをして冬越し可能です。
被せた腐葉土や土は、遅霜の心配がなくなる頃に取り除いて下さい。

鉢植えの場合は、気温が下がって葉が黄色くなったら水遣りを止め、冬場は乾燥させます。
そのまま5℃以下にならない場所か室内で管理して下さい。

球根の掘り上げ

気温が下がってきて葉が黄色くなり始めたら、球根を傷つけないように掘り上げて下さい。
土を取り除いて、2~3日ほど室内の日陰で乾かし、段ボールや木箱に入れておがくずやピートモスを詰めて5℃以下にならない場所で保管します。
保管した球根は4月ごろに植え付けて下さい。

水遣り

球根の植え付け時に水遣りをした後は、葉や蕾が伸び始める2週間程度は水遣りを控えて、乾燥気味に管理します。
その後は、鉢の表面が乾いたらたっぷりと水をやりますが、球根に水がかからないようにして下さい。
水がかかると球根が腐ることがあります。
秋に葉が黄色くなって枯れ始めたら、徐々に水遣りの回数を減らし冬は完全に乾燥させます。

庭植えの場合は、ほぼ降雨のみで大丈夫です。

肥料

庭植えの場合

元肥として用土に腐葉土か緩効性化成肥料を混ぜ込んで下さい。
花後の生育期には、カリ分が多めの液体肥料か固形肥料を施します。

鉢植えの場合

市販の草花用の培養土を用いるか、赤玉土5・腐葉土4・パーライト1の配合土を使います。
元肥として、緩効性化成肥料を少量混ぜ込んでおきます。
追肥は庭植えと同様です。

植え付け

庭植えの場合は、4月に遅霜の心配がなくなってから植え付けて下さい。

鉢植えの場合は、球根を入手したらすぐに植え付けます。
植え付けの深さは、球根の頭が1/3程度の浅植えに。
大輪系は6号鉢に1球。小中輪系は5号鉢に1球が目安です。
複数植える場合の株間は30㎝程度です。

花後の管理

花柄摘み

花が咲き終わったら、一輪ずつ花の付け根の部分で切り取ります。
花茎のすべての花が枯れたら、花茎を根元から切り取ります。

枯葉摘み

寒くなって葉が枯れたら、根元から切り取って下さい。
葉は翌年の花のための栄養を作っていますので、枯れたもの以外は取り除かないで下さい。

増やし方(分球)

分球で増やすことが出来ますが、アマリリスの球根はなかなか増えません。
大きく育って自然分球するまで気長に待って下さい。

球根を切り分けて土に挿すことで増やすことも出来ますが(鱗片ざし)、初心者には難しい方法です。

病気・害虫

赤斑病(せきはんびょう)

真夏を除く4月~10月に、葉や茎に不規則な赤茶色の斑点が発生します。
発生したら可哀想ですが、廃棄するしかありません。
風通しや水はけを良くすることで、ある程度、発生を予防できます。

ダニ類

ハダニやネダニなど。
見付け次第対処して下さい。

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