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リシマキア・ヌンムラリアの育て方

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学名…Lysimachia nummularia
別名…コバンコナスビ、ヨウシュコナスビ
科名…サクラソウ科
属名…オカトラノオ属(リシマキア属)
原産国…
花色…黄色
草丈…5~15㎝
日照…日なた~日陰
難易度…星
USDA Hardiness Zone:3 to 8

リシマキア・ヌンムラリアの特徴

リシマキア・ヌンムラリア

リシマキア・ヌンムラリアは、ヨーロッパを中心にコーカサス地方、トルコなどに分布するサクラソウ科オカトラノオ属(リシマキア属)の多年草です。
湿り気のある土壌を好み、ヨーロッパの低湿地や池などに自生しています。
現在では、アメリカに導入されたものが野生化し、北米東部の一部の地域で帰化植物として定着しています。

リシマキアの仲間は、北半球を中心に約193種が分布しており、日本にはオカトラノオなど15種が自生しています。
その中で花や葉の美しい幾つかの種が観賞用に栽培されており、リシマキア・ヌンムラリアもその一つになります。

リシマキア・ヌンムラリアは、小さな葉が愛らしいリーフプランツです。
葉は径1~2㎝程度の円形で、対生します。
茎は時々分枝しながら地面を這うように四方に広がって、草丈5~15㎝程度に成長します。
地面に接した茎の節から発根し、地面を覆いながら繁殖していくので、グランドカバーとしてよく利用されます。
基本種の葉色は緑葉ですが、明るい黄金葉の改良品種オーレア(L. nummularia 'Aurea')がよく流通しています。

▼リシマキア・ヌンムラリアの葉の様子

リシマキア・ヌンムラリア

リーフプランツとして高い観賞価値があるリシマキア・ヌンムラリアですが、初夏に花を咲かせます。
リシマキア・ヌンムラリアの花期は5月~6月。
花期になると、葉の付け根から短い花柄を伸ばし、花径2~3㎝程度の花を咲かせます。
花は5枚の花弁を持ったカップ状で、花弁は鮮やかな黄色をしています。
最盛期には株を覆うように花を咲かせます。

▼花を咲かせたリシマキア・ヌンムラリア

花を咲かせたリシマキア・ヌンムラリア

冬になると葉は茶色く変色したり枯れたりしますが、春になると再び美しい葉が伸びて来ます。
耐寒性は高く、根が凍らなければ春に再び芽吹きます。
耐暑性もありますが、夏の強い日差しが一日中当たるような場所では葉焼けを起こします。
適した環境で育てれば、放任でもよく育ち、よく増えます。

自生地が池にもある通り、水草としても育てることが出来ます。
地上では匍匐して成長しますが、水中では水面に向かって上に茎を伸ばします。

観賞用として栽培されているリシマキアの仲間には、立ち性のものと匍匐性のものがあります。
ヌンムラリア同様に匍匐性のものにはリシマキア・コンゲスティフロラがあり、立ち性のものには前述のオカトラノオの他、リシマキア・キリアータリシマキア・プンクタータあり、ます。

リシマキア・ヌンムラリアの主な品種

リシマキア・ヌンムラリア(Lysimachia nummularia)

リシマキア・ヌンムラリア

緑葉の品種です。
生育旺盛で花付きが良く、よく増えます。
花付きは日当たりに比例しますが、夏場の強い日差しで葉焼けします。

オーレア(L. nummularia 'Aurea')

リシマキア・ヌンムラリア オーレア

リシマキア・ヌンムラリアの改良品種で、明るいライムグリーンの葉が美しい品種です。
特に春の芽吹きの時期の新葉は目に鮮やかな黄色で、本当に美しい葉色です。
基本種に比べると花付きには劣り、花が咲いても明るい葉色のため目立ちません。
繁殖力もやや劣るようで、管理人宅では基本種と混植していましたが、いつの間にかオーレアが消えていました。

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リシマキア・ヌンムラリアの育て方

リシマキア・ヌンムラリアの育て方

栽培環境

水はけが良く、乾きすぎない場所が適しています。
自生地は低湿地や池で、湿った土壌を好みますが、ある程度の乾燥にも耐えます。

日当たりを好みますが、夏場の強い日差しで葉焼けを起こします。
半日蔭程度の日照でもよく花を咲かせるので、葉やけが気になる場合は、午前中のみ日の当たるような半日蔭の場所で育てて下さい。
花付きを気にしなければ、明るい日陰でも十分に育ち、美しい葉を茂らせます。 

冬越し、夏越し

冬越し

耐寒性は高く、特に対策の必要はありません。
根まで凍ってしまうような寒冷地の場合は、凍結対策を施して下さい。
根が生きていれば、春に再び芽吹きます。

夏越し

夏場の強い日差しで葉焼けを起こすので、鉢植えの場合は、夏になったら明るい日陰~半日蔭の場所に移動して下さい。

水やり

水を好みます。

庭植えの場合は、乾燥が続くようなら水やりをして下さい。
鉢植えの場合は、用土が乾き始めたらたっぷりと。 

肥料

それほど多くの肥料を必要とする植物ではありません。

庭植えの場合は、元肥として植え付けの際に、緩効性化成肥料を用土に混ぜ込んでおいて下さい。
追肥は、春と秋に緩効性化成肥料を株元にばら撒きます。

鉢植えの場合も同様です。

植え付け、植え替え

適期は3月~5月、9月下旬~10月です。

植え付け

庭植えの場合は、用土に腐葉土をたっぷりと混ぜ込んで水はけの良い環境を作っておきます。
さらに元肥として、緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使うか、赤玉土(小粒)6・腐葉土3・軽石1などの水はけの良い配合土に緩効性化成肥料を混ぜ込んで土を作ります。

植え替え

鉢植えの場合は、増えすぎて生育が悪くなるようなら植え替えを行います。
一回り大きな鉢に植え付けるか、株分けを行って下さい。

庭植えの場合も、株が混みすぎて生育が悪くなるようなら、株分けを兼ねて植え替えを行います。

増やし方(株分け、挿し芽)

株分けと挿し芽で増やすことが出来ます。

株分け

適期は植え替え時の3月~5月、9月下旬~10月です。
地面に触れている茎の節から発根しているので、切り分けて植え付けて下さい。

挿し芽

適期は5月~6月です。
茎を先端から10~15㎝程度の長さに切り取って挿し穂にします。
下の節の葉を取り除き、水揚げをしてから挿し木用土に挿して下さい。
明るい日陰で水を切らさないようにして発根を待ちます。

発根している部分を付けて挿し穂を作ると簡単です。

病気・害虫

病害虫の発生はほとんどありません。

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