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ペチコートスイセンの育て方

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学名…Narcissus bulbocodium
別名…原種スイセン、ナルキッスス・バルボコディウム
科名…ヒガンバナ科
属名…スイセン属(ナルキッスス属)
原産国…ヨーロッパ南西部
花色…黄、白
草丈…10㎝~20㎝
日照…生育期は日なた
難易度…星星
USDA Hardiness Zone:6 to 9

ペチコートスイセンの特徴

ペチコートスイセン 原種スイセン

ペチコートスイセンは、ヨーロッパ南西部に分布するヒガンバナ科スイセン属(ナルキッスス属)の多年草です。
ペチコートスイセンとして流通しているのは、主にナルキッスス・バルボコディウム種(Narcissus bulbocodium)と、同種の園芸品種、同種との交雑種などです。

バルボコディウム種の分布域は、ポルトガル、フランス、スペインにあり、主に地中海沿岸域を中心に牧草地や、森林の開けた場所などに自生しています。
愛らしい花を咲かせることから、世界で広く栽培されているスイセンの一種です。
原種、または原種に近い形で品種が流通しているので「原種スイセン」とも呼ばれています。

ペチコートスイセンの花期は1月~3月。
花期になると、葉の間から花茎を伸ばし、頂部に花径3㎝前後の花を一輪、横向きに咲かせます。
花は、外側で横に開いた6枚の花被片と、内側で漏斗状になっている副花冠から構成されています。
花被片は細い剣形で、副花冠は大きく前に突出します。

▼ペチコートスイセンの花の構造

ペチコートスイセンの花の構造

この副花冠の形がペチコートに似ていることが「ペチコートスイセン」の名前の由来となっています。

▼横から見たペチコートスイセン

ペチコートスイセン

花色は基本種の黄色の他、白。

▼白い花を咲かせるペチコートスイセン

ペチコートスイセン

葉は細い線状で7~23㎝程度に伸び、花茎は10~20㎝程度に成長します。
花を咲かせた後、夏は地上部を枯らせて休眠し、秋に再び芽吹きます。

一般的なスイセンに比べると耐寒性はやや劣りますが、強い凍結などが無ければそのまま戸外での冬越しが可能です。
数年間は植えっぱなしでもよく花を咲かせますが、繁殖力の高い他の植物と混植している場合はいつの間にか無くなっているということもあるので、注意が必要です。

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ペチコートスイセンの育て方

ペチコートスイセンの育て方

栽培環境

日なた~半日蔭の水はけの良い場所が適しています。
庭植えの場合は、夏の暑い時期に半日蔭になるような場所だと最適です。

冬越し、夏越し

冬越し

耐寒性は高く、特に対策の必要はありません。
凍結の心配がある場合は、花芽が傷んでしまうことがあるので、凍結の心配のない場所で育てて下さい。

夏越し

夏は地上部を枯らせて休眠しますが、夏の暑さがやや苦手な性質です。

暖地で庭植えにしていて心配な場合は球根を掘り上げて下さい。
葉が枯れてきたら掘り上げて、バーミキュライトなどに埋めて涼しい場所で植え付けまで保管します。

鉢植えの場合は、夏の間は涼しい場所に移動して下さい。
休眠期の間は水やりの必要はありません。

水やり

庭植えの場合は、ほぼ降雨のみで大丈夫です。

鉢植えの場合は、生育期の間は用土の表面が乾いたらたっぷりと。
生育期が冬季になるので、凍結に注意して下さい。

肥料

庭植えの場合は、元肥として植え付け時に少量の緩効性化成肥料を球根のやや下の辺りに入れておきます。
追肥は春先に緩効性化成肥料を置き肥して下さい。

鉢植えの場合は、元肥として緩効性化成肥料を球根のやや下の辺りに入れておきます。
追肥は春の生育期に液体肥料を月に2回程度施して下さい。

植え付け、植え替え

適期は9月中旬~10月です。

植え付け

庭植えの場合は、用土に腐葉土を混ぜ込んで水はけの良い環境を作っておきます。
植え付けの深さは5㎝程度、株間は3~5㎝程度です。
元肥として少量の緩効性化成肥料を球根よりやや下に施して下さい。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使うか、赤玉土(小粒)7・腐葉土3などの配合土を使います。
植え付けの深さは5㎝程度、8号鉢に3球程度が目安です。
用土を作った場合は、元肥を庭植え同様に施して下さい。

植え替え

鉢植え、庭植え共に株が混みあっているようなら、掘り上げて分球して下さい。

増やし方(分球)

分球で増やすことが出来ます。

分球

植え替え時に分球して植え付けて下さい。

病気・害虫

モザイク病

発病すると、葉に黄色い斑が入ります。
枯れることはありませんが、生育が悪くなります。
またモザイク病に感染した球根から出来た小球はモザイク病を発病します。
治ることはありませんので、廃棄して下さい。

白絹病

庭植えの場合に発生することがある病気です。

発生すると茎や地際部分に白いカビが生え、やがて地表に広がります。
梅雨時期から夏の間に発生しやすい病気で、発病すると治ることはありません。
株は廃棄し、土の消毒が必要です。

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