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スノードロップの育て方

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学名…Galanthus
和名…マツユキソウ
別名…ガランサス
科名…ヒガンバナ科
属名…マツユキソウ属(ガランサス属)
原産国…東ヨーロッパ
花色…白(緑の斑入り)
草丈…5㎝~25㎝
日照…日なた(晩秋~春)・半日陰(夏)
難易度…星星
USDA Hardiness Zone:3 to 7

スノードロップの特徴

スノードロップ(マツユキソウ)

スノードロップの仲間は、東ヨーロッパからコーカサス山脈にかけて約15種が分布するヒガンバナ科の球根植物です。
日本で最も多く流通しているのはガランサス・エルウェシー種(Galanthus elwesii)で、一般的にスノードロップというとこちらを指します。
また、流通量は圧倒的に少ないですが「マツユキソウ」の和名を持つ、ガランツス・ニヴァリス種(G. nivalis)もスノードロップとして販売されます。
両種ともによく似た花を咲かせますが、球根が大きく扱いやすいエルウェシー種の方が広く普及しています。
日本には明治初年頃に渡来しており、現在では早春を彩る花として定着しています。

スノードロップの花期は2月~3月。
花期になると、花茎を長く伸ばし、茎の頂部に白い花を一輪咲かせます。
花は花径2~5㎝程度で、大きく目立つ外側の3枚の花弁と(外花被)と、内側の小さな3枚の花弁(内花被)から形成されています。
内花被には特徴的な緑の斑が入ります。
斑の入り方には品種によって微妙な違いが見られます。
中心には6本の雄しべに囲まれた、1本の雌しべがあります。

▼下から見たスノードロップの花

スノードロップ

花は夜には閉じて蕾のような状態になり、日が差し始めると再び開花します。
園芸品種には大輪種や八重咲き品種もあります。

▼八重咲きのスノードロップ

スノードロップ

葉は幅のある線形で、長さ20㎝程度に伸びます。
株は花を咲かせて、草丈5~25㎝程度に成長します。

▼スノードロップの草姿

スノードロップ

初夏になると地上部は枯れて夏の間は休眠します。
夏の暑さがやや苦手な性質ですが、半日蔭になるような涼しい場所だと比較的容易に夏越しが可能です。

※似た名前の花にスノーフレークがありよく混同されますが、全く別の植物です。

スノードロップの主な品種

ガランサス・エルウェシー(Galanthus elwesii)

スノードロップ(マツユキソウ)

コーカサス地方に分布するスノードロップの仲間で、ジャイアント・スノードロップと呼ばれます。
その名の通り大型で、草丈20~25㎝程度に成長します。
内花被の先端と基部に緑の斑が入るのが特徴です。
球根が比較的大きく、ある程度の乾燥に耐えることが出来ます。

ガランツス・ニヴァリス(マツユキソウ:G. nivalis)

スノードロップ

ヨーロッパからウクライナ地方を中心に分布するスノードロップで、コモン・スノードロップと呼ばれます。
日本では前述のエルウェシー種がスノードロップとして流通しますが、海外ではスノードロップと言うと本種を指すのが一般的です。
北ヨーロッパでは、春を告げる花として定番の植物で、数多くの園芸品種が流通しています。
草丈5~15㎝程度に成長します。
内花被の先端に緑の斑が入りますが、基部には斑が入らないのがエルウェシーとの大きな違いです。

フロレ・プレノ(Galanthus nivalis ‘Flore Pleno’)

スノードロップ

ニヴァリス種の園芸品種で、しべが変化して八重咲きになっています。

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スノードロップの育て方

スノードロップ(マツユキソウ)の育て方

栽培環境

芽出しから花後までの間はよく陽の当たる場所が適しています。
夏の休眠中は日陰~半日蔭になる場所で涼しく夏越しをさせて下さい。
庭植えの場合は、夏の間に半日蔭、または日陰になるような落葉樹の下などの場所が適しています。

夏越し

夏の高温を嫌います。

庭植えの場合は、敷き藁などでマルチングをして地温の上昇を防ぎます。
鉢植えの場合は、葉が完全に枯れたら、風通しの良い日陰~半日蔭に移動して下さい。

スノードロップの球根は乾燥を嫌うので、基本的に掘り上げずに夏越しをさせます。
休眠中も完全に乾かさないように時々水やりをして下さい。

水遣り

庭植えの場合は、雨が降らず乾燥が長く続くようなら水やりをして下さい。

鉢植えの場合は、用土が乾いたらたっぷりと。
花後は徐々に水を減らしますが、休眠中も完全に乾かさないようにします。

肥料

庭植えの場合は、元肥として緩効性化成肥料を用土に混ぜ込んで下さい。
追肥は、花後の4月に緩効性化成肥料を置き肥するか、液体肥料を施します。

鉢植えの場合も同様に、花後の4月に緩効性化成肥料か液体肥料を施して下さい。

植え付け・植え替え

植え付け

適期は9月~10月です。

庭植えの場合は、用土に腐葉土を混ぜ込んで水はけの良い環境を作っておきます。
さらに元肥として、緩効性化成肥料を混ぜ込んで下さい。
株間は5㎝程度で、球根1個分の深さで植え付けます。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使うか、赤玉土(小粒)5・腐葉土3・パーライト2などの配合土に緩効性化成肥料を混ぜ込んで土を作ります。
4号鉢に5球程度が目安です。

植え替え

適期は8月下旬~9月上旬ですが、毎年植え替える必要はありません。
鉢がいっぱいになった時は、分球を兼ねて植え替えを行います。
庭植えの場合は放任で大丈夫ですが、株が込みすぎて生育に影響するようなら分球を兼ねて植え替えを行って下さい。

すぐに植え付けない場合は、おがくずなどに埋めて球根を乾燥から守ります。

花柄摘み

咲き終わった花は、花茎の付け根部分から切り取って下さい。

増やし方(分球)

分球で増やすことが出来ます。

分球

適期は8月下旬~9月上旬の休眠期です。
球根を掘り上げて、親球の下部にできた子球を外して植え付けます。
乾燥を嫌うので、分球したらすぐに植え付けて下さい。

病気・害虫

灰色かび病

春から初夏に稀に発生することがあります。
葉茎に斑点ができ、やがて灰色のカビが生えます。
風通しを良くし、株を清潔に保つことである程度予防することができます。

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