ハクモクレンの育て方

  • 学名…Magnolia denudata
  • 和名…ハクモクレン(白木蓮)
  • 別名…ハクレンゲ
  • 科名…モクレン科
  • 属名…モクレン属
  • 原産国…中国
  • 花色…白
  • 樹高…5m~15m
  • 日照…日なた
  • 難易度…星
  • USDA Hardiness Zone:6 to 9

ハクモクレンとは

ハクモクレン

ハクモクレンは、中国原産のモクレン科モクレン属の落葉高木です。
分布域は中国中南部~南東部に広がっており、標高120~600mの森林や雑木林の中に自生しています。

中国では少なくとも1000年以上前から庭木として栽培されており、日本を含む世界にも広く普及している花木です。



ハクモクレンの花期は3月~4月上旬。
花期になると、分枝した短い枝の頂部に、白色の花を上向きに咲かせます。
花は直径10~15㎝程度の大きさで、芳香を持ちます。
花は葉の展開前に開花します。

▼ハクモクレンの花

ハクモクンレン

花被片は9個で、全てが花弁状となっています。

ハクモクレンの花

雄しべは基部が赤紫色で葯が淡い黄色~淡紅色で、多数がらせん状に付きます。
雌しべは淡い緑色で多数がらせん状に付き、柱状に集まります。

▼ハクモクレンの雄しべと雌しべ

ハクモクレンの雄しべと雌しべ
ハクモクレンの雄しべと雌しべ

果実は長さ12~15㎝の円筒形で、秋になると赤紫色に熟します。
果実は熟すと割れ、種子が出てきます。


葉は互生し、長さ8~15㎝、幅6~10㎝の倒卵形で、先が短く尖ります。
葉柄は1~2.5㎝の長さです。

葉は花後に展開し、冬に落葉します。

▼ハクモクレンの葉の様子

ハクモクレンの葉

樹高5~15mに成長し、枝は横に大きく広がります。
樹皮は白灰色。

▼満開のハクモクレン

ハクモクレン

耐暑性、耐寒性に優れており、育てやすい花木です。
枝を張り大きく育つので、育てるには広いスペースが必要になります

ハクモクレンの近縁種

ハクモクレンが属するモクレン属の植物は、東南アジア、北アメリカ~中央アメリカを中心に約339種が分布しています。
観賞用として栽培されているモクレン属の植物には本種の他以下のようなものがあります。

ハクモクレンの育て方

ハクモクレンの育て方

栽培環境

日当たりが良く、水はけの良い場所が適しています。
樹高5~15mに育ち、枝を大きく横に張り出します。

栽培には広いスペースが必要です。

冬越し

耐寒性は高く、特に対策の必要はありません。

水やり

植え付け後、根付くまでは乾燥に注意して水やりをして下さい。
根付けば、ほぼ降雨のみで大丈夫です。

肥料

寒肥として1月~2月に、骨粉入りの油粕を株の周辺に施します。

植え付け

適期は落葉期の11月~2月です。

植え場所の用土に腐葉土や完熟堆肥をたっぷりと混ぜ込んでおきます。
根鉢の2~3倍の植穴を掘り、深植えにならないように植え付けます。
植え付け後はしっかりと水やりをし、棒などで突いて土を馴染ませて下さい。

必要であれば支柱を立てます。

剪定

適期は落葉期の1月~2月です。

自然樹形の美しい木なので、剪定はあまり必要ありません。
樹形を乱す不要な枝や、伸びすぎた枝を切る程度に留めます。

ハクモクレンの花は短い枝の頂部に付くので、花が少なくなりすぎないように剪定を行って下さい。

増やし方

種まきで増やすことが出来ます。

種の採取

秋になって果実が熟すと、朱色の種が鞘にぶらさがります。
一部の種が裂け始めたら、裂ける前の果実を採取し、陰干しします。
数日で鞘が裂けてくるので、種を採取して下さい。
果実を取り出し、果肉を取り除いて水洗いし、乾かさないように注意してすぐに蒔きます。

種まき

種は赤玉土(小粒)を入れた鉢にまきます。
覆土は軽く種が隠れる程度で、水を切らさないように管理します。
春になって発芽したら、本葉が2~3枚程度になった頃から生長と共に徐々に鉢を大きくしていって下さい。

病気・害虫

カミキリムシ

株元におがくずのようなものが落ちていたら幹の中にカミキリムシの幼虫が潜んでいます。
放っておくと樹が弱ったり枯れてしまったりするので、早目に駆除して下さい。
幹に開いている穴から薬剤を注入するか、針金などを突っ込んで補殺します。
駆除後は新しいおがくずの発生が無いか、注意しておきます。

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