アオキの育て方

学名…Aucuba japonica
和名…アオキ(青木)
別名…アオキバ
科名…アオキ科
属名…アオキ属
原産国…日本、朝鮮半島、中国
花色…赤紫(主に葉を鑑賞)
樹高…1m~3m
日照…半日陰~日陰
難易度…星
USDA Hardiness Zone:7 to 9

アオキとは

アオキ

アオキは、日本、朝鮮半島、中国に分布するアオキ科アオキ属の常緑低木です。
日本では北海道南部から沖縄に分布しており、照葉樹林内に多く見られる他、雑木林や植林地などでも自生が見られます。
常緑性で丈夫な性質を持ち、日陰でも育つことから、世界で広く栽培されている日本の樹木の一つです。

アオキは光沢のある美しい葉を持ちます。
葉は対生し、長さ8~20㎝、幅5~12㎝の卵状長楕円形です。
葉は厚く革質で、上半分の縁には2~6対の荒い鋸歯があります。

▼アオキの葉の様子

アオキ

基本種の葉色は深緑色ですが、葉に様々な斑が入る斑入り品種が数多く作出され、流通しています。

▼斑入り品種の葉

アオキ(斑入り)

枝は上部でよく分枝し、樹高1~3m程度に成長します。
樹皮は灰褐色ですが、新梢は発生してから数年間緑色を保ちます。
この性質が「アオキ(青木)」の名前の由来となっています。

▼大きく育ったアオキ

アオキ

アオキは雌雄異株の樹木です。
花期は3月~5月で、前年枝の枝先に花序を出し、小さな花を多数咲かせます。
花は径1㎝程度の大きさで、赤紫色をしています。

▼アオキの花序の様子

アオキの花

花は4枚の花弁を持ち、雄花には4個の雄しべ、雌花には1個の雌しべが付いています。

▼アオキの雄花

アオキの雄花

▼アオキの雌花

アオキの雌花

雌花が受粉すると長楕円形の果実が実り、冬になると赤く熟します。
果実が付いている期間が長いため、しばしば花と果実が一緒に付いている様子が見られます。
赤い果実は愛らしいのですが、葉の影に隠れがちです。

▼赤く熟したアオキの果実

アオキの果実

▼たくさんの果実を実らせたアオキ

アオキの果実

耐寒性に優れ丈夫な性質で、病害虫の発生もほとんどありません。
耐陰性があるため、日陰の庭でも育てることができます。
明るい印象の斑入り品種が数多くあるので、カラーリーフとしての利用価値の高い樹木です。

アオキの主な品種

斑入り品種が多数あり、学名の記載がないものも多々あります。

斑入り品種

星のような細かい斑が不規則に葉に入る星斑、さらに細かい斑が入る散り斑などがあります。
スターダスト、星宿り、ゴールドストライクなどの品種が流通します。

斑入りアオキ

斑入りアオキ

斑入りアオキ

アオキ・ピクチュラータ(Aucuba japonica ‘Picturata’)

アオキ・ピクチュラータ

葉の中心に中斑が入る品種です。

他にも葉の縁に入る覆輪が美しいサルフレア・マルギナータ(‘Sulphurea Marginata’)などの品種があります。

アオキの育て方

アオキの育て方

栽培環境

半日陰~日陰の環境が適しています。
自生種は照葉樹林内に多く見られます。
木漏れ日が差し込むような場所だと最適です。

日向でも育てることが出来ますが、強い日差しで葉焼けを起こします。
特に斑入り品種は葉焼けしやすいので注意して下さい。

冬越し、夏越し

耐寒性、耐暑性に優れており、特に対策の必要はありません。

水やり

やや湿り気のある場所を好み、強い乾燥は苦手な性質です。

庭植えの場合は、根付くまでは乾燥に注意します。
その後は雨が降らず、乾燥するようなら水やりをして下さい。

鉢植えの場合は、用土の表面が乾いたらたっぷりと。

肥料

あまり多くの肥料を必要とする植物ではありません。

庭植え、鉢植え共に、2月~3月頃、化成肥料、または固形の油かすや骨粉を株元に施します。

植え付け、植え替え

気温があればいつでも可能です。
※真夏は避けて下さい。

植え付け

庭植えの場合は、根鉢の2~3倍の植え穴を掘り、用土に腐葉土を混ぜ込んでおきます。
植え付け後はしっかりと水やりをして、根と土を馴染ませます。
必要であれば支柱を立てて下さい。

鉢植えの場合は、赤玉土7・腐葉土3などの一般的な配合土を使います。

植え替え

鉢植えの場合は、2~3年に一度、植え替えを行って下さい。
根鉢を軽く崩し、一回り大きな鉢に新しい用土で植え付けます。

剪定

必ずしも剪定が必要というわけではありません。
大きくなりすぎた場合や、不要な枝がある場合に剪定を行います。

剪定の適期は5月~6月です。
不要な枝や伸びすぎた枝を、節の上で切り取って下さい。

増やし方

挿し木、取り木、種まきで増やすことが出来ます。

挿し木

適期は梅雨時期の6月~7月上旬です。

枝を2~3節の長さに切り取って、挿し穂にします。
下の節の葉は取り除き、残った葉は1/2程度の大きさにカットします。
水揚げをしてから、挿し木用土に挿して下さい。
明るい日陰で水を切らさないように管理して発根を待ちます。

取り木

適期は6月~7月上旬です。

枝の樹皮を3㎝程度剥ぎ取ります。
上下にナイフなどで切り込みを入れ、樹皮を取り除きます。
湿らせた水苔を剥ぎ取った部分に巻き付け、ビニールなどで覆い、紐で固定します。

水苔が乾燥しないよう管理して、発根を待ちます。
2ヶ月程度経つと、多数の根が確認できるので、切り離して植え付けます。

種まき

前年に実った種が春には完熟しているので、果実ごと採取します。
採取した果実は果肉を取り除き、水洗いして下さい。
種は乾くと発芽しにくくなるので、すぐに撒きます。

種は鉢などに一粒ずつ撒き、種の2倍程度の覆土をします。
乾かさないように管理して発芽を待って下さい。
※発芽は秋になります。

病気・害虫

まれにカイガラムシが発生することがあります。
発生した場合は、早めに駆除します。

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