ウスベニアオイとゼニアオイは非常によく似た草姿をしています。 どちらもヨーロッパ西部から北アフリカを原産とする、アオイ科ゼニアオイ属(マロウ属)の多年草です。 草姿が酷似しているのは当然で、ゼニアオイはウスベイアオイの変種(または園芸種)です。 ゼニアオイと言えば江戸時代に渡来して、本州以南の地域で野生化している帰化植物です。 多くは市街地に自生しており、道端で見かけるマロウの花は、多くの場合ゼニアオイです。 しかしながら、ウスベニアオイも野生化しているのが各地で確認されており、道端に生えているからと言っ ...